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2006年08月20日

Led Zeppelin III/LED ZEPPELIN (レッド・ツェッペリン)

B000002J1ULed Zeppelin III
Led Zeppelin
WEA International 1994-08-16

Led Zeppelin[試聴]iTunes Music Store "Led Zeppelin"


 ヘヴィなサウンドのイメージの強かったLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)が、前2作のサウンドから一転してアコースティックの曲を多数収録したことにより発売当時賛否両論を呼んだ1970年発表の3作目
 "Immigrant Song"など、前2作と同様の路線の曲も収録されていますが、全体的にハード・ロックを期待して聴くと地味な印象があるかもしれません。しかし、各曲の出来は素晴らしく、LED ZEPPELINを初めて聴く人が最初に聴くべきアルバムではありませんが、人気作品を何枚か聴いてLED ZEPPELINの音楽に嵌った時に聴くと初めてその魅力が分かる、というツェッペリン・サウンドの根底にある部分がストレートに前面に現れた、聴けば聴くほど味の出る深みのあるアルバムです。


1. Immigrant song
2. Friends
3. Celebration day
4. Since I've been loving you
5. Out on the tiles
6. Gallows pole
7. Tangerine
8. That's the way
9. Bron Y Aur stomp
10. Hats off to (Roy) Harper

Jimmy Page: guitar ジミー・ペイジ
Robert Plant: vocals ロバート・プラント
John Paul Jones: bass ジョン・ポール・ジョーンズ
John 'Bonzo' Bonham: drums ジョン・ボーナム

 LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)の1st、2ndでも既に小出しに出されていたトラディショナル系の音楽が本作ではメインとなっており、発売当時は賛否両論を呼んだものの、この後の『Physical Graffiti』(1975年・6作目)ぐらいまでの流れから考えると3作目にこのアルバムが入るのは違和感がありません。また、セールス的には1st、2ndには及ばなかったにせよ、歴史的名盤『IV』を産み出すためには不可欠だったアルバムでもあり、楽曲の良さと合わせてもう少し評価されても良いのではないかと思われるアルバムです。
 しかし、(LED ZEPPELINのファンの方なら良くご存知のように)1つのジャンルの枠に収まりきらない音楽性を持っているにも拘らず、解散してから何年もの月日を経ても一般的には未だに"ヘヴィ・メタルの元祖"などとハード・ロック的な面ばかりが強調されてしまうバンドとしては、この3作目のアルバムが"地味なアルバム"、"異色作"として片付けられてしまうのは仕方が無いことなのかもしれません。
(感覚的なものなので上手く文章に出来ませんが、個人的には「LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)は稀代のポップ・バンドである」と考えています。)

 エレキ・ギターだけでなく、各種オープン・チューニングを多用したアコースティック・ギターでのプレイにも定評のあるJimmy Page(g.ジミー・ペイジ)ですが、本作『Led Zeppelin III』でも本領発揮。なかなか面白いアコースティック・サウンドを聴かせてくれます。また、当時Jimmy Pageが気に入っていたというNeil Young(ニール・ヤング)、Stephen Stills(スティーヴン・スティルス)が在籍したウエストコースト・ロックの始祖"Buffalo Springfield"(バッファロー・スプリングフィールド)、"Pentangle"(ペンタングル・イギリスのフォーク・ロック・バンド)のJohn Renbourn(g.ジョン・レンボーン)、そして特にBert Jansch(g.バート・ヤンシュ)から影響が色濃く感じられ(『III』だけでなく初期ツェッペリンのアコースティック・ナンバーのいくつかにも)、あまりにもストレートに反映された部分もあり、『III』の楽曲群やLed Zeppelinのアコースティックな部分に魅力を感じられた方は、あわせてBuffalo Springfield、Pentangleのアルバムも聴くとより一層楽しめるかもしれません。

 前作までのハード・ロック路線の"Immigrant Song"。且つ哀愁漂うブルーズ・ナンバー"Since I've Been Loving You"。トラッドからの影響を色濃く感じさせる"Gallows Pole"、"Bron-Y-Aur Stomp"、Roy Harper(ロイ・ハーパー)に捧げられた"Hats Off To (Roy) Harper"他収録。


B000002IAMBuffalo Springfield Again
Buffalo Springfield
Atco 1990-10-25


B000057OWCThe Pentangle
Pentangle
Castle 2001-05-21


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comments

いいですよね!ZepIII
こんばんわ、初めてコメントさせていただきます。私もZEPは大好きで、ご多分にもれずⅣから入ってますが、このⅢと聖なる館は聞き込んでいくうちにはまってしまいました。特にTangerine、That's the wayのアコースティックの曲は良いですよね。この頃のZEPは最高です。

  • ウッドエイトのマスター
  • 2006年08月20日 22:35

賛否両論!
でも、わたしもⅢ、好きです!
TBありがとうございました。
私も、TBさせていただきました。
よろしくお願いします(^^)。

  • 波野井露楠
  • 2006年08月21日 21:53

味わい深い一枚

このⅢがあるからこそ、ツェッペリンの音楽が魅力的に響くのですね。
私も大好きな一枚です。

  • For Your Pleasure管理人
  • 2006年08月21日 23:30

こんばんは。私も「III」好きですよ。^^
ファーストとセカンドが発売された頃は売れてるけど欧米の音楽評論家からは「ドラッグ・ミュージックだ」なんだかんだと散々にこき下ろされていて、IIIが出たときには「やっぱりダメじゃん。ツェッペリンは終わった。」みたいな論調だったんじゃなかったかな?当時はZEPが何をやっても評論家からはきちんと評価されない時期でしたね。
 私もIIIが発売された時はへビィなサウンドを期待していて、A面は良かったんだけどB面は「なんだこれ」って感じでした。今はツェッペリンのアルバムの中でも良く聴くアルバムの上位になってますけど。^^

  • Mr.Boo Boo
  • 2006年08月22日 00:00

追伸

axisさんが書かれている「ツェッペリンはポップ・バンド」というのは、なんとなく分かるような気がしますよ。^^

  • Mr.Boo Boo
  • 2006年08月22日 00:03

言葉で上手く説明できないんですけど、「ポップ・バンド」っていうイメージなんですよね。(ポップスを演奏するバンドという意味では無いですよ。)
 『IV』のコメント欄にも書きましたが、私はこのアルバムと『IV』を聴いてから興味を持ってバッファロー・スプリングフィールド、ペンタングル、フェアポート・コンベンション、CSN&Yなんかを聞き始めたんですよね。いろいろ教えてもらったアルバムではありますね。

  • axis_009@管理人
  • 2006年09月03日 16:50


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