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  1. Art Pepper Meets the Rhythm Section/ART PEPPER (アート・ペッパー)
  2. Clifford Brown & Max Roach/CLIFFORD BROWN MAX RORCH QUINTET (クリフォード・ブラウン & マックス・ローチ)
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2010年07月29日

Art Pepper Meets the Rhythm Section/ART PEPPER (アート・ペッパー)

B000SLI7NSアート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション+1
アート・ペッパー
ユニバーサル ミュージック クラシック 2007-09-19

Art Pepper [試聴]iTunes Music Store - Art Pepper


1. You'd Be So Nice to Come Home To
2. Red Pepper Blues
3. Imagination
4. Waltz Me Blues
5. Straight Life
6. Jazz Me Blues
7. Tin Tin Deo
8. Star Eyes
9. Birk's Works

 ウエスト・コースト・ジャズを代表する、白人アルト・サックス奏者Art Pepper(as.アート・ペッパー)が、The Miles Davis Quintet(マイルス・デイヴィス・クインテット)が誇る最強のリズム・セクション、Red Garland(p.レッド・ガーランド)、Paul Chambers(b.ポール・チェンバース)、Philly Joe Jones(ds.フィリー・ジョー・ジョーンズ)を迎えて録音した代表作。(1957年発表)
 1957年1月、Art Pepperの所属するContemporary Rcordsのプロデューサーが、ロサンゼルスのジャズ・クラブで3週間の公演中だった人気絶頂のThe Miles Davis Quintetからリズム・セクションを借りて、ロサンゼルス滞在中にArt Pepperとの共演盤をレコーディングすることを思い立ち、Miles Davis(tp.マイルス・デイヴィス)に許可を得て実現したのが本作『Art Pepper Meets the Rhythm Section』です。

 ウエスト・コースト・ジャズの典型的な白人ミュージシャンであるArt Pepperのクールで洗練されたジャズと、ハード・バップ・ジャズを代表するホットな黒人リズム・セクションとの、ある意味相反する音楽の共演なのですが、意外にも互いの演奏が破状する事無くスムーズに融合。企画物のような急遽行われたレコーディングの割には、事前のリハーサル、楽曲の打ち合わせがきちんと行われたことが窺われ、レギュラー・コンボと見違うばかりの演奏を聴かせてくれます。また、乾いた抜けの良い音の中で時に哀愁ある湿り気を感じさせるArt Pepper特有のアルト・サックスの響きを黒人特有の粘り気のあるリズム・セクションの演奏がより際立たせる効果を挙げています。艶のある色気たっぷりのアルト・サックスの音色を聴くならこのアルバムです。



B000SLI7NSアート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション+1
アート・ペッパー
ユニバーサル ミュージック クラシック 2007-09-19


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2010年06月24日

Clifford Brown & Max Roach/CLIFFORD BROWN MAX RORCH QUINTET (クリフォード・ブラウン & マックス・ローチ)

B00008KKT9クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ+2
ブラウン=ローチ・クインテット
ユニバーサル ミュージック クラシック 2003-04-23

Clifford Brown & The Max Roach Quintet - Clifford Brown & Max Roach (1954-1955) [試聴]iTunes Music Store - Clifford Brown & Max Roach


1. Delilah
2. Parisian Thoroughfare
3. Daahoud
4. Joy Spring
5. Jordu
6. Blues Walk
7. What Am I Here For?

Clifford Brown -trumpet (クリフォード・ブラウン)
Harold Land -tenor sax (ハロルド・ランド)
Richie Powell -piano (リッチー・パウエル)
George Morrow -bass (ジョージ・モロウ)
Max Roach -drums (マックス・ローチ)

Clifford Brown & Max Roach 1950年代前半のMiles Davis(マイルス・デイヴィス)低迷期に突如として登場した天才トランペッター、Clifford Brownクリフォード・ブラウン)とCharlie Parker(as.チャーリー・パーカー)の時代から活躍するドラマー、Max Roach(マックス・ローチ)が結成した双頭ハード・バップ・コンボ。Clifford Brownが夭逝して活動期間が短かった為か、一般的な知名度はMiles Davisのクインテット、Art Blakey(ds.アート・ブレイキー)のThe Jazz Messengers(ジャズ・メッセンジャーズ)、John Lewis(p.ジョン・ルイス)とMilt Jackson(Vib.ミルト・ジャクソン)のThe Modern Jazz Quartet(モダン・ジャズ・カルテット/MJQ)などに較べると低いものの、ジャズ・ファンには御馴染みの1950年代を代表する名コンボのひとつです。

Clifford Brown and Max Roach Quintet 残念なことに本作『Clifford Brown & Max Roach』(1954-1955)録音後の1956年に25歳の若さで交通事故により亡くなってしまいますが、高度なテクニックと次から次へと溢れ出る魅力的で輝くようなメロディー・ライン、トランペットを吹くことについては間違いなくMiles Davisの上をいったClifford Brownと豊富な経験と正確無比なドラミングで演奏を支えながら、その中に多様なアイディアを詰め込んだMax Roachが残した傑作。テナー・サックスのHarold Land(ハロルド・ランド)の貢献度も高い。
 Miles Davisが『Dig』(1951年)で行った様なホットでハードなハード・バップ・スタイルを推し進め、大きく開花させたArt Blakey(ds.アート・ブレイキー)の『A Night at Birdland, Vol.1』(バードランドの夜)と共にハード・バップ時代到来を告げたアルバムと言っても過言では無い、ハード・バップ誕生期の名盤です。
(1954年8月2日、3日、6日・1955年2月24日、25日録音)



B00008KKT9クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ+2
ブラウン=ローチ・クインテット
ユニバーサル ミュージック クラシック 2003-04-23


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2010年06月05日

Cool Struttin'/SONNY CLARK (ソニー・クラーク)

Cool Struttin'Cool Struttin'
Sonny Clark
Blue Note 1999-04-20

Sonny Clark [試聴]iTunes Music Store - Sonny Clark


 本国アメリカのジャズ・シーンでの無名振りに較べると日本での人気が異常なほど高かった日本人好みのジャズ・ピアニスト、Sonny Clark(p.ソニー・クラーク)がハード・バップが熟成して絶頂期を迎えた1958年に発表した最高傑作。印象的なジャケットと合わせて、日本のジャズ・ファンなら誰もが知っている超有名盤です。


1. Cool Struttin'
2. Blue Minor
3. Sippin' At Bells
4. Deep Night

Sonny Clark -piano (ソニー・クラーク)
Arthur Stewart Farmer -trumpet (アート・ファーマー)
Jackie McLean -alt sax (ジャッキー・マクレーン)
Paul Chambers -bass (ポール・チェンバース)
Philly Joe Jones -Drums (フィリー・ジョー・ジョーンズ)

 フロントに実力派、Arthur Farmer(tp.アート・ファーマー)、Jackie McLean(as.ジャッキー・マクレーン)の2管、リズム・セクションにはThe Miles Davis Quintet(マイルス・デイヴィス・クインテット)の最強のリズム・セクションとして名を馳せ、多くのセッションに呼ばれる人気ミュージシャンとなっていたPaul Chambers(b.ポール・チェンバース)、Philly Joe Jones(ds.フィリー・ジョー・ジョーンズ)を迎えた豪華クインテット編成。

 スロー・ブルースの名セッション、Sonny Clarkの代表曲のひとつ"Cool Struttin'"。Sonny Clarkが優れた作曲家であったことを知らしめると共にJackie McLeanの泣きの名演で聴かせるブルージーな名曲"Blue Minor"。Sonny ClarkのBud Powell(p.バド・パウエル)からの影響を感じさせつつ、軽快に疾走するビ・バップ・スタイルの演奏"Sippin' At Bells"。そしてラストに収録された、Sonny Clarkが奏でる哀愁溢れるテーマが心地良い"Deep Night"。ファンキーなフロント2管とダイナミックなリズム・セクションをSonny Clarkがクールにコントロールして創り上げた、全4曲40分弱に詰め込まれたSonny Clarkの美学の結晶。(現在はボーナス・トラックとして2曲追加されています。)


Cool Struttin'Cool Struttin'
Sonny Clark
Blue Note 1999-04-20

Sonny Clark [試聴]iTunes Music Store - Sonny Clark


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2010年05月19日

Soultrane/JOHN COLTRANE (ジョン・コルトレーン)

SoultraneSoultrane
John Coltrane
Universal Japan 2006-06-13

1. Good Bait
2. I Want To Talk About You
3. You Say You Care
4. Theme For Ernie
5. Russian Lullaby

 ハード・バップ期のJohn Coltrane(ts.ジョン・コルトレーン)の『Blue Train』(1957年)と並ぶ名盤、『Soultrane』(1958年)。
 空間を音で埋めつくような、John Coltraneの代名詞"シーツ・オブ・サウンド"をはじめ、John Coltraneのテナー・サックスの特徴が詰まったアルバムであり、その後のJohn Coltraneの軌跡を追う上でも基本となるアルバムです。『Blue Train』の3管での演奏から、ここではThe Miles Davis Quintetマイルス・デイヴィス・クインテット)での盟友、Red Garland(p.レッド・ガーランド)、Paul Chambers(b.ポール・チェンバース)のRed Garland Trioを迎えての1ホーンでの演奏(ドラムはArt Taylor/アート・テイラー)。3管には3管の良さと魅力がありますが、本作での1ホーンでの演奏もJohn Coltraneの特徴的なテナー・サックスの音、アドリブの構築の仕方など、遂に確立されたJohn Coltraneの音楽性が堪能できるという魅力があります。個人的には、昔は『Blue Train』の方が好きだったのですが、今は、より落ち着いた演奏が聴くことが出来る『Soultrane』の方が好み。
(1958年2月7日録音)



SoultraneSoultrane
John Coltrane
Universal Japan 2006-06-13


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2010年05月18日

Blue Train/JOHN COLTRANE (ジョン・コルトレーン)

Blue TrainBlue Train
John Coltrane
Toshiba EMI 2003-08-05

John Coltrane [試聴]iTunes Music Store - John Coltrane


1. Blue Train
2. Moment's Notice
3. Locomotion
4. I'm Old Fashioned
5. Lazy Bird

 John Coltrane(ts.ジョン・コルトレーン)が1957年にBLUE NOTE(ブルー・ノート)で唯一録音したハード・バップ期の名盤。
 John Coltraneは1955年に参加したThe Miles Davis Quintetマイルス・デイヴィス・クインテット)で鍛え上げられて自らのスタイルを掴み、グループ休止中の1957年にはPrestige(プレスティッジ)と契約してリーダー作を発表。同年には連日Thelonious Monk(p.セロニアス・モンク)のセッションに参加して音楽理論を修行し、インスピレーションも刺激され、いよいよ才能開花という時期に来ていました。
 徐々に頭角を現してきたJohn Coltraneのリーダー作を自レーベルに残したいと考えた生粋のジャズ・ファンであるBLUE NOTEのオーナー、Alfred Lion(アルフレッド・ライオン)の懇願を聞き入れたJohn Coltraneが当時の所属レーベル、Prestigeと相談して実現したレコーディングであり、その為BLUE NOTE側からはメンバー、収録楽曲など、全てJohn Coltraneに任せるという好条件を提示され、John Coltraneも現時点で出来うる限りの全てを注ぎ込み、暖めていた自作曲も惜しげもなく披露。収録された楽曲のレベルの高さにより、John Coltraneはプレイヤーとしてだけでなく、作曲家としても高い評価を得るようになります。
 参加メンバーはリズム・セクションにThe Miles Davis Quintetで気心の知れたPaul Chambers(b.ポール・チェンバース)、Philly Joe Jones(ds.フィリー・ジョー・ジョーンズ)。幾度かの共演時の演奏で注目していたKenny Drew(p.ケニー・ドリュー)、Curtis Fuller(tb.カーティス・フラー)。そして、Art Blakey & The Jazz Messengersでの演奏で名を馳せ、後にBULE NOTEの看板プレイヤーとなるLee Morgan(tp.リー・モーガン)を加えた3管編成のセクステット(6人編成)。本格的なJohn Coltrane時代を築く1960年代の求道的な重たい演奏ではなく、自分のスタイルを確立したJohn Coltraneの自信に満ちた伸び伸びとした演奏でハード・バップ・ジャズを聴かせてくれます。
 個人的なイチオシは"Moment's Notice"。まだジャズ初心者だった頃、気に入って頻繁に聴いていた、私をジャズの世界に導いてくれた名曲のひとつです。
(1957年9月15日録音)



Blue TrainBlue Train
John Coltrane
Toshiba EMI 2003-08-05


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2010年05月17日

Moanin'/ART BLAKEY & THE JAZZ MESSENGERS (アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ)

B00000I8UFMoanin'
Art Blakey & the Jazz Messengers
Parlophone Records 1999-03-17

 Art Blakey(ds.アート・ブレイキー)の代表曲"Moanin'"を含む、Art Blakey & The Jazz Messengers(アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ)の傑作アルバム。1958年に発表され、日本でも大ヒットしてファンキー・ブームを巻き起こしたファンキー・ジャズの名盤です。


1. Moanin'
2. Are You Real
3. Along Came Betty
4. Drum Thunder Suite
5. Blues March
6. Come Rain or Come Shine

Lee Morgan -trumpet (リー・モーガン)
Benny Golson -tennor sax (ベニー・ゴルソン)
Bobby Timmons -piano (ボビー・ティモンズ)
Jymie Merritt -bass (ジミー・メリット)
Art Blakey -drums (アート・ブレイキー)

 あまりにも有名なイントロから始まる、ジャズの世界でも1,2を争う有名曲"Moanin'"(Bobby Timmons/ボビー・ティモンズ作)。それに続くBenny Golson(ts.ベニー・ゴルソン)作曲の4曲。豪華絢爛なテーマからLee Morgan(tp.リー・モーガン)以下、各メンバーが叙情感豊かなソロで聴かせる"Are You Real"、Benny Golson色全開のクールな"Along Came Betty"、Art Blakeyのパワフルなドラム・ソロを挟みながら、幾つかのモチーフを繋げていく前衛的な構成を持った組曲"Drum Thunder Suite"、Art Blakeyのレパートリーの中では"Moanin'"に次いで有名な行進曲のブレイキー風ジャズ版アレンジ"Blues March"。実はこのBenny Golson作の4曲が本作を名盤たらしめているといっても過言ではない名曲、名演揃い。そしてラストが、これまでの熱い演奏から少しリラックスした演奏でクール・ダウン効果抜群のスタンダード・ナンバー"Come Rain or Come Shine"。"Moanin'"だけが全てのアルバムではなく、多くの聴き所、名曲を収録したハード・バップ・ファン必聴のアルバムの1枚です。
 個人的には、ヒット曲"Moanin'"、"Blues March"ではなく、2曲目の"Are You Real"が本作のベスト・トラック。



B00000I8UFMoanin'
Art Blakey & the Jazz Messengers
Parlophone Records 1999-03-17


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A Night at Birdland, Vol.1/ART BLAKEY QUINTET (アート・ブレイキー)

B00005MIZ8A Night at Birdland, Vol.1
Art Blakey Quintet
EMI/Blue Note 2001-07-03

Art Blakey - A Night At Birdland, Vol.1 [試聴]iTunes Music Store - A Night At Birdland, Vol.1


 ハード・バップ創世記にMiles Davis(tp.マイルス・デイヴィス)を煽ったと言っても過言では無い素晴らしい演奏を聴かせたArt Blakey(Dr.アート・ブレイキー)が、若きトランペットの新星Clifford Brown(tp.クリフォード・ブラウン)、ピアノのHorace Silver(p.ホレス・シルヴァー)、アルト・サックスのLou Donaldson(as.ルー・ドナルドソン)等を率いて1954年2月21日にジャズ・クラブ 「バードランド」で行ったライブを収録した、ホットでエキサイティングなジャズの楽しさが詰め込まれたハード・バップ誕生を高らかに告げる名盤『A Night at Birdland, Vol.1(バードランドの夜 Vol.1)』。


1. Announcement by Pee Wee Marquette
2. Split Kick
3. Once in a While
4. Quicksilver
5. Night in Tunisia
6. Mayreh

Clifford Brown -trumpet (クリフォード・ブラウン)
Lou Donaldson -alt sax (ルー・ドナルドソン)
Horace Silver -piano (ホレス・シルヴァー)
Curly Russell -bass (カーリー・ラッセル)
Art Blakey -drums (アート・ブレイキー)

 Miles Davisは『Dig』(1951年)以降、徐々にクールでソフトなハード・バップ・スタイルへと向かいますが、『Dig』で聴かせたホットなハード・バップを極めたのがこのArt Blakey。強烈なシンバル・ワーク、スネアを豪快に連打する通称"ナイアガラ瀑布"(ばくふ=滝)と呼ばれた十八番のロール奏法、Art Blakeyのファンキーなドラムが快調に飛ばしてバンドを牽引する、躍動感溢れる演奏が満載。ジャズを聴きいてみたいというジャズ初心者に私が一番に勧めるのがこのアルバムです。

Clifford Brown Charlie Parker(as.チャーリー・パーカー)を驚愕させ、トランペッターとしての実力はMiles Davis(tp.マイルス・デイヴィス)を凌ぐとまで言われた、夭折した天才Clifford Brown(本作発表の2年後に交通事故の為、25歳の若さで死去。)のメロディーを美しく歌い上げるような艶やかな音色とホットで流麗なアドリブは必聴。また、実力はあるものの、この後の活動が地味で目立たなかった為、今日では評価されることの少ないLou Donaldsonのサックスもこの日は絶好調。天才Clifford Brownと互角の真っ向勝負で、Charles Parkerが乗り移ったかのような素晴らしい演奏を聴くことが出来ます。
 また、『A Night at Birdland, Vol.1』と共にハード・バップの人気を決定付けたMiles Davisの『Walkin'』(1954年)の2枚のアルバム両方に参加して、特に『A Night at Birdland, Vol.1』では5曲中3曲("Split Kick"、"Quicksilver"、"Mayreh")を提供しているHorace Silver(p.ホレス・シルヴァー)の演奏にも注目。ハード・バップ誕生においてHorace Silverの果した役割が非常に大きかったことが分かります。
(1954年2月21日収録)

B00005MIZ9A Night at Birdland, Vol. 2
Harry Allen
Toshiba EMI 2001-07-03


B00005MIZ8A Night at Birdland, Vol.1
Art Blakey Quintet
EMI/Blue Note 2001-07-03


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2006年07月24日

Larry Carlton/LARRY CARLTON (ラリー・カールトン)

B000002PI9Larry Carlton
Larry Carlton
MCA 1990-10-25

[日本盤] 夜の彷徨(さまよい)/ラリー・カールトン

 60年代末からLAのスタジオ・ミュージシャンとして活躍し、愛用の1968年製"Gibson ES-335"から"Mr.335"と呼ばれた1970年代のフュージョン・ブームを牽引したトップ・ギタリスト"Larry Carlton"(ラリー・カールトン)が"The Crusaders"(ザ・クルセイダーズ)脱退後の1978年に発表した3枚目のソロ・アルバム。Larry Carlton自身の代表作となるだけでなくフュージョンといえばこのアルバムを思い浮かべる人も多いであろう1970年代フュージョン・ミュージックの最高峰。


1. Room 335
2. Where Did You Come From
3. Nite Crawler
4. Point It Up
5. Rio Samba
6. I Apologize
7. Don't Give It Up
8. (It Was) Only Yesterday

Larry Carlton (g.ラリー・カールトン)
Greg Mathieson (key.グレッグ・マティソン)
Abraham Laboriel, Sr. (b.エイブラハム・ラボリエル)
Jeff Porcaro (ds.ジェフ・ポーカロ)
Paulinho da Costa (per.ポーリーニョ・ダ・コスタ) etc.

 軽やかなナチュラル・ディストーションと心地良いサスティーン、独特且つ的確なチョーキング、繊細でまろやかなトーン、そして鮮やかなフィンガリングから産み出される一音一音のニュアンスが絶妙で流れるような華麗なギター・フレーズの数々。ジャズ、ポップ、ロック、ブルース等、あらゆるジャンルの音楽を吸収して、そこに自らのオリジナリティーを加えた高い音楽性(但し、作曲面に関しては弱点と言わざるを得ません)を誇る"ギター職人"Larry Carltonのギター・プレイは当時のギター・プレイヤーのみならず、一般の音楽ファンをも巻き込み、もう一方の雄であるLee Ritenour(リー・リトナー)と共に1970年代末にフュージョン・ギター・ブームを巻き起こしました。

 Larry Carlton(g.ラリー・カールトン)がSTEELY DAN(スティーリー・ダン)の"Peg"を発展させて完成させた代表曲"Room 335"、スピード感溢れるアグレッシブなプレイが聴ける"Point It Up"、ファンク・ナンバー"Rio Samba"他収録。


The Baked Potato Super Live! (1982)

B00005K0WFThe Baked Potato Super Live!
グレック・マティソン・プロジェクト
インディペンデントレーベル 1999-09-30

[日本盤] The Baked Potato Super Live! - @Tower.jp

 Larry Carlton(ラリー・カールトン)の相棒的存在ともいえるGreg Mathieson(key.グレッグ・マティソン)のGreg Mathieson Project(グレッグ・マティソン・プロジェクト)が1981年12月13、14、15日にロサンゼルスの老舗ライヴハウス「Baked Potato(ベイクド・ポテト)」で行ったセッションを収録したライブ・アルバム。参加メンバーはSteve Lukather(g.スティーブ・ルカサー)、Robert "Pops" Popwell(b.ロバート・ポップウェル)、Jeff Porcaro(ds.ジェフ・ポーカロ)。Greg Mathiesonのリーダ作ですが、自身はプロデューサー的なポジションでセッション全体を見渡し、参加メンバーが伸び伸びとプレイできるように気を配る、と言ったようなポジションに立ってプレイしています。
 当時人気絶頂のTOTO(トト)からSteve Lukather、Jeff Porcaroが参加しており、全編インスト・ナンバーのこのアルバム『The Baked Potato Super Live!』では、バンドのアンサンブルを重視したサウンド作りをするTOTOでは聴くことが出来ない二人の超絶プレイを聴くことが出来ます。(特にJeff Porcaroは正に絶好調。)
 Steve Lukatherのギターが炸裂するハード・ロック・ナンバー"Bomp Me"、Robert "Pops" PopwellとJeff Porcaroのリズム隊が絶妙なコンビネーションを聴かせる"I Don't Know"他収録。


B0009V1FCCザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ラリー・カールトン
ラリー・カールトン
ユニバーサルクラシック 2005-07-27

 フュージョン・ミュージックの代表的なギタリストであり、火付け役ともなったLarry Carlton(ラリー・カールトン)の1980-1990年代までのベスト・アルバム。


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2006年06月29日

Aja/STEELY DAN (スティーリー・ダン)

B00003002CAja
Steely Dan
MCA 1999-11-23

Steely Dan [試聴]iTunes Music Store - STEELY DAN


 ロック、ポップスを基調としながらも、そこにジャズ的な要素や実験的で難解なコード進行を加え、一流スタジオ・ミュージシャンを贅沢に起用して洗練された高度なサウンドを構築して、独自の音楽世界を作り上げることに成功した"STEELY DAN"(スティーリー・ダン)。本作『Aja(彩・エイジャ)』は世界中の音楽制作に関わる者に多大な影響を与えたSTEELY DANの代表作であり最高傑作。緻密に作りこまれたサウンドであるにも拘らず、リスナーにはさほどの難解さも感じさせずに聴かせてしまう楽曲群は見事。全米3位、200万枚を売り上げる大ヒットを記録。(1977年発表)


1. Black Cow
2. Aja
3. Deacon Blues
4. Peg
5. Home at Last
6. I Got the News
7. Josie

Donald Fagen (Vo,Key.ドナルド・フェイゲン)
Walter Becker (B.ウォルター・ベッカー)

Produced by Gary Katz (ゲイリー・カッツ)

 STEELY DAN(スティーリー・ダン)結成当初はソング・ライター・チーム"Donald Fagen(Vo,Key.ドナルド・フェイゲン) & Walter Becker(B.ウォルター・ベッカー)"の二人の音楽を演奏するために集められたパーマネントなグループ(Jeff "Skunk" Baxter/G.ジェフ・バクスター、他)でしたが、二人の完全主義者的な美意識により、結成当初から要所要所(適材適所)にスタジオ・ミュージシャンを起用。その上、音楽製作に集中したいが為にライブ活動を嫌がったことなどもあり、メンバーの脱退(解雇)が相次ぎ、本作での正式メンバーは結局Donald Fagen、Walter Beckerの二人だけになっており、STEELY DANは二人の理想の音楽を作り上げるためのユニット的なグループになっています。
 緻密に考え抜かれて構成された楽曲に充分な力量を持ったミュージシャンを次々と導入し、同じパートを複数のミュージシャンに演奏させるもDonald Fagen、Walter BeckerがOKを出したテイク以外は惜しげもなく切り捨てるなどの贅沢な制作方法をとり、二人の求める理想の音楽を妥協することなく追及した1つの完成形が本作『Aja(彩・エイジャ)』です。

 当時の有名どころの腕利きスタジオ・ミュージシャンの殆どが参加していると言っても過言では無いほどの豪華ゲストを迎えて制作されており、Donald Fagen(Vo,Key.ドナルド・フェイゲン)、Walter Becker(B.ウォルター・ベッカー)の楽器演奏は僅か。本来のソング・ライター・チームに戻り、自分たちが求める音楽を作り上げて行くために如何に楽曲を組み立てていくかを考えることに専念した形となっています。主なゲスト・ミュージシャンはLarry Carlton(G.ラリー・カールトン)、Lee Ritenour(G.リー・リトナー)、Chuck Rainey(B.チャック・レイニー)、Joe Sample(Key.ジョー・サンプル)、Steve Gadd(Dr.スティーブ・ガッド)、Bernard Purdie(Dr.バーナード・パーディ)、Rick Marotta(Dr.リックマロッタ)、Steve Khan(G.スティーヴ・カーン)、Tom Scott(ts,as.トム・スコット)、Wayne Shorter(ts.ウェイン・ショーター)、Michael McDonald(Key.マイケル・マクドナルド)他。このアルバム発表の前後から始まるフュージョン・ブームで活躍する大御所が集結した、音的にも参加ミュージシャン的にも超豪華なフュージョン・オールスターズによる"オトナの音楽"が繰り広げられる贅沢なアルバムになっています。

 アレンジ等のサウンド面をメインに語られる事の多いバンドですが、ロック、ジャズ、ファンク、ソウルなど、様々な音楽が吸収・消化され、また、バンドの根底には1950年代のジャズやリズム・アンド・ブルースがしっかりと根付いた音楽性は、Donald Fagen(ドナルド・フェイゲン)の個性的な歌声とブラック・ユーモア的で難解な歌詞と共にSTEELY DAN(スティーリー・ダン)のオリジナリティーを構築する重要な要素です。
 演奏面での聴き所は豪華な参加ミュージシャンゆえにあまりにも多いのですが、特にタイトル曲"Aja"でのSteve Gadd(Dr.スティーブ・ガッド)のドラム、そしてLarry Carlton(G.ラリー・カールトン)のテイクをボツにしてまで採用された当時は無名だったJay Graydon(G.ジェイ・グレイドン)の"Peg"におけるギター・ソロは必聴。


The Nightfly
The NightflyDonald Fagen
Warner Bros. 1990-10-25

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Morph the Cat Aja Gaucho

 STEELY DAN(スティーリー・ダン)解散後の1982年にDonald Fagen(ドナルド・フェイゲン)が発表したソロ・アルバム。STEELY DAN時代同様、ロック、ジャズ、ファンク、ソウルなど、様々な音楽をフューチャーして、細部まで緻密に練りこんで構築された見事な音世界を作り上げた完成度の高いポップ・アルバム。"完全主義者"、Donald Fagenの最高傑作!!


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2005年04月22日

It Might As Well Be Swing/ Frank Sinatra & Count Basie (フランク・シナトラ&カウント・ベイシー)


It Might As Well Be Swing
Frank Sinatra & Count Basie
September of My Years Swing Easy/Songs for Young Lovers Ring-a-Ding Ding!

 Count Basie(カウントベイシー)楽団をバックに快活に唄うFrank Sinatra(フランク・シナトラ)。そしてアレンジと指揮はQuincy Jones(クインシー・ジョーンズ)。この組み合わせで良くないわけがありません。いつ聴いても当時の輝きが色あせることの無いスウィング・ジャズの名盤です。(1964年発表)

1.Fly Me To The Moon (In Other Words)
2.I Wish You Love
3.I Believe In You
4.More
5.I Can't Stop Loving You
6.Hello, Dolly!
7.I Wanna Be Around
8.The Best Is Yet To Come
9.The Good Life
10.Wives & Lovers

 50年代、60年代の映画のバックに流れる音楽、時々パーティーのシーンなどでバンドが演奏する軽快でお洒落な音楽。そういう音楽、スウィング・ジャズが聴きたくなって手に入れたアルバムです。とはいえ、購入するまでには色々と紆余曲折があったのですが、手に入れてから約20年弱、未だに聴き続けている私の愛聴版です。

 80年代前半、既にジャズは名盤と言われるものだけでも膨大な量になっていて、私にとってはどれから聴いたら良いのかよくわからない状態でした。ジャズ名盤ガイドみたいな本を立ち読みしてみても、当時の私の「有名な人なら知ってるけど」程度の知識では太刀打ちできません。ハード・バップって何?モードって?(笑)

 そこで「当時人気のあった映画俳優のFrank Sinatra(フランク・シナトラ)は元々はジャズシンガーらしいし(当時はこういう認識でした)、主演映画の音楽も良かったからシナトラのものを何か買っておけば間違いないだろう」と考えて購入したのがFrank Sinatraの「ベスト盤」でした。でも、これは失敗でした。「マイ・ウェイ」後に発売されたものだったので、お酒を傾けながらジャズでも、というよりカラオケで熱唱しちゃうよ的な選曲になっていたため、すぐに聴かなくなってしまいました。(シナトラはもういいや、となってしまったんですが、その後、ジャズ・ヴォーカルももう少し聴いて見ようか、という気になって何枚か聞いているうちに見つけたのがElla Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)。特に『Ella in Berlin』には嵌りました。)

 このアルバム『It Might As Well Be Swing』を見つけたのは本当に偶然で、Frank Sinatra(フランク・シナトラ)のベスト版を買ってから2,3年後ぐらいに、当時よく行ってたジャズをかけてくれる店でかかってたんです。その頃にはジャズもあれこれ聴いてて多少なりとも知識も増えてたし、それなりにジャズを聴く耳も出来ていたので(と自分では思う)、そういう(昔でいうとジャズ喫茶みたいな)店にも行ってたんですね。で、アルバム名を聞いて購入という事に相成ったわけです。

 ジャズ・ファンの方からこのアルバムがどういった評価を受けているのかは分かりませんが、「マイ・ウェイ」のFrank Sinatra(フランク・シナトラ)しか聴いたことの無い方には機会があったら是非聴いて頂きたいアルバムです。


Ella in Berlin: Mack the Knife/Ella Fitzgerald (1960)


The Complete Ella in Berlin: Mack the Knife
Ella Fitzgerald
Ella & Louis (Rmst) Ella and Louis Again At Mister Kelly's Concert By The Sea Ole Coltrane

 繊細なバラードからダイナミックな熱唱まで。最高のジャズ・ヴォーカリスト!Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)の魅力溢れる名作ライブ盤。

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