2005年03月18日
You Are the Music...We're Just the Band/TRAPEZE (トラピーズ - グレン・ヒューズ)
![]() | You Are the Music We're Just the Band Trapeze |
元DEEP PURPLE(ディープ・パープル)のGlenn Hughes(Vo,B.グレン・ヒューズ)がDEEP PURPLE参加以前に在籍したTRAPEZE(トラピーズ)の3枚目(1972年発表)のアルバム。ファンキーなハードロック"You Are the Music"、名作バラード"Coast to Coast"等を収録。
1.Keepin' Time
2.Coast to Coast
3.What Is a Woman's Role
4.Way Back to the Bone
5.Feelin' So Much Better Now
6.Will Our Love End
7.Loser
8.You Are the Music
Glenn Hughes :Vocal,Bass (グレン・ヒューズ)
Mel Galley :Guitar (メル・ギャレー)
Dave Holland :Dramus (デイブ・ホーランド)
TRAPEZE(トラピーズ)はファンク、ソウル、ブルース、そしてハード・ロックと多彩な音楽性を持ったバンドです。DEEP PURPLE(ディープ・パープル)に参加したことによりGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)ばかりがピックアップされることが多いのですが、決してGlenn Hughesのワンマン・バンドではなくMel Galley(G.メル・ギャレー、TRAPEZE解散後WHITESNAKE/ホワイトスネイクにも一時期参加)、Dave Holland(Dr.デイブ・ホーランド、後にJUDAS PRIEST/ジューダス・プリーストに参加)の3人で作り上げた音楽です。基本的にはファンクとハード・ロックの融合を目指したバンドで、そういう意味ではひとつの段階に達成したとも言えるアルバムかもしれません。Glenn Hughes脱退後、よりファンク色を強めた音楽を目指し、Mel Galleyがヴォーカルを兼任したり、Peter Goalby(Vo.ピーター・ゴールビー、TRAPEZE解散後URIAH HEEP/ユーライア・ヒープに参加)を加えて活動を続けますが、やはりGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)のヴォーカルがあってはじめて成り立つ音楽性だったのか、結局は大きなセールス、評価を得ることなく解散しています。しかし、よほどバンドの方向性に未練があったのか、JUDAS PRIESTで成功を収めていたDave Holland以外の2人、Mel GalleyとGlenn Hughes(その頃には既にDEEP PURPLEも解散)は幾度となくTRAPEZEの再結成を模索しています。
*1992年にGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)、Mel Galley(G.メル・ギャレー>、そしてDave Holland(デイブ・ホーランド)のオリジナル・メンバーに。Jeff Downes(Key.ジェフ・ダウンズ、ASIA/エイジア、BUGGLES/バグルス、他)を加えてライブ・アルバムを発表しています。
Glenn Hughes(グレン・ヒューズ)のDEEP PURPLE(ディープ・パープル)への参加はあくまでもRoger Glover(b.ロジャー・グローバー)の後任と言うことであり、David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァデール)とヴォーカル・パートを分け合っていたりしてはいますが、当然ヴォーカリストとしての出番は以前より減り、またGlenn Hughesのヴォーカル・スタイル、嗜好という意味でもRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)と噛み合わず、かなり本来の歌い方を抑えているようにも見受けられます。(それでも十分パワフルでソウルフルですけど)
Ritchie Blackmore脱退後、Tommy Bolin(G.トミー・ボーリン)が参加した『Come Taste The Band』で初めてGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)の本領発揮したDEEP PURPLEでのヴォーカルが聞けますが、Glenn Hughes、Tommy Bolin、そしてDavid Coverdale(デイヴィッド・カヴァデール)が主導権を握ったこのアルバムは、既に一般的なDEEP PURPLEのイメージからはかけ離れたものになっており、DEEP PURPLEファンからは賛否両論のアルバムとなっています。DEEP PURPLEの名前の下ではこれ以上自分のしたいことが出来ないとGlenn Hughes等3人が判断を下したのか、元々からDEEP PURPLEの活動と並行してソロ活動をする、というのがDEEP PURPLE参加の条件だったTommy Bolinのソロ志向、David Coverdaleの脱退、など要因などからDEEP PURPLEは正式に解散し、Glenn Hughesもソロ活動、Tommy Bolinとのプロジェクト(Tommy Bolinが1976年に死亡したため実現していない)、TRAPEZE(トラピーズ)の再結成(1992年に実現)、ソロでの活動、などの道を模索することになります。ひょっとしたら3人とも「DEEP PURPLEで名前も売れたし、そろそろ本来の好きなことがしたい」という事だったのかも知れません。
(1982年にGlenn Hughes(Vo,Bグレン・ヒューズ)とPat Thrall(G.パット・スロール)が結成したプロジェクト"HUGHES/THRALL(ヒューズ/スロール)"のアルバム『HUGHES/THRALL』は80年代ロックの名盤です。)
*Mel Galley(G.メル・ギャレー)在籍中のWHITESNAKE(ホワイトスネイク)の映像をビデオで(海賊盤だったかな?)見たことがありますが、このビデオでは、だんだんとギターソロが崩壊して行く、という見事?なプレイを見せてくれています。スタジオ盤では(基本的にはブルーススケール主体ながら)結構面白いことをやってるんですが、ライブ、アドリブは弱かったのかもしれません。TRAPEZE(トラピーズ)のライブ・アルバム等でもスタジオ盤以上の良いプレイはなかったように思います。(録音が悪いせいもあるかもしれません。)
関連記事 - Hughes Thrall/HUGHES THRALL
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comments
Trapezeは殆んど聴いた事ないんですよね〜。パープルファミリーには結構疎いもので・・・。グレン絡みのアルバムでは、Hughes/Trallが一番好きですかね。数年前にリリースされた、トミー加入直後のリハーサルを収めたアルバム“Days May Come And Days May Go”は面白かったですね。
>BoosterManiaさん
どちらかというとTRAPEZEは一般的なパープルのイメージが好きな人には向かないと思います。ただ、パープル・ファンからの評価が低いヒューズ、カヴァデール、ボーリンが主導権を握った「カム・テイスト・ザ・バンド」が好きな人なら入りやすいかもしれません。
Hughes/Thrallは良かったですよね。もっと売れても良さそうだったのに...。CD化はされてるのかなぁ。あ、そうそう、あのアルバムが好きだったらTRAPEZEも気に入るかもしれませんよ。「Coast to Coast」なんかも元々はTRAPEZE時代の曲ですし。この後はヒューズはパープルに行きますし、まだ方向性は見えてるんだけど未完成、という部分も多いですけどね。個人的にはTRAPEZEから(Purpleを飛び越えて)Hughes/Thrall(売れ線も狙いつつ音楽的にも成熟)という流れが有るような気がします。
TrapezeやHughes/Thrallは、まだROCKを聴き始めたばかりの頃、クラスの男の子に聴かせてもらいました。
ファンキーだけど、ハードロックをベースにしているので、聴きやすかったですね。そのせいなのか、クラシック系ロックより
ファンク系ロックのほうがカッコイイとずっと思っていました(笑)
今は全然そんなことないです。
何でもOKです。年の功なのかな?
>akkoさん
>何でもOKです。年の功なのかな?
私も若い頃に較べるとだんだんと守備範囲が広くなってきました。
>ファンク系ロックのほうがカッコイイ
私は中高生の頃はファンク系ロックは馴染めなかったんですよ。どちらかというとakkoさんが言われるところの"クラシック系ロック”ばかりでしたね。
実はジミヘンの良さが分かる様になったころから、ファンク系もだんだんと聴けるようになってきた、という感じです。ちょっと時代は違いますが、フィッシュボーンなんかはかなり好きでした。
また、コメント、TB、宜しくお願いしますね。
TBありがとうございます。グレン・ヒューズ大好きなんで、もちろん「You Are the〜」は持っています。今聴くと古臭いけど、ソウルフルでブルージーで、いいアルバムですよね。
あとグレン・ヒューズで好きなアルバムは「Burning Japan Live」です。Trapeze、Purple、Thrall、その後のソロ時代の集大成ライヴといった感じで好きです。
また遊びに来ますね。
うわぁ、トラピーズだ。ブログでトラピーズの記事を書かれてるのを初めて見ました。僕もグレン・ヒューズは大ファンなんですよ。元々はディープ・パープルで初めてグレンヒューズを聞いて、あのファンキーなヴォーカルを一目(一聴?)で気に入ってしまったんですよ。第4期ディープ・パープルは当時人気が無かったので少数派でしたが、「カム・テイスト・ザ・バンド」も好きなアルバムでした。
トラピーズのレコードはディープ・パープルが解散してしばらくしてから中古レコード店で手に入れました。これが決定打でしたね。
でもグレン・ヒューズは1枚ソロ・アルバムを出してから何年も音沙汰が無かったんですよね。忘れた頃に出たのがパット・スロールとの「ヒューズ・スロール」でした。長年待った割にはファンク・ロック色が薄くて残念でしたが、あれはあれで80年代ロックの香が漂う名盤でしたね。未だに愛聴版です。
ディープ・パープル時代からのグレン・ヒューズのファンです。もちろんトラピーズのファンキーなロックも好きです。
グレン・ヒューズとトミー・ボーリンとのバンドも見てみたかったですね。ギタリストと組んだアルバムといえばパット・スロールとの「ヒューズ/スロール」も良かったですけど、ボーリンとアルバムを作っていたら、どんな名盤が生まれていたか.....。
このアルバムは僕も30年近く愛聴しているアルバムです。またこんなアルバムを作ってくれないかな。
パット・スロールとアルバムを作っているというような話も聞いたので、そちらも楽しみです。