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2005年09月06日

Who Do We Think We Are/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B00006BTANWho Do We Think We Are
Deep Purple


【日本盤】 紫の肖像 ディープ・パープル

 第2期DEEP PURPLEディープ・パープル)が最高傑作『Live In Japanライブ・イン・ジャパン)』を発表した翌年の1973年に発表したスタジオ録音盤『Who Do We Think We Are』。「私たちは自分たちを何者だと思っているのか」という内省的なタイトルが表わすようにDEEP PURPLEの分裂前の混乱を感じ取ることが出来るアルバムです。このアルバム発表後の来日公演の最終日、大阪厚生年金会館でのライヴでIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)は「ジ・エンド、グッドバイ」という言葉を残しステージを降り、その後Roger Glover(B.ロジャー・グローヴァー)と共にDEEP PURPLEを脱退することになります。


1.Woman From Tokyo
2.Mary Long
3.Super Trouper
4.Smooth Dancer
5.Rat Bat Blue
6.Place in Line
7.Our Lady

8.Woman From Tokyo - ('99 remix, bonus track)
9.Woman From Tokyo - (bonus track, alternate take)
10.Painted Horse - (bonus track, studio outtake)
11.Our Lady - ('99 remix, bonus track)
12.Rat Bat Blue - (bonus track, writing session)
13.Rat Bat Blue - ('99 remix, bonus track)
14.First Day Jam - (bonus track, instrumental)

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
Ian Gillan :Vo (イアン・ギラン)
Roger Glover :B (ロジャー・グローヴァー)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 各楽曲の仕上がりが中途半端で散漫な印象の強いアルバムですが、Jon Lord(Key.ジョン・ロード)、Ian Paice(Dr.イアン・ペイス)がバンドをしっかりと牽引し、特にそのサウンドの中で圧倒的な歌声を聴かせるIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)の歌唱力は見事の一言。この時期Ian Gillanと対立してDEEP PURPLE(ディープ・パープル)への意欲を無くし、このアルバムでは影の薄いRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)の不在ともいえる状況をIan Gillanのヴォーカルがカヴァーしています。また、Ritchie Blackmoreがバンドへの関わり方が薄くなってしまった分、他のメンバーの趣向が強く出ており、リッチー・ブラックモア主導では出てこなかったのではないか、というような部分も多々聴くことができ、ある意味Ritchie Blackmore主導で作り上げたDEEP PURPLEのスタイルをあたかも自ら壊そうとしているのではないかとまで思えます。
*DEEP PURPLEへの興味を失いかけたRitchie BlackmoreはPhilip Lynott(Vo.フィル・ライノット/THIN LIZZY/シン・リジー)と新バンド結成のためのセッションまで行っています。

 本来であれば、このアルバムでも意欲的にバンドを引っ張ったIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)ではなく、新バンド結成への動きを見せていたRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)が脱退してもおかしくはないのですが、結局DEEP PIURPLEを脱退したのはIan Gillan。この脱退劇の中でどのような動き、思惑があったのかは分かりませんが、良くも悪くも"Ritchie Blackmore=DEEP PURPLE"というファンからのRitchie Blackmoreへの熱狂的な支持はかなり大きかったのではないでしょうか。
 しかし、『Live In Japan』(ライヴ・イン・ジャパン、1973年)で聴くことが出来るような素晴らしい演奏を各地で繰り広げたDEEP PURPLEが、それから僅か1年後にバンド・メンバーの脱退という状況に陥るというのは、如何にバンドの鮮度を維持するのが難しいか、ということを十分に感じさせられるところではあります。

B00004SWDUThe Very Best of Deep Purple
Deep Purple
Rhino 2000-05-09

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comments

こんばんは


ウーマン・フロム・トーキョーとか好きな曲は有りますが、ちょっと地味なアルバムですね。第2期ディープ・パープルのアルバムの中では、ついつい忘れてしまいそうになる時が......。(^^;
リッチー・ブラックモアがフィル・リノットとセッションしてたのは知りませんでした。どこかに音源が残ってないのかなぁ。聞いてみたいですね。

  • jirokichi
  • 2005年09月07日 01:32


僕もディープ・パープルの曲の中で「ウーマン・フロム・トーキョー」はキャッチーで好きです。ただ、このアルバムはあまり通して聴くことが少ないですね。(笑)
前が「ライブ・イン・ジャパン」、でこの後が第3期ディープ・パープルの「バーン」ですから、どうしてもこのアルバムは影が薄いですね。確かディープ・パープルのCDの中で購入したのはこのアルバムが最後の最後でした。(第1期ディープ・パープルは除く)

  • takuya
  • 2005年09月07日 11:34

リッチー


リッチー・ブラックモアって我侭なんでしょうねぇ。(笑)
ディープ・パープルは自分だけのバンドじゃなかったからこの程度だけど、自分のバンド(レインボウ)になってからは好き放題してますものね。

  • SHIMA
  • 2005年09月07日 11:40

忘れられがちなアルバムですね。


このアルバムはディープ・パープルのアルバムの中では特に忘れられがちなアルバムですね。でも、僕は意外と好きなアルバムなんですよ。記事に書かれているようにリッチー・ブラックモア以外のメンバーが頑張ってるのが良く分かるし。
当時ディープ・パープルに求められていたのはリッチー主導の音だったので、人気がないのも仕方がないですね。

  • TOM
  • 2005年09月07日 14:57


少数派だと思いますが、第二期ディープ・パープルでは一番好きなアルバムです。いろいろなタイプの曲が入ってて聴きやすいし、良い作品だと思うんだけどなぁ。ディープ・パープルの作品の中では、未だに一番よく聞いているアルバムです。

  • MASH
  • 2005年09月10日 14:30


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