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2005年07月13日

Wired/JEFF BECK (ジェフ・ベック)

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Jeff Beck


 Jeff Beck(ジェフ・ベック)が前作『Blow by Blow』(1975年)に続いて、1976年に発表したギター・インストゥルメンタル・アルバムの2作目。バラエティ豊かな前作に比べると、よりジャズ、フュージョンよりのスタイルに絞り込まれています。
 バンド・メンバーが一体となってソリッドな演奏を聴かせる"Led Boots"、Jan Hammer(ヤン・ハマー)作曲でJeff Beckの代表曲の一つにもなった"Blue Wind"、Charles Mingus(チャーリー・ミンガス)のカヴァー"Goodbye Pork Pie Hat"他収録。


1.Led Boots
2.Come Dancing
3.Goodbye Pork Pie Hat
4.Head For Backstage Pass
5.Blue Wind
6.Sophie
7.Play With Me
8.Love Is Green

Jeff Beck :G (ジェフ・ベック)
Wibur Bascomb :B (ウィルバー・バスコム)
Jan Hammer :Key (ヤン・ハマー)
Max Middleton :Key (マックス・ミドルトン)
Narada Michael Walden :Dr,Key (ナダラ・マイケル・ウォルデン)
Ed Green :Dr (エド・グリーン)
Richard Bailey :Dr (リチャード・ベイリー)

 プロデュースはGeorge Martin(ジョージ・マーティン)とJan Hammer(Key.ヤン・ハマー)。
 レコーディングには、当時Jeff Beck(ジェフ・ベック)がいかにJohn McLaughlin(ジョン・マクラフリン)に傾倒していたかが伺える人選で、John McLaughlin率いるTHE MAHAVISHNU ORCHESTRA(マハヴィシュヌ・オーケストラ)の元メンバーNarada Michael Walden(Dr.ナダラ・マイケル・ウォルデン)、このアルバム以降Jeff Beckの楽曲、サウンドに多大な貢献をすることになるJan Hammer等が参加。高度なテクニックを持ったミュージシャン達が作り上げた音の空間の中を、Jeff Beckのワイルドでダイナミックなギターが駆けめぐります。
 これだけのメンバーの中に入ると「ロック・ギタリスト」Jeff Beckの他のメンバーとのスピード感の違い、タイミングのズレなどを感じさせるところもありますが、このアルバムでは却ってジャズ、フュージョン系の緻密なバッキングに対してロックのテイストをより強調させる音になっており、好結果を生んでいます。(勿論、Jeff Beckの音色、フレーズの選び方などのセンスによるところも大きい)

 同じYARDBIRDS(ヤードバーズ)出身のギタリストとしてJeff Beck(ジェフ・ベック)と比較されることの多かったEric Clapton(G.エリック・クラプトン)、Jimmy Page(G.ジミー・ペイジ/LED ZEPPELIN/レッド・ツェッペリン)に比べるとJeff Beckには作曲能力、プロデュース力は皆無に等しく「ギターを弾く」ことのみに突出した才能を持っています。「天は二物を与えず」などと言いますが、二物どころか三物も四物も与えられたかの様なEric Clapton、Jimmy Pageに対してJeff Beckも同様に大きな才能を与えられたが、その全てが「ギターを弾く」ことのみに集中して注ぎ込まれ、誰にもマネの出来ない、まるでギターと一体になったかのような素晴らしいギター・プレイを聴かせてくれる、というのがJeff Beckというギタリストなのではないでしょうか。
 又、歌を歌えない反面、ギター・テクニック、目まぐるしく変えられるギター・トーン、多用されるエフェクターなどによってベックの指から繰り出される音は、ギターを自分の声に置き換えて、歌うようにギターで伝えたい、というJeff Beckの意思の表れでもあり、実際に一流ヴォーカリスト並、時にはそれ以上の表現力を持っていると思います。

関連記事 - Jeff Beck 記事一覧

[JEFF BECK DISCOGRAPHY (solo)]
Blow by Blow 1975
Wired 1976
Jeff Beck with the Jan Hammer Group Live 1977
There And Back 1980
Flash 1985
Jeff Beck's Guitar Shop With Terry Bozzio And Tony Hymas 1989
Who Else ! 1999
You Had It Coming 2000
Jeff 2003
Live at BB King Blues Club 2003


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trackbacks

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comments

またまたベック大好き!
僕はゼア・アンド・バック大好き!です。
この後から少し雰囲気が変わってきちゃって(指弾きにもなったし)
すこし残念な気もしますが・・・


お邪魔致します。
Blogを始めるまで、JEFF BECKを聴いた事がなかった紅ですが、たくさんのBECK賛歌を読むうちに、聴いて、ハマって、大好きになってしまいました。この三枚も、最近お買い求めたばかりだったので、勉強になりました。

ロックのバイブル


ワイヤードは、エレキ・ギターを始めるきっかけになったアルバムです。やっぱり、ストラトキャスターですよね。
下手な、コピーでしたがそれなりに頑張ってました。

いよっ! 旅がらす


自分はワイアードかマックスミドルトンと一緒にやってた頃が好きです。
アルバムごとに性格が変わるのも彼らしいかもしれませんね。
ギタ〜を抱いた渡り鳥〜♪ 爆


Led Boots格好いいっす!
着メロにしてます。


こんばんは。『ライヴ・ワイヤー』を聴いています。

私の感覚だと「フリーウェイ・ジャム」とか「スキャッターブレイン」みたいな曲は好きみたいです。このあたりの曲にはスペーシーな雰囲気もあって、ゴングなどの演奏に似たものを感じます。

残念ながら前後のアルバム『ワイヤード』や『ゼア・アンド・バック』は持っていません。ただ、サイモン・フィリップス、モ・フォスター、トニー・ハイマス・・・というと、ついついレイ・ラッセルのソロアルバム『Ready Or Not』('77)を思い浮かべてしまいます(URLにリンクしました)。ジャケットの写真も結構ベックを意識したような格好をしていて興味深いです(笑)。



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