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2007年12月03日

Cosa Nostra Beck-Ola/THE JEFF BECK GROUP (ジェフ・ベック・グループ)

B000I0QKDIBeck-Ola
The Jeff Beck Group
Toshiba EMI 2006-10-10

 "世紀のスーパー・ヴォーカリスト"、Rod Stewart(Vo.ロッド・スチュワート)を擁したJeff Beck(ジェフ・ベック)率いる第1期THE JEFF BECK GROUP(ジェフ・ベック・グループ)の2ndアルバムにして最終作。(1969年発表)
 音楽プロデューサーMickie Most(ミッキー・モスト)の意向であるポップス路線の影響下から脱し切れていなかった前作『Truth』(1968年)では、収録曲も良く言えばバラエティーに富む内容になってしまっていましたが、本作『Beck-Ola』は、ある意味原石のままだった前作でのアイディアを更に磨き上げ、1968年に解散したCREAMクリーム)の成功、革命的ともいえるJimi Hendrixジミ・ヘンドリックス)の音楽、そして本作発表(1969年6月)より約半年前に発表されたLED ZEPPELINレッド・ツェッペリン)の1stアルバム『Led Zeppelin』(1969年1月)を意識しながらJeff Beckが創り上げたであろう、ブルース・ロックのひとつの到達点であり、ハード・ロック創生期に輝く名盤です。


1. All Shook Up
2. Spanish Boots
3. Girl from Mill Valley
4. Jailhouse Rock
5. Plynth (Water Down the Drain)
6. Hangman's Knee
7. Rice Pudding

Jeff Beck :G (ジェフ・ベック)
Rod Stewart :Vo (ロッド・スチュワート)
Ron Wood :B (ロン・ウッド)
Nicky Hopkins :Key (ニッキー・ホプキンス)
Tony Newman :Dr (トニー・ニューマン)

Jeff Beck Group 1967 THE JEFF BECK GROUP(ジェフ・ベック・グループ)というと、個人的にはどうしてもLED ZEPPELINレッド・ツェッペリン)との比較になってしまうのですが、共に1970年代以降のロック・バンドに多大な影響を与える功績を残しながら、何故現在において知名度、人気、そして商業的な成功と言った面で、これほどまでに差がついてしまったのか。それまでのロック・ミュージック、ブルース・ロックからの脱皮を果たした『Beck-Ola』、『Led Zeppelin』『Led Zeppelin II』という名盤を発表し、ヴォーカルとギターのスリリングな掛け合いをメインにダイナミックな演奏を聞かせるという方法的には似通っているものの、Jeff Beck(ジェフ・ベック)のブルーズの枠を飛び出したソウルフルで、どちらかと言うとアメリカンなサウンド、そしてLED ZEPPELINのあくまでもブルーズを基調としながらトラッド等(1st、2ndにおいてはJimmy Page/ジミー・ペイジの資質に因る所が多い)、英国の伝統的な音楽といった、如何にも英国のバンドらしいサウンドを発展させるという根本的な部分での方向性も違い、上手くいけば1970年代を代表する2大ロック・バンドとして棲み分けも充分可能で、本来なら両雄並び立った可能性もあったのではないかと思われます。
 しかし、プレイヤーとしては優れた能力とアイディアを持つものの、残念ながらJeff Beckのバンド運営能力、プロデュース能力の低さ、Jeff Beck自身の作曲能力の無さ、そしてなんと言っても気まぐれで我侭な性格が稀代のロック・バンド、THE JEFF BECK GROUPをその実力、功績に見合わない存在へと徐々に貶めてしまいます。『Beck-Ola』という充実したアルバムを発表したとはいえ、バンドの実情は度重なるドラマーの交代、本職のベーシストからも評価された(本来ギタリストである)Ron Wood(B.ロン・ウッド)の気紛れとしかいえない解雇、再雇用など、名プレイヤーNicky Hopkins(Key.ニッキー・ホプキンス)を正式メンバーに加えることに成功したにも拘らず(『Beck-Ola』発表後まもなく脱退)、Rod Stewart(Vo.ロッド・スチュワート)以外のメンバーは流動的。これでは安定した活動は望むべくも無く、ロック・バンドの成功がアメリカでの成功を意味し、数多のロック・バンドが過酷なアメリカン・ツアーを繰り返した当時においては致命的。その上、コンサートのギャラがメンバーに支払われない事もあり、音楽面以外でのJeff Beckを中心としたメンバー間の確執も多々あったことから成功どころかバンドの存続すら危ぶまれる状況もあったようです。ギャラの未払いなどというトラブルはJeff Beckというよりマネージメント・サイドの問題ではありますが、一連の問題はJeff Beckの傍若無人ともいえるバンド運営から起因しているのは間違いの無いところ。そして、思い通りに進まない自らのバンド運営とLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)の圧倒的な成功を目の辺りにしたJeff Beckはショックと苛立ちからアメリカン・ツアー中にバンド解散を宣言して帰国、出演が決まっていた『Woodstock Music and Art Festival(ウッドストック・フェスティヴァル)』もキャンセルしてしまいます。

Vanilla Fudge その後、Rod Stewartを呼び戻してVANILLA FUDGE(ヴァニラ・ファッジ)の強力なリズム隊、Tim Bogert(ティム・ボガート)、Carmine Appice(Dr.カーマイン・アピス)を加えてTHE JEFF BECK GROUPの立て直しを図るも流石にRod Stewartがバンドに戻ることも無く、Rod StewartとRon WoodはJeff Beckのもとを去り、Steve Marriott(V0,G.スティーブ・マリオット)がHUMBLE PIEハンブル・パイ)結成のために抜けたTHE SMALL FACES(スモール・フェイセズ)へ参加。LED ZEPPELIN云々以前に、多くの可能性を秘めた実力派メンバーと優れた音楽性を持つスーパー・グループを手にしながら、ビッグ・スターへの道を自ら絶ってしまうという結末を迎えてしまいます。(その後Jeff Beckの自動車事故により、Tim BogertとCarmine Appiceとのバンド結成自体も頓挫。) 

*個人的にはアルバム2枚で解散してしまう第1期THE JEFF BECK GROUP(ジェフ・ベック・グループ)が、もしその後も存続していたとしてもJeff Beckのワンマン・バンドでありながら、プロデュース能力の低さ、Jeff Beck自身に作曲能力が殆ど無いことなどから、Jimmy Pageの豊富なアイディアに加え、その他のメンバーも作を重ねるにつれて創造力を発揮させていったLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)の様な発展性は、ワンマン・バンドが故に無かったのではないかとも思いますが、あまりにも魅力的な第1期THE JEFF BECK GROUPの音楽をもう少し残しておいて欲しかったと思います。


Truth & Beck-Olaトゥルース&ベック・オラ
ジェフ・ベック・グループ
EMIミュージック・ジャパン 1999-09-29

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2007年11月25日

Truth/THE JEFF BECK GROUP (ジェフ・ベック・グループ)

B000I0QKDSTruth
Jeff Beck
Sony 2006-10-10

 1966年にTHE YARDBIRDS(ヤードバーズ)を脱退したJeff Beckジェフ・ベック)が、プロデュース契約を結んだMickie Most(ミッキー・モスト)の意向によるポップス路線でソロ・シングル"Hi Ho Silver Lining"を大ヒットさせた後、本来自らが表現したかった音楽の実現のため、念入りなメンバー探しを行って英国ロック・シーンのアンダーグラウンドから発掘した"世界最高の白人ソウル・シンガー"Rod Stewart(Vo.ロッド・スチュワート)、そして後にTHE FACES(フェイセズ)、THE ROLLING STONES(ローリング・ストーンズ)に参加することになるギタリストRon Wood(B.ロン・ウッド)等と共に結成した第1期THE JEFF BECK GROUP(ジェフ・ベック・グループ)が1968年に発表したデビュー・アルバム。


1. Shapes of Things
2. Let Me Love You
3. Morning Dew
4. You Shook Me
5. Ol' Man River
6. Greensleeves
7. Rock My Plimsoul
8. Beck's Bolero
9. Blues de Luxe
10. I Ain't Superstitious

Jeff Beck :G (ジェフ・ベック)
Rod Stewart :Vo (ロッド・スチュワート)
Ron Wood :B (ロン・ウッド)
Mick Waller :Dr (ミック・ウォーラー)

*Aynsley Dunber :Dr (エインズレー・ダンバー)
*Nicky Hopkins :Key (ニッキー・ホプキンス)
*John Paul Jones :Key,B (ジョン・ポール・ジョーンズ)
*Jimmy Page :G (ジミー・ペイジ)- Beck's Bolero
*Keith Moon :Dr (キース・ムーン)- Beck's Bolero

Jeff Beck Group 1967 Jeff Beck(ジェフ・ベック)が在籍したTHE YARDBIRDS(ヤードバーズ)のヴォーカリストKeith Relf(キース・レルフ)は60年代ロックの中において決して下手なヴォーカリストと言う訳ではありませんでしたが、1960年代末から1970年代に向けてロック・ミュージックのあり方が変化し、大会場での公演に伴う音響機材や技術の向上、アンプの大出力化、そしてサウンド的にもメタリックにヘヴィ化して行く中、声量の無いKeith Relfではあまりにも弱く、進化し続けるJeff Beckの音楽にとっては徐々に不満の原因のひとつとなっていたようですが(Jeff Beckのギターに太刀打ちできないKeith Relfが苛立って、コンサート中にギター・アンプのヴォリュームを下げた、などという逸話もあるようです)、Jeff Beckのギターに対抗しうるRod Stewart(Vo.ロッド・スチュワート)を手に入れたことによって思う存分ギターを弾くことが可能となり、ダイナミックに変化していった当時の音楽シーンの中でJeff Beckの創造性を余す事無く発揮する舞台を作ることに成功。Jeff Beckのヘヴィー且つトリッキーでエキセントリックなギターに対して敢然と立ち向かうRod Stewartとバトルのようなスリリングな掛け合いなど、本作『Truth』の音楽には未整理ながら単なるブルース・ロックからの更なる発展へのアイディアやロック・ミュージックの新たな可能性の断片が散りばめられており、70年代ハード・ロックの基本となるスタイルを産み出すことにも成功しています。
*Jeff BeckのTHE YARDBIRDSの脱退については、長いツアーに耐え切れなかったことに加え、メンバー間の確執、気紛れで我侭、そしてバンド・プロデュース能力のセンスにかけたJeff Beckの性格的な問題が大きく、そのことは後のTHE JEFF BECK GROUPが成功を収められなかった原因にもなっています。

Jeff Beck Group 1969年のLED ZEPPELINレッド・ツェッペリン)デビュー時にJeff Beck(ジェフ・ベック)が「自分が創り上げた音楽を盗んだ」として、プロ・デビュー前から交友関係があり仲も良かったJimmy Page(G.ジミー・ペイジ)と一時期絶縁状態となりますが、実際本アルバムには後にLED ZEPPELINを結成するJimmy Page、John Paul Jones(Key,B.ジョン・ポール・ジョーンズ)がアレンジャー、及びプレイヤーとして参加しており、本作制作に関わりながらJimmy Pageがその後のバンド結成構想を練り上げて行く上で、LED ZEPPELINのプロト・タイプとまでは言えないものの、大きなインスピレーションを得ていたのは間違いの無いところではないかと思われます。但、LED ZEPPELINの1stにも収録された"You Shook Me"のあまりにも酷似したアレンジは流石にJeff Beckを怒らせても仕方が無く、その上自らが弾くギターと同様にエキセントリックな性格のJeff Beckが、プロデュース能力に優れるJimmy Pageの率いるLED ZEPPELINのTHE JEFF BECK GROUP(ジェフ・ベック・グループ)以上の成功に対して苛立った結果としての発言ということも強く感じられます。
 また、本作に収録された"Beck's Bolero"は、Jeff Beckのソロでのヒット曲"Hi Ho Silver Lining"のB面として発表済みでしたが、参加メンバーは豪華の一言で、ギターにJeff BeckとJimmy Page、ベースにJohn Paul Jones、キーボードはNicky Hopkins(ニッキー・ホプキンス)、そしてドラムには当時既にトップ・バンドとなっていたTHE WHO(ザ・フー)のKeith Moon(キース・ムーン)。楽曲的には良い出来とは言えなかったものの、好感触を得たメンバーはSteve Winwood(Vo,Key.スティーヴ・ウインウッド)、Keith Moonと同様にTHE WHOからの脱退を考えていたJohn Entwistle(B.ジョン・エントウィッスル)を加えて新たなバンド結成を考えますが、THE WHOのツアー開始、各メンバーのマネージメント契約などの問題等であっさりと挫折しています。しかし、そのバンドにつけられる予定だった名前が"LED ZEPPELIN"であり、Jimmy PageがYARDBIRDS解散後に新たにRobert Plant(Vo.ロバート・プラント)、John Paul Jones(B.ジョン・ポール・ジョーンズ)、John Bonham(Dr.ジョン・ボーナム)というメンバーで結成したNEW YARDBIRDSの正式なバンド名として流用しています。こうして考えるとJeff Beckの「パクッた」という発言は言い過ぎにしても因縁のある二つのバンドであり、これらのことを念頭において『Truth』(1968年)と『Led Zeppelin I』(1969年)を聴き比べてみるのも面白いかもしれません。

*便宜上、第1期JEFF BECK GROUP(ジェフ・ベック・グループ)と表記していますが、実際にはアルバム発売当時はツアー、アルバム共に"JEFF BECK"のみのクレジットで活動しています。


Led ZeppelinLed Zeppelin
Led Zeppelin
Atlantic 1994-07-21

 →Led Zeppelin I


Truth & Beck-Olaトゥルース&ベック・オラ
ジェフ・ベック・グループ
EMIミュージック・ジャパン 1999-09-29

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2005年07月30日

There And Back/JEFF BECK (ジェフ・ベック)

B0000025EYThere & Back
JEFF BECK


 当時のJeff Bsck(ジェフ・ベック)は、一つのスタイルでアルバムを2枚作るとバンドを解散させる、などと言われていて(実際にそうなのですが)、『Blow by Blow』『Wired』と来て、次は?と思われていたところ、4年振りに発表された『There And Back』は前作までのスタイルをJan Hammer(key.ヤン・ハマー)、Tony Hymas(Key.トニー・ハイマス)等とともに更に押し進めたアルバムでした。(1980年発表)


1.Star Cycle
2.Too Much To Lose
3.You Never Know
4.The Pump
5.El Becko
6.The Golden Road
7.Space Boogie
8.The Final Peace

Jeff Beck :G (ジェフ・ベック)
Jan Hammer :Key,Dr (ヤン・ハマー)
Simon Phillips :Dr (サイモン・フィリップス)
Tony Hymas :Key (トニー・ハイマス)
Mo Foster :B (モー・フォスター)

 参加ミュージシャンはJan Hammer(key.ヤン・ハマー)、Tony Hymas(Key.トニー・ハイマス)、Mo Foster(B.モー・フォスター)、Simon Phillips(Dr.サイモン・フィリップス)。前半の3曲はJan Hammer、残りの曲はTony Hymas&Simon Phillipsを中心に制作されています。

 完成度の高いアルバムながら『Blow by Blow(ブロー・バイ・ブロー)』『Wired(ワイアード)』に比べると一般的な評価は低いのですが、Jeff Beck(ジェフ・ベック)が新たな可能性を切り開いたギター・インストゥルメンタル・アルバムという前2作に比べるとインパクトといった点で劣るのが原因かもしれません。実際にはJan Hammer、Tony Hymas、Simon Phillipsのサポートも素晴らしく、スペイシーな感覚も取り入れながらより洗練されたJeff Beckのフュージョン・ギターの集大成といった感もあるアルバムです。

 コンサートのオープニング曲として使われることの多かった代表曲"Star Cycle"、Simon Phillipsの2バスが驚異的なハイ・スピード・ナンバー"Space Boogie"、ゆったりとした空間の中をJeff Beckのギターが心地よく彩る"The Pump"他が収録されています。

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[JEFF BECK DISCOGRAPHY (solo)]
Blow by Blow 1975
Wired 1976
Jeff Beck with the Jan Hammer Group Live 1977
There And Back 1980
Flash 1985
Jeff Beck's Guitar Shop With Terry Bozzio And Tony Hymas 1989
Who Else ! 1999
You Had It Coming 2000
Jeff 2003
Live at BB King Blues Club 2003


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Jeff Beck with the Jan Hammer Group Live/JEFF BECK (ジェフ・ベック)

B00000258ILive With the Jan Hammer Group
JEFF BECK


 タイトルは『Jeff Beck with・・・・』となっていますが、実際は1976年のThe Jan Hammer Group(ヤン・ハマー・グループ)のアメリカ公演にJeff Beck(ジェフ・ベック)がゲストとして同行したものです。このアルバムはその中からJeff Beckの曲を抽出してJeff Beckのライブ・アルバムに仕上げています。("Darkness/Earth In Search Of A Sun"はThe Jan Hammer Groupのみでの演奏。)正式に発売されたものとしてはJeff Beck初のライブ・アルバムです。(1977年発表)
*1973年に発表されたBB&Aのライブは当時日本のみの発売でした。


1.Freeway Jam
2.Earth (Still Our Only Home)
3.She's A Woman
4.Full Moon Boogie
5.Darkness/Earth In Search Of A Sun
6.Scatterbrain
7.Blue Wind

Jeff Beck :G (ジェフ・ベック)
Fernando Saunders :B (フェルナンド・ソーンダース)
Jan Hammer :Key (ヤン・ハマー)
Tony Smith :Dr (トニー・スミス)

 この頃のJeff Beck(ジェフ・ベック)はJohn McLaughlin(G.ジョン・マクラフリン)への傾倒はもちろんですが、シンセサイザーでギターのようなフレーズを弾くJan Hammer(Key.ヤン・ハマー)からの影響も多々受けており、このアルバムでもそういったところを感じさせる場面が数多く聴かれます。これについてはJan Hammerにも同様に言えることで、Jan HammerのフレーズにもJeff Beckからの影響が色濃く出ており、Jeff BeckとJan Hammerの二人が相互に影響を受けながら相乗効果で良い結果を生みだしていく、という『Wired(ワイアード)』から続く二人の協力関係の一番良い時期だったのではないか、と思います。
 又、Jeff Beckの気まぐれ?な所も良く表れているアルバムで、例えば、ソロの出だしは良いのに集中力が続かなくて後半崩れてしまう、という部分も聴かれ、そういったところもJeff Beckのファンとしては興味深いところです。充分Jeff Beckのギターが堪能できるアルバムですが、全体的にはJeff Beckのライブ演奏としては可もなく不可もなく、といった感じでしょうか。(海賊盤などをいろいろ聴いてしまうと、これがベストとは言い難い。)

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[JEFF BECK DISCOGRAPHY (solo)]
Blow by Blow 1975
Wired 1976
Jeff Beck with the Jan Hammer Group Live 1977
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Flash 1985
Jeff Beck's Guitar Shop With Terry Bozzio And Tony Hymas 1989
Who Else ! 1999
You Had It Coming 2000
Jeff 2003
Live at BB King Blues Club 2003


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2005年07月13日

Wired/JEFF BECK (ジェフ・ベック)

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Jeff Beck


 Jeff Beck(ジェフ・ベック)が前作『Blow by Blow』(1975年)に続いて、1976年に発表したギター・インストゥルメンタル・アルバムの2作目。バラエティ豊かな前作に比べると、よりジャズ、フュージョンよりのスタイルに絞り込まれています。
 バンド・メンバーが一体となってソリッドな演奏を聴かせる"Led Boots"、Jan Hammer(ヤン・ハマー)作曲でJeff Beckの代表曲の一つにもなった"Blue Wind"、Charles Mingus(チャーリー・ミンガス)のカヴァー"Goodbye Pork Pie Hat"他収録。


1.Led Boots
2.Come Dancing
3.Goodbye Pork Pie Hat
4.Head For Backstage Pass
5.Blue Wind
6.Sophie
7.Play With Me
8.Love Is Green

Jeff Beck :G (ジェフ・ベック)
Wibur Bascomb :B (ウィルバー・バスコム)
Jan Hammer :Key (ヤン・ハマー)
Max Middleton :Key (マックス・ミドルトン)
Narada Michael Walden :Dr,Key (ナダラ・マイケル・ウォルデン)
Ed Green :Dr (エド・グリーン)
Richard Bailey :Dr (リチャード・ベイリー)

 プロデュースはGeorge Martin(ジョージ・マーティン)とJan Hammer(Key.ヤン・ハマー)。
 レコーディングには、当時Jeff Beck(ジェフ・ベック)がいかにJohn McLaughlin(ジョン・マクラフリン)に傾倒していたかが伺える人選で、John McLaughlin率いるTHE MAHAVISHNU ORCHESTRA(マハヴィシュヌ・オーケストラ)の元メンバーNarada Michael Walden(Dr.ナダラ・マイケル・ウォルデン)、このアルバム以降Jeff Beckの楽曲、サウンドに多大な貢献をすることになるJan Hammer等が参加。高度なテクニックを持ったミュージシャン達が作り上げた音の空間の中を、Jeff Beckのワイルドでダイナミックなギターが駆けめぐります。
 これだけのメンバーの中に入ると「ロック・ギタリスト」Jeff Beckの他のメンバーとのスピード感の違い、タイミングのズレなどを感じさせるところもありますが、このアルバムでは却ってジャズ、フュージョン系の緻密なバッキングに対してロックのテイストをより強調させる音になっており、好結果を生んでいます。(勿論、Jeff Beckの音色、フレーズの選び方などのセンスによるところも大きい)

 同じYARDBIRDS(ヤードバーズ)出身のギタリストとしてJeff Beck(ジェフ・ベック)と比較されることの多かったEric Clapton(G.エリック・クラプトン)、Jimmy Page(G.ジミー・ペイジ/LED ZEPPELIN/レッド・ツェッペリン)に比べるとJeff Beckには作曲能力、プロデュース力は皆無に等しく「ギターを弾く」ことのみに突出した才能を持っています。「天は二物を与えず」などと言いますが、二物どころか三物も四物も与えられたかの様なEric Clapton、Jimmy Pageに対してJeff Beckも同様に大きな才能を与えられたが、その全てが「ギターを弾く」ことのみに集中して注ぎ込まれ、誰にもマネの出来ない、まるでギターと一体になったかのような素晴らしいギター・プレイを聴かせてくれる、というのがJeff Beckというギタリストなのではないでしょうか。
 又、歌を歌えない反面、ギター・テクニック、目まぐるしく変えられるギター・トーン、多用されるエフェクターなどによってベックの指から繰り出される音は、ギターを自分の声に置き換えて、歌うようにギターで伝えたい、というJeff Beckの意思の表れでもあり、実際に一流ヴォーカリスト並、時にはそれ以上の表現力を持っていると思います。

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You Had It Coming 2000
Jeff 2003
Live at BB King Blues Club 2003


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2005年07月08日

Blow by Blow/JEFF BECK (ジェフ・ベック)

B00005AREQBlow by Blow
Jeff Beck


 1975年に発表されたJeff Beck(ジェフ・ベック)のギター・インストゥルメンタル・アルバム。それまでのJeff Beckのギター・プレイの集大成、且つ、自身のギタリストとしての可能性を拡げ新境地を切り開いた意欲溢れる名盤です。プロデューサーはTHE BEATLESザ・ビートルズ)の作品で知られるGeorge Martin(ジョージ・マーティン)。
 Roy Buchanan(G.ロイ・ブキャナン)に捧げられたStevie Wonder(スティーヴィ・ワンダー)作曲の"Cause We've Ended As Lovers"、ライブでの定番曲"Freeway Jam"、"Scatterbrain"他収録。


1.You Know What I Mean
2.She's A Woman
3.Constipated Duck
4.AIR Blower
5.Scatterbrain
6.Cause We've Ended As Lovers
7.Thelonious
8.Freeway Jam
9.Diamond Dust

Jeff Beck :G (ジェフ・ベック)
Phil Chenn :B (フィル・チェン)
Max Middleton :Key (マックス・ミドルトン)
Richard Bailey :Dr (リチャード・ベイリー)

 『Blow By Blow(ブロー・バイ・ブロー)』以前のJeff Beck(ジェフ・ベック)のギターは、バンドの中でヴォーカリストや他のメンバーの強力なプレイに張り合うことによって自らのギターを主張、攻撃的なギターを聴かせることが多かったのですが、このアルバムでは一転、必要以上にハードになりすぎず、バランス良く、そしてカラフルなギター・サウンドを聴かせることに成功しています。Jeff Beckのフレーズや表現によりめまぐるしく変わるギター・トーン。一つ一つのプレイは大胆でワイルドなのにも拘わらず、トータル的に見ると良く練り込まれ、緻密さを感じさせるギター・アンサンブル。また、プロデューサーのGeorge Martin(ジョージ・マーティン)によるオーケストラなどもアルバムをバラエティに彩るのに大きく貢献しています。

 前作『BB&A(ベック、ボガート&アピス)』(1973年)からこのアルバムまでの2〜3年の間、Jeff Beck(ジェフ・ベック)はStevie Wonder(スティーヴィ・ワンダー)の名作『Talking Book』など、数多くのアルバムセッションに参加したことと、特にTHE MAHAVISHNU ORCHESTRA(マハビシュヌ・オーケストラ)のJohn McLaughlin(G.ジョン・マクラフリン)との交流、影響がこうしたギター・インストゥルメンタル・アルバム制作のきっかけ、Jeff Beckのギタリストとしての音楽性を大きく拡げる進化に繋がっています。プロデューサーのGeorge Martinの起用もGeorge MartinがJohn McLaughlinの『Apocalypse』をプロデュースしていたことが大きな要因で、John McLaughlinのTHE MAHAVISHNU ORCHESTRAでのギター・アプローチをJeff Beck流に消化してアルバムを作ることを目指していたのかもしれません。

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Wired 1976
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Flash 1985
Jeff Beck's Guitar Shop With Terry Bozzio And Tony Hymas 1989
Who Else ! 1999
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Jeff 2003
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