[試聴]iTunes Music Store "Led Zeppelin"
1973年の全米ツアーのライブを撮影した劇場用映画『The Song Remains the Same』(狂熱のライヴ・1976年公開)のサウンドトラックとしてLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)活動中に唯一発表された公式ライブ・アルバム。しかし、サウンドトラックと言っても映画とは収録曲や曲順、そして別テイクの収録といった差異があり、単純に映画の音源を収録したというよりはライブ音源を利用してJimmy Page(ジミー・ペイジ)が新たに1つの作品として製作したアルバムといったほうが正しいかもしれません。
1973年7月27日、28日、29日にMadison Square Garden(マディソン・スクェア・ガーデン)で行われたコンサートの各テイクを編集して収録されています。
1. Rock 'n' roll
2. Celebration day
3. Song remains the same
4. Rain song
5. Dazed and confused
6. No quarter
7. Stairway to Heaven
8. Moby Dick
9. Whole lotta love
Jimmy Page: guitar (ジミー・ペイジ)
Robert Plant: vocals (ロバート・プラント)
John Paul Jones: bass (ジョン・ポール・ジョーンズ)
John 'Bonzo' Bonham: drums (ジョン・ボーナム)
発表当時は唯一の公式ライブという貴重な存在で、LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)のライヴを聴きたい時の選択肢は(公式には)本作しかありませんでした。2003年に『The Song Remains The Same: Soundtrack From The Led Zeppelin Film/永遠の詩(狂熱のライヴ)』以上にハイ・テンションで高い演奏レベル、そしてなんと言ってもRobert Plant(Vo.ロバート・プラント)の全盛期のヴォーカルを聴く事が出来る1972年のライブを収録した『How the West Was Won(伝説のライヴ)』(2003年)が発表された現在となっては本作の存在価値も薄れてしまっていますが、『How the West Was Won』を収録した1972年以降に発売された、メロトロンの導入でプログレッシブ・ロック色が強く、John Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ)のバンド内での活躍が目立つアルバム『Houses Of The Holy(聖なる館)』(1973年)収録曲のライブ・ヴァージョンを聴く事が出来ること。名曲"Stairway to Heaven"(天国への階段)の出来も良く、ライヴ・ヴァージョンの決定版ともいえる内容を持っていることなどから、決して疎かには出来ないアルバムです。
全体的に本作でのLED ZEPPELINの演奏は可も不可もなし、LED ZEPPELINのライヴとしては平凡なものと言わざるを得ませんが、下手な海賊盤に手を出すよりはきちんと編集を施された公式盤ということで音質的にも内容的にも無難。
現在(2007年)LED ZEPPELINの公式ライブ音源は、1969年と1971年にイギリスBBCのラジオ放映用に収録された、初期ツェッペリンのブルーズ色が色濃く残る時期の『BBC Sessions』(1997年発表)、ロック・バンドとして絶頂期を迎えた時期の1972年『How the West Was Won』(2003年発表)、そして1973年のライブを収録した本作『The Song Remains The Same』(1976年)の3作が発表されていますが、可能であれば1975年以降の後期ツェッペリンの公式ライヴ音源も欲しいところ。しかし、この時期の演奏としては、有名な海賊盤の名盤("Destroyer"、"Listen to This Eddie"等)が幾つかあるとは言え、1975年以降はバンドの演奏レベルが著しく落ちてしまう時期でもあり(特にJimmy Page)、音源的に良い物が残っていない等の理由で実現は難しいのかもしれません。何とかJimmy Page(ジミー・ペイジ)お得意の音源発掘作業&編集で後期ツェッペリンのライブ総集編的な公式ライヴでも出してくれないかと長年待望しているのですが。。。。
スタジオ盤では緻密な音作りをするLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)のライブならではの勢いに任せた荒削りな演奏が魅力。代表曲"Rock And Roll"、"Stairway To Heaven"、"Whole Lotta Love"に加え、『Houses Of The Holy』収録曲で後期ツェッペリンのライヴでのオープニングを飾ることの多かった"Song remains the same"、"Rain song"、John Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ)の弾くメロトロンが幻想的な"No quarter"他収録。
1973年の
Madison Square Garden(マディソン・スクェア・ガーデン)でのライブを中心に、各メンバー
Jimmy Page(ジミー・ペイジ)、
Robert Plant(ロバート・プラント)、
John Paul Jones(ジョン・ポール・ジョーンズ)、
John Bonham(ジョン・ボーナム)のイメージ映像などを挿入した
劇場用映画。サウンドトラックと同様、1972年以降来日公演のなかった
LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)のコンサートの全貌を垣間見ることが出来ることと、『
LED ZEPPLIN DVD』(2003年)が発売されるまでは唯一の貴重な公式映像であり、発表当時は各地の名画座やフィルム・コンサート等で頻繁に上映された人気プログラムでした。
単なるコンサートの記録映画ではなく、映画冒頭や曲間などに「5人目のツェッペリン」と呼ばれた有名マネージャ-、Peter Grant(ピーター・グラント)や各メンバーのイメージ映像とプライベート映像が挿入された映像作品として製作されています。しかし、各メンバーがそれぞれ出演したイメージ映像については稚拙な演技に加えて、曲の途中で挿入される映像部分が余りにも長すぎるためメンバーの自己満足としか言えず、1~2度観れば飽きてしまうイメージ映像をカットして演奏シーンのみで構成して欲しかったというのがツェッペリン・ファンの本音かもしれません。(1984年に初ビデオ化)
サウンド・トラックには収録されなかった"Black Dog"、"Since I've Been Loving you"も収録されています。
[2007/09/20 追記]
[試聴]iTunes Music Store "Led Zeppelin"
LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)の公式アルバムの殆どが1990年発表の4枚組ベスト盤『Led Zeppelin』発表時にリマスターされていたのにも拘らず、これまで唯一手がつけられずにいた『The Song Remains The Same: Soundtrack From The Led Zeppelin Film(永遠の詩/狂熱のライヴ』のリマスター盤が遂に発売。オリジナル盤収録曲に加えて、"Black Dog"(ブラック・ドッグ)、"Over the Hills and Far Away"(丘のむこうに)、"Misty mountain hop"(ミスティ・マウンテン・ホップ)、"Since I've been loving you"(貴方を愛しつづけて)、"Ocean"(オーシャン)、"Heartbreaker"(ハートブレイカー)の6曲を追加。ほぼ当時のセットリスト通りの完全版に近い形となりました。(2007年11月21日発売)
*"Ocean"はアンコール曲ですが、CD収録時間の関係からか、Disc1の最後に収録されています。
1976年に公開された劇場用映画『
レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ』のデジタルリマスター版。(2007年11月21日発売)
これまで未発表だったライブ映像"Celebration day"(祭典の日)、"Misty mountain hop"(ミスティ・マウンテン・ホップ)、"Over the Hills and Far Away"(丘のむこうに)、"Ocean"(オーシャン)の5曲に加えてメンバーのインタビューなどの特典映像を収録。
*2枚組DVDとヴィンテージTシャツ、ロビーカード(7枚)、オリジナル・プレミア招待状(復刻)、オリジナル・ツアー・スケジュール、プレスキット・フォトをセットにしたコレクターズ・エディション。
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