June 18, 2005
Let It Bleed/THE ROLLING STONES (ザ・ローリング・ストーンズ)
![]() | Let It Bleed THE ROLLING STONES |
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『Beggars Banquet(ベガーズ・バンケット)』(1968年)以降、名盤を立て続けに発表したTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)。1969年に発表された『Let It Bleed(レット・イット・ブリード)』は前作『Beggars Banquet』でのアメリカ南部の音楽への傾倒を更に昇華させた非常に完成度の高い、60年代のTHE ROLLING STONESを代表する傑作アルバムです。
Brian Jones(G.ブライアン・ジョーンズ)からMick Taylor(G.ミック・テイラー)への過度期に作られたこのアルバムは、正にKeith Richards(G.キース・リチャーズ)の独壇場。Keith Richardsのアルバムと言っても良いほどです。Nicky Hopkins(ニッキー・ホプキンス)、Al Kooper(アル・クーパー)、Ry Cooder(ライ・クーダー)などのゲスト参加も各曲に多彩な彩り加えています。(タイトルの『Let It Bleed』はTHE BEATLES(ザ・ビートルズ)の『Let It Be(レット・イット・ビー)』を意識してつけられています。)
1.Gimme Shelter
2.Love In Vain
3.Country Honk
4.Live With Me
5.Let It Bleed
6.Midnight Rambler
7.You Got The Silver
8.Monkey Man
9.You Can't Always Get What You Want
Mick Jagger :Vo (ミック・ジャガー)
Keith Richards :G (キース・リチャーズ)
Mick Taylor :G (ミック・テイラー)
Bill Wyman :B (ビル・ワイマン)
Charlie Watts :Dr (チャーリー・ワッツ)
2003年のTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)来日時に9曲の収録曲のうち7曲が演奏された事から分かるように、このアルバムにはTHE ROLLING STONESを代表する曲を数多く収録。アルバム製作当時、ドラッグの影響からBrian Jones(ブライアン・ジョーンズ)は殆ど楽器が演奏できない状態になっていたため("Midnight Rambler"でパーカッションを演奏)、Keith Richards(キース・リチャーズ)のギターが全面的にフューチャーされています。(ここでのKeith Richardsのギター・スタイルは、レコーディングに参加したRy Cooder/ライ・クーダーの影響が大きい、とも言われます。)
また、アルバム製作中の1969年7月、Brian JonesのTHE ROLLING STONES脱退直後の死(アルバム発表前に自宅プールで水死体で発見され、未だに"謎の死"と言われています)。1969年の北米ツアーの最後を飾ることになるはずだった同年12月6日のオルタモントでのフリー・コンサート中には警備を担当したヘルズ・エンジェルスが黒人青年を刺殺(フラワー・ムーブメントの終焉を告げたとも言われる所謂"オルタモントの悲劇")、そうした状況下の中で発表されたアルバムでもあります。(アルバム『Let It Bleed』は1969年12月5日発売。)
THE ROLLING STONESのアメリカ公演(上記したオルタモント公演を含む)を収録した映画のタイトルにもなった"Gimme Shelter"は、不穏なこの世の中から逃げ込むシェルターが欲しい、というヘヴィーな歌詞をMick Jagger(ミック・ジャガー)がソウルフルに歌い上げます。後半に聴かれるMerry Clayton(メリー・クレイトン)のヴォーカル・ソロも特筆もの。演奏全体を引っ張るKeith Richardsの格好良過ぎるギター・リフにMick Jaggerのヴォーカルとハーブが絡む、真夜中に彷徨う反抗者を歌うライブでのハイライトナンバー"Midnight Rambler"。Robert Johnson(ロバート・ジョンソン)の名曲をTHE ROLLING STONES風に消化し、Mick Jaggerの哀しくも切ない素晴らしい名唱が聴ける"Love In Vain"。Keith Richardsがヴォーカルを担当したカントリー風味のバラード"You Got The Silver"。アルバムの最後を締めくくる後半の盛り上がりが素晴らしい名曲"You Can't Always Get What You Want"。(Al Kooper/アル・クーパーがキーボードで参加。)
THE BEATLES 当時発表予定だった(ザ・ビートルズ)の『Let It Be』(1970年)に対抗?してつけられたアルバム・タイトルを始め、THE ROLLING STONES風カントリーの解釈"Country Honk"、セクシーな歌詞を持ちKeith RichardsのスライドとNicky Hopkins(ニッキー・ホプキンス)のローリング・ピアノが聴きものの"Let It Bleed"、スラングでホモの意である"Monkey Man"、ジャケット写真のメンバーのミニチュア人形が乗ったケーキと裏ジャケットの食い散らかされたケーキ、などTHE ROLLING STONESの遊び心も更に磨きがかかっています。
*後に正式加入することになる元John Mayall & The Bluesbreakers(ジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズ)のMick Taylor(G.ミック・テイラー)は"Country Honk"、"Live With Me"の2曲に参加。
■Beggars Banquet(1968)
![]() | Beggars Banquet THE ROLLING STONES 2002-08-27 |
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Brian Jones(ブライアン・ジョーンズ)が参加した事実上最後のTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)のアルバム。代表曲"Sympathy For The Devil"、"Street Fighting Man"他収録。
■Sticky Fingers (1971)
![]() | Sticky Fingers The Rolling Stones Emd/Virgin 1994-07-26 |
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Mick Taylor(G)加入後初のスタジオ録音盤。Keith Richards(キース・リチャーズ)のルーズなギターとMick Taylor(ミック・テイラー)の流暢なギターの絡みが素晴らしい。Keith RichardsのオープンGチューニング・ギターのカッティングが光る"Brown Sugar"。Mick Taylorの素晴らしいソロが聴ける"Sway"、"Can't You Hear Me Knocking"。ロックンロール・ナンバー"Bitch"他収録。(スティッキー・フィンガーズ)
■Exile on Main Street (1972)
![]() | Exile on Main Street THE ROLLING STONES Emd/Virgin 1994-07-26 |
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アメリカ音楽のルーツへのTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)風アプローチ。ルーズでテンションの高いブルーズ・ロックが繰り広げられる2枚組(CDでは1枚)の傑作アルバム。"Tumbling Dice"、Keith Richards(キース・リチャーズ)の定番ヴォーカル・ナンバー"Happy"他収録。(メインストリートのならず者)
■Goats Head Soup (1973)
![]() | Goats Head Soup The Rolling Stones Virgin 2002-01-28 |
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[試聴]iTunes Music Store - The Rolling Stones
Mick Taylor(ミック・テイラー)の円熟味を増したギター・プレイが光る『Goats Head Soup(山羊の頭のスープ)』ですが、The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)にとっては、名盤『Exile on Main St.(メインストリートのならず者)』後のアルバムとしては、全編通して感じさせられる気だるい雰囲気もあり、地味な印象を与えられざるを得ない作品。
しかし、各楽曲のクオリティは高く、パワフルなロックン・ロール・ナンバー"Doo Doo Doo Doo Doo"、Star Star、名バラード"Angie"等の代表曲も収録されており、一般的な評価は低いのですが決して駄作ではありません。(1973年発表。)
■Forty Licks (2003)
![]() | Forty Licks THE ROLLING STONES |
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レーベルの枠を超えたオール・タイム・ベスト。THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)入門編としてはこれ以上のものはありません。
![]() | ロックン・ロール・サーカス ザ・ローリング・ストーンズ ジョン・レノン オノ・ヨーコ ユニバーサル インターナショナル 2007-06-13 |
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- by axis_009
- at 11:59
- Comments (15)
- Trackbacks (47)










comments
TBありがとうございました〜
LET IT BLEED最高ですよね!
LIVE WITH MEかっこよすぎて飛んじゃいます〜(^^)これからも、ストーンズのアルバムをレビューしますのでよろしくおねがいします〜(^-^)
こんにちは。エントリと関係なくて申し訳ないですが、Musical Batonがウチにも回ってきました。もう既に回ってきているかもしれませんのが、なにやら好きな音楽を晒してしまえ的なチェーンメールみたいです。TBしましたんで、よかったらご参加ください。強制ではないので面倒ならスルーして下さい。
音ログ
記事とは関係ないのですが
音ログの作動環境はwindows Meでは駄目なんでしょうか?
ソースをコピペ出来ないのです(汗
>なぎささん
ストーンズ関連の記事、楽しみにしてますね。書かれたらまたトラックバック、コメント、よろしくお願いします。
>BECKさん
音ログのサイトで調べられた方が良いかもしれません。ちょっと分からないです。(^^;
あと、私の別ブログで音ログの記事を書いていますので、良かった見てください。コメント部分が参考になるかもしれません。
http://blog.livedoor.jp/axis_009/archives/17567788.html
>e5150さん
"MUSICAL BATON"については「Rock! ALBUM SELECTION」http://blog.livedoor.jp/axis_009/で書かせていただきますね。
コメント、TBありがとうございました。なかなか面白いブログですね!また遊びに来ますので宜しくお願いします。
私からもTBさせていただきました。ストーンズオンリーではなく好きな事をダラダラ書いてるだけの雑多なブログです(笑)。
ところで、LET IT BLEEDは私も好きです!正に捨て曲無しの名盤ですね。LIVE WITH MEは文句無しにカッコいいです!
知らなかった!
>タイトルの「Let It Bleed」はビートルズの「Let It Be」を意識してつけられています
あら、そうなんですか?知りませんでした。
何か似たようなタイトルだなあ、とは思っていたのですが。
ちなみに私はストーンズのアルバムはほとんど持っていないのですが、「Some Girls」は愛聴盤です!
>なぎささん、EILEENさん
お二人が書かれているアンプラグド(といってもエレキが結構入ってますが)の「STRIPPED」、キースのソロ「TALK IS CHEAP」も良いですよね。「TALK IS CHEAP」は長い間聴いていなかったので、また引っ張り出してきて聴いてみようかな。
>キングあおぽんさん
「Their Satanic Majesties Request」なんかもそうですね。ジャケット写真、トータル・アルバム的なつくりが「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」を意識してます。The Beatlesに対抗心を燃やしてたのか、仲が良かったのでパロディっぽくしたのか分かりませんが、対抗心なら、あまりにも子供っぽいので多分後者なんでしょうね。(推測)
*メンバー同士がアルバム発売時期が重ならないように相談してずらしていた、なんて話も聞いた事があります。
そうそう、ご存知かもしれませんが「Their Satanic Majesties Request」の"She's A Rainbow"という曲には、後にジミー・ペイジ等とZEPを結成するJ.P.ジョーンズがアレンジャーとして参加してます。この人も色んなところで仕事をしてて、この当時からプレイヤー、アレンジャーとして有能だったんですよね。
ストリートファイティングマン!!
書き忘れてました〜(/_<。)ビェェン
アコースティックバージョン最高ですよね!☆今夜は、私の一番大好きなストーンズでTBさせていただきました〜☆よろしくお願いします〜
レット・イットもの
お久しぶりです。『Let It Bleed』はクラプトンの『Let It Grow』、ビートルズの『Let It Be』とあわせて、3大レットイットものと呼んでおります。アルバムとしてもストーンズでイチバン好きです。カントリー・ホンクは、シングルのホンキー・トンク・ウイメンのカントリー版でしたっけ???
いう事なしです(笑)
転がる石には苔はえずでしたっけ〜。Rストーンズ。そうですねぇ、誰かが言ってたけどビートルズがエレベーターでグーンと屋上まで昇るならば、ストーンズは螺旋階段を一歩ずつ昇っていくと・・・。今も彼らはRollingしてるのですよね〜!
★このバンドは、僕のアイドルです。
>なぎささん
いつもTBありがとうございます。今後ともよろしく。
>ジェイ加藤さん
>3大レットイットものと
ちょっとウケてしまいました。(笑)
>ホンキー・トンク・ウイメンのカントリー版
いえいえ、全然違う曲ですよ。(^^♪
>zzr927kさん
>今も彼らはRollingしてるのですよね
このへんがSTONESの凄いところですよね。でもエレベーターと螺旋階段の例え、なかなか良い表現ですね。
遅れましたが、過去に書いた『スティッキー』の記事をTBさせて頂きました。
『ベガーズ』〜『レット・イット・ブリード』〜『スティッキー』〜『メイン・ストリート』と続く(あと一枚ありますけど)ジミー・ミラーが手掛けた作品はどれも極上品ですね。
グループとしてもギタリストやレコード会社が変わる微妙な時期のはずなのに、コレだけの作品を出し続けたパワーはさすがとしか言いようがありません。
こんにちはです。
夏休みも終わりかけでブルー入ってます。
さて、ストーンズ関連で記事を1つ更新しましたので、トラックバックさせていただきます。
ストーンズは私も大好きで、とくに60年代中期から70年代初期が好きです。
あの頃は本当に良いバンドが多いですよね。
では、また。
ミック・テイラー
ミック・テイラー在籍時のストーンズって良いですよね。『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』なんて正にギター・バンドという感じがします。ミック・テイラーとキース・リチャーズのコンビネーションも最高に良いし、この時期のストーンズは最強のライブ・バンドです。
ローリング・ストーンズ来日決定!
いよいよ決まりましたね。
招聘元のJECインターナショナルに問い合わせたら3月22日、24日・東京ドーム、3月28日・札幌ドーム、4月5日・ナゴヤドームだそうです。でもひょっとしたらもう少し公演が増えるのかもしれませんね。
それと、チケット発売は1月28日からのようです。まだ、ホームページ等では情報は出て無いようですが、正式発表みたいですよ。
それでは2006年ストーンズ来日情報でした。(^^)