March 20, 2007
The Song Remains The Same: Soundtrack From The Led Zeppelin Film/LED ZEPPELIN (レッド・ツェッペリン)
![]() | The Song Remains The Same: Soundtrack From The Led Zeppelin Film Led Zeppelin WEA International 1990-10-25 |
[試聴]iTunes Music Store "Led Zeppelin"
1973年の全米ツアーのライブを撮影した劇場用映画『The Song Remains the Same』(狂熱のライヴ・1976年公開)のサウンドトラックとしてLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)活動中に唯一発表された公式ライブ・アルバム。しかし、サウンドトラックと言っても映画とは収録曲や曲順、そして別テイクの収録といった差異があり、単純に映画の音源を収録したというよりはライブ音源を利用してJimmy Page(ジミー・ペイジ)が新たに1つの作品として製作したアルバムといったほうが正しいかもしれません。
1973年7月27日、28日、29日にMadison Square Garden(マディソン・スクェア・ガーデン)で行われたコンサートの各テイクを編集して収録されています。
1. Rock 'n' roll
2. Celebration day
3. Song remains the same
4. Rain song
5. Dazed and confused
6. No quarter
7. Stairway to Heaven
8. Moby Dick
9. Whole lotta love
Jimmy Page: guitar (ジミー・ペイジ)
Robert Plant: vocals (ロバート・プラント)
John Paul Jones: bass (ジョン・ポール・ジョーンズ)
John 'Bonzo' Bonham: drums (ジョン・ボーナム)
発表当時は唯一の公式ライブという貴重な存在で、LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)のライヴを聴きたい時の選択肢は(公式には)本作しかありませんでした。2003年に『The Song Remains The Same: Soundtrack From The Led Zeppelin Film/永遠の詩(狂熱のライヴ)』以上にハイ・テンションで高い演奏レベル、そしてなんと言ってもRobert Plant(Vo.ロバート・プラント)の全盛期のヴォーカルを聴く事が出来る1972年のライブを収録した『How the West Was Won(伝説のライヴ)』(2003年)が発表された現在となっては本作の存在価値も薄れてしまっていますが、『How the West Was Won』を収録した1972年以降に発売された、メロトロンの導入でプログレッシブ・ロック色が強く、John Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ)のバンド内での活躍が目立つアルバム『Houses Of The Holy(聖なる館)』(1973年)収録曲のライブ・ヴァージョンを聴く事が出来ること。名曲"Stairway to Heaven"(天国への階段)の出来も良く、ライヴ・ヴァージョンの決定版ともいえる内容を持っていることなどから、決して疎かには出来ないアルバムです。
全体的に本作でのLED ZEPPELINの演奏は可も不可もなし、LED ZEPPELINのライヴとしては平凡なものと言わざるを得ませんが、下手な海賊盤に手を出すよりはきちんと編集を施された公式盤ということで音質的にも内容的にも無難。
現在(2007年)LED ZEPPELINの公式ライブ音源は、1969年と1971年にイギリスBBCのラジオ放映用に収録された、初期ツェッペリンのブルーズ色が色濃く残る時期の『BBC Sessions』(1997年発表)、ロック・バンドとして絶頂期を迎えた時期の1972年『How the West Was Won』(2003年発表)、そして1973年のライブを収録した本作『The Song Remains The Same』(1976年)の3作が発表されていますが、可能であれば1975年以降の後期ツェッペリンの公式ライヴ音源も欲しいところ。しかし、この時期の演奏としては、有名な海賊盤の名盤("Destroyer"、"Listen to This Eddie"等)が幾つかあるとは言え、1975年以降はバンドの演奏レベルが著しく落ちてしまう時期でもあり(特にJimmy Page)、音源的に良い物が残っていない等の理由で実現は難しいのかもしれません。何とかJimmy Page(ジミー・ペイジ)お得意の音源発掘作業&編集で後期ツェッペリンのライブ総集編的な公式ライヴでも出してくれないかと長年待望しているのですが。。。。
スタジオ盤では緻密な音作りをするLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)のライブならではの勢いに任せた荒削りな演奏が魅力。代表曲"Rock And Roll"、"Stairway To Heaven"、"Whole Lotta Love"に加え、『Houses Of The Holy』収録曲で後期ツェッペリンのライヴでのオープニングを飾ることの多かった"Song remains the same"、"Rain song"、John Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ)の弾くメロトロンが幻想的な"No quarter"他収録。
![]() | レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ [DVD] レッド・ツェッペリン ワーナー・ホーム・ビデオ 2006-06-02 |
単なるコンサートの記録映画ではなく、映画冒頭や曲間などに「5人目のツェッペリン」と呼ばれた有名マネージャ-、Peter Grant(ピーター・グラント)や各メンバーのイメージ映像とプライベート映像が挿入された映像作品として製作されています。しかし、各メンバーがそれぞれ出演したイメージ映像については稚拙な演技に加えて、曲の途中で挿入される映像部分が余りにも長すぎるためメンバーの自己満足としか言えず、1~2度観れば飽きてしまうイメージ映像をカットして演奏シーンのみで構成して欲しかったというのがツェッペリン・ファンの本音かもしれません。(1984年に初ビデオ化)
サウンド・トラックには収録されなかった"Black Dog"、"Since I've Been Loving you"も収録されています。
[2007/09/20 追記]
![]() | The Song Remains the Same [Original recording remastered] Led Zeppelin WEA International 2007-11-20 |
LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)の公式アルバムの殆どが1990年発表の4枚組ベスト盤『Led Zeppelin』発表時にリマスターされていたのにも拘らず、これまで唯一手がつけられずにいた『The Song Remains The Same: Soundtrack From The Led Zeppelin Film(永遠の詩/狂熱のライヴ』のリマスター盤が遂に発売。オリジナル盤収録曲に加えて、"Black Dog"(ブラック・ドッグ)、"Over the Hills and Far Away"(丘のむこうに)、"Misty mountain hop"(ミスティ・マウンテン・ホップ)、"Since I've been loving you"(貴方を愛しつづけて)、"Ocean"(オーシャン)、"Heartbreaker"(ハートブレイカー)の6曲を追加。ほぼ当時のセットリスト通りの完全版に近い形となりました。(2007年11月21日発売)
*"Ocean"はアンコール曲ですが、CD収録時間の関係からか、Disc1の最後に収録されています。
![]() | 【5,000セット限定生産】レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ リミテッド コレクターズ・エディション ジョン・ボーナム.ジョン・ポール・ジョーンズ. ロバート・プラント.ジミー・ペイジ.ピーター・グラント. ピーター・クリフトン ワーナー・ホーム・ビデオ 2007-11-21 |
これまで未発表だったライブ映像"Celebration day"(祭典の日)、"Misty mountain hop"(ミスティ・マウンテン・ホップ)、"Over the Hills and Far Away"(丘のむこうに)、"Ocean"(オーシャン)の5曲に加えてメンバーのインタビューなどの特典映像を収録。
*2枚組DVDとヴィンテージTシャツ、ロビーカード(7枚)、オリジナル・プレミア招待状(復刻)、オリジナル・ツアー・スケジュール、プレスキット・フォトをセットにしたコレクターズ・エディション。
![]() | レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ スペシャル・エディション(2枚組) ジョン・ボーナム.ジョン・ポール・ジョーンズ. ロバート・プラント.ジミー・ペイジ.ピーター・グラント. ピーター・クリフトン ワーナー・ホーム・ビデオ 2007-11-21 |
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- by axis_009
- at 12:52
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comments
衝撃的なオープニングの「ロックン・ロール」からラストの「胸いっぱいの愛を」まで(時々「ノー・クォーター」と「モビー・ディック」を飛ばしたりしたこともあったけど)、何度も繰り返し聴いた思い入れのある映画とアルバムです。ジャケットのデザインもレッド・ツェッペリンのアルバムの中で一番好きです。
当時このライブ盤は本当に良く聴いてました。映画も何度劇場に足を運んだことか。ビデオも発売時にすぐ購入しました。(確か¥15800だった)
>>イメージ映像をカットして演奏シーンのみで構成
これはビデオ→レーザーディスク→DVDと買い換えて何度も観ていますが、いつも思っていたことです。特にロバート・プラントが学芸会的な演技を見せる「永遠の詩」や「レイン・ソング」なんかは演奏シーンが見たかったですね。ジミー・ペイジやジョン・ポール・ジョーンズのイメージ。シーンも大差ないですが。。。。^^;
例外はジョン・ボーナム。「モビィ・ディック」の演奏に被さるジョン・ボーナムの映像だけが他の3人の中世風ではなく、プライベート映像なんですよ。ボーナムの豪快、奔放な人柄が良く表わされていて、これは好きなシーンです。(まぁ、延々とドラム・ソロを見せられても困りますが)
ジョン・ボーナムがジミー・ペイジの魔術師をイメージした映像を見て「何かの冗談か?」と爆笑してペイジの機嫌を損ねたというエピソードもあるみたいですね。
>>LED ZEPPELINのライヴとしては平凡
いろいろ海賊盤を聴いてしまうと(良いものばかりではありませんが)、確かにその通りだと思います。ひょっとしたら中の下ぐらいかな・・・。レッド・ツェッペリンのライヴ演奏はこの後どんどん劣化していきますが(特に1975年の全米ツアー辺りから)、ギリギリ持ちこたえていた時期の演奏ではないかと思います。
この映画、最初に観た時は「ウッドストック」「ラスト・ワルツ」「レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ」という3本立てで観ました。ウッドストックはジミ・ヘンドリックスやザ・フー、アルヴィン・リーのテン・イヤーズ・アフターなど、見入ってしまうシーンはあったんですが思っていたより地味な感じ(当時の感想)、「ラスト・ワルツ」は退屈(同じく当時の感想)。で、この「狂熱のライヴ」は演奏からファッション、何から何までド派手な映像満載で、後の2本の印象が吹っ飛んでしまいました。ツェッペリンの人気絶頂期を上手くパッケージした映画でしたね。
初めて聴いたレッド・ツェッペリンのアルバムが「永遠の詩」でした。このアルバムでのディストーション・サウンドのイメージが強すぎて、そのあとでスタジオ盤を聴いた時に意外と歪んで無いギターの音に慣れなくて、すぐには馴染めなかったですね。^^;
>名曲"Stairway to Heaven"の出来も良くライヴ・ヴァージョンの決定版ともいえる内容
僕にとっての「天国への階段」はこのヴァージョンです。
このアルバムは本当に良く聴きました。特にA,D面。
(「幻惑されて」の良さが分かるまでには、もう少し時間がかかった)
>イメージ映像をカットして演奏シーンのみで構成
僕もビデオも購入しましたが、本当にその通りです。イメージ映像をカットした「完全版」が出ないかなぁ、と未だに期待しています。特にSong remains the same~Rain songの流れは演奏シーンを見てみたい。