2005年07月04日
Robert Plant solo works 1985-1993 (ロバート・プラント)
■Shaken 'N' Stirred (1985)
![]() | Shaken 'N' Stirred Robert Plant |
1985年発表、Robert Plant(ロバート・プラント)の3rdアルバム。今回はゲストを迎えずバック・バンドのメンバーのみで制作し、よりLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)色から脱却したサウンド作りをしています。Robert Plantもこのアルバムの出来に自信を持っていたのかアルバムから3曲をシングル・カット。しかし、プロモーション・ツアーもこれまで以上に力を入れて行うものの、セールス的には振るわず。
Robert Plant(ロバート・プラント)はこの作品で大胆に当時最先端のサンプリング等の録音技術を取り入れ、前2作とは趣向の違う作品に仕上げていますが、全体的には地味な印象。また、ライブ・エイドでのLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)再結成後のアルバムのため、LED ZEPPELINファンが正式な再結成を一番期待していた時期でもあり、LED ZEPPELIN色の希薄なサウンドはファンから受け入れられ難かった、というのは間違いの無いところです。再結成を否定し続け独自の音楽の確立を目指していたRobert Plantとしては、なんともしがたいジレンマを感じるアルバムになったのではないでしょうか。
■Now & Zen (1988)
![]() | Now & Zen Robert Plant |
前作のセールス的な不振からか、ファンのLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)への期待感からは逃げられないとでも悟ったかのようなハード・ロック・サウンドを聴かせる1988年発表の4thアルバム。Jimmy Page(G.ジミー・ペイジ/LED ZEPPELIN)も"Heaven Knows"、"Tall Cool One"の2曲に参加。特に"Tall Cool One"ではLED ZEPPELINの曲をサンプリングして曲中で使用しており、ファンのLED ZEPPELIN再結成への期待を更に高めた作品です。セールス的にも好評で全米チャート5位を記録。
Robert Plantがツェッペリン色からの脱却を目指してきたこれまでの流れからは逆行するものの、作品としてはポップな曲、ハードな曲が適度にちりばめられており、Robert Plantのヴォーカリストとしての魅力が堪能できるアルバムで、個人的には1980年代のRobert Plantのソロ・アルバムの中ではベストだと思います。
■Manic Nirvana (1990)
![]() | Manic Nirvana Robert Plant |
『Now and Zen』の成功を受けて前作の延長線上のサウンドで制作されたRobert Plant(ロバート・プラント)5thアルバム(1990年)。前作以上にソリッドなハード・ロックを聴かせますが、改めてLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)再結成を否定するかのように今作ではゲストを迎えずRobert Plantのバック・バンドのみでレコーディングされています。しかし、"Your Ma Said You Cried In Your Sleep"ではLED ZEPPELIN時代の"Black Dog"の歌詞を盛り込むなど、ただ単に遊び心なのか、狙っているのか、はたまたRobert Plantの迷走具合を表しているのか、とファンを惑わせ、且つ煽るような仕掛けも入っています。
このアルバムと前作『Now and Zen』に関しては、自らのLED ZEPPELIN時代を闇雲に否定せず「これぞRobert Plantの音楽だ」と言い切ってもらっても良かったと思えるの程のアルバムに仕上がっており、渋い大人のロックを聴かせてくれます。
■Fate of Nations (1993)
![]() | Fate of Nations Robert Plant |
Jimmy Pageが元DEEP PURPLE(ディープ・パープル)のDavid Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーディル)と「Coverdale-Page」を結成しアルバムを発表した1993年にRobert Plant(ロバート・プラント)が発表した6thアルバム。基本的には前作の延長線上にあるサウンドですが、ハードさは多少減り、LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)時代の"Kashmir"を彷彿させる"Calling To You"など中近東風サウンドが目立つものの、全体的にはブリティッシュ・ロック。少し抑え気味に歌うRobert Plantのヴォーカルはセクシーさと貫禄を兼ね備え、そのサウンドは前2作を土台にしてRobert Plantの方向性が確立されつつあったアルバムではないかと思います。また、ある意味LED ZEPPELINへの呪縛が吹っ切れたのではないかと思われ、(翌年Jimmy Pageとのユニットを結成することになりますが)機が熟した、という風にも感じられるアルバムです。
レコーディングには元IT BITES(イット・バイツ)のFrancis Dunnery(G.フランシス・ダナリー)、元FAIRPORT CONVENTION(フェアポート・コンベンション)のRichard Thompson(G.リチャード・トンプソン)などの渋めのミュージシャンが参加。
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- by axis_009
- at 19:21
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comments
ご立腹でしたが・・・
カヴァーディルに対しては「ZEPを盗んでいる」とかなりご立腹でしたね。
確かに「スティル・オブ・ザ・ナイト」なんかは・・・ですね(^^;)
その後で、「Coverdale-Page」が出たので色んな意味でびっくりしました。
精力的なプラント氏
TBありがとうございます。
こうして、ロバート・プラントのZEP解散後の活動をみていると、一人精力的に気を吐いていますね。今年リリースされた「MIGHTY REARRANGER」といい、目を見張る活気が感じられます。