November 9, 2006
Live!/BOB MARLEY & THE WAILERS (ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)
![]() | Live Bob Marley & the Wailers Universal 2001-06-12 |
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[試聴] iTunes Music Store - Live!/BOB MARLEY & THE WAILERS
ロックという言葉が持っていた精神的な部分での大きな意味、そして1960年代から続いたロックへの幻想が失われかけていた1970年代。アクセントに特徴のあるスカのリズムを発展させ、リズム・アンド・ブルースや伝統的なアフロカリビアン音楽などの要素を加えてジャマイカから発生した新しい音楽スタイル"Reggae(レゲエ)"。そのレゲエのリズムに乗せて第三世界の貧困に窮する人々からの視点で社会問題を歌い、レゲエの音楽スタイルを広めただけでなく、宗教的思想"ラスタファリズム"の影響を受けた強烈なメッセージと共にレゲエという音楽を精神的に高いレベルまで昇華したのが稀代のカリスマ・ヴォーカリストBob Marleyが率いるBob Marley & the Wailers(ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)です。
1. Trenchtown Rock
2. Burnin' and Lootin'
3. Them Belly Full (But We Hungry)
4. Lively Up Yourself
5. No Woman, No Cry
6. I Shot the Sheriff
7. Get Up, Stand Up
8. Kinky Reggae
Bob Marley & the Wailers(ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)は1972年のデビュー以降徐々に注目を集め、レゲエの持つスピリットから元Beatles(ビートルズ)のJohn Lennon(ジョン・レノン)を始めとする著名ロック・ミュージシャンによる「Rockの次はReggae」的な発言、そして1974年にEric Clapton(エリック・クラプトン)がカヴァーしたBob Marleyの名曲"I Shot the Sheriff"(アルバム『461 Ocean Boulevard』収録)の大ヒット(全米1位)により、レゲエという音楽スタイル、スピリット、そしてBob Marleyの名は全世界に知られることになり、翌1975年に行われたイギリス公演を収録した『Live!(ライヴ!)』(1975年)でカリスマ・ヴォーカリストとしての人気を決定付けます。
しかし1976年、当時ジャマイカを二分していたPNP(人民国家党/People's National Party)とJLP(ジャマイカ労働党/Jamaica Labor Party)との2大政党の政治闘争の激化に巻き込まれたBob Marley(ボブ・マーリー)は狙撃されて重傷を負い、バハマ、イギリス、アメリカへと続く亡命生活を余儀なくされてしまいます。
その後、1977年にロンドンに移り住んだBob Marleyは音楽活動に専念、次々とメッセージ性の高い生命力に溢れた力強い作品を発表。そして、1978年4月21日に久々に故郷ジャマイカに戻って行った"One Love Peace Concert(ワン・ラヴ・ピースコンサート)"において対立する二つの政党の党首、Michael Norman Manley(マイケル・マンリー)とEdward Seage(エドワード・シアガ)をステージ上で握手させてジャマイカの歴史的な政治統一を実現するという、ロックが成し遂げることが出来なかった音楽による奇跡を起します。
こうして一人の偉大なミュージシャンとしてだけでなく第三世界でのヒーローにまで上り詰めたBob Marley(ボブ・マーリー)でしたが、1977年にサッカーの試合中に受けた傷が皮膚癌の原因となり、その後腫瘍が全身に転移。1980年には脳に腫瘍が発見され、1981年5月11日にマイアミの病院で36歳の若さで死去。カリスマ・アーティストのあまりにも早すぎる死でした。
元々ジャマイカはイギリスの植民地であり、イギリス国内にもジャマイカからの移民も多く、The WailersのベーシストAston Barrett(アストン・バレット)からPaul McCartney(ポール・マッカートニー)の弾くベース・ラインの影響が色濃く感じられるからも分かるようにブリティシュ・ロックがレゲエに与えた影響も大きいと思われます。また、イギリス在住のジャマイカ人を中心に本国ジャマイカとは違ったスタイルのレゲエも生まれ、Janet Kay(ジャネット・ケイ)を始めとする"Lovers Rock"もその1つ。また、正統派レゲエの後継者として白人メンバー中心ながら良質のレゲエ・サウンドを聴かせるUB40
(ユー・ビー・フォーティー)などのバンドも生まれています。
![]() | ハーダー・ゼイ・カム ペリー・ヘンゼル ジミー・クリフ 紀伊國屋書店 2006-09-09 |
ジャマイカ初の劇場用映画であり、Bob Marley(ボブ・マーリィ)の活躍とともにレゲエ・ブームに火を点けた作品であり、危険なキングストン周辺の様子をリアルに写し取っただけでなく、レゲエ文化、そしてレゲエの原点を垣間見ることが出来る音楽ドキュメンタリーとしても重要な作品でもあります。
![]() | ワン・ラヴ・ピースコンサート ボブ・マーリー ビデオアーツ・ミュージック 2005-10-02 |
![]() | Legalize It Peter Tosh Sony 1999-07-06 |
Bob Marley(ボブ・マーリィ)と並ぶレゲエ・ミュージックの代表的なアーティストであり、初期The Wailers(ザ・ウェイラーズ)のメンバーでもあったPeter Tosh(ピーター・トッシュ)の代表作『Legalize It(解放せよ)』。(1976年発表)
Bob Marleyがラブ&ピース的な理想を掲げたのに対して、Peter Toshは好戦的なアプローチの強い楽曲が特徴的。マリファナ解放運動の聖歌になった"Legalize It"他収録。
- by axis_009
- at 21:09
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comments
レゲエは苦手、でもボブ・マーレィは好きです。歌詞の内容は「痛烈なメッセージ」や「悲痛な叫び」なんだけど、歌声が優しいのが反対に胸に響きます。
ボブ・マーリィが生きてたら、今頃どんなことをしてるんでしょうね。でも、不安定なアフリカの情勢を考えると、病気で死ななくても暗殺されてるかもしれません。
ワン・ラヴ・ピース・コンサートはヤラセじゃないかと睨んでるんですが、実際のところどうなんだろう。マイケル・マンリーはプロモーターの仕事もしていたし、演出はお手の物だったろうし。
レゲエ、特にボブ・マーリーの音楽はスピリットを感じさせられます。この頃のレゲエは現在のファッション的なレゲエと違って、パワーがありましたね。