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2007年06月24日

Flashpoint/THE ROLLING STONES (ザ・ローリング・ストーンズ)

B002OT7314Flashpoint
The Rolling Stones
Virgin Ben 2009-11-10

The Rolling Stones - Flashpoint [試聴]iTunes Music Store


 東京ドームに組み上げられた巨大なステージ・セット。激しく点滅する照明。単調なリズムを繰り返す混沌としたSE曲"Continental Drift"によって興奮の坩堝と化すアリーナ。突然のSE曲の停止による一瞬の静寂と暗闇の中、大きな火花の爆発音と共に切り裂くようなギター・カッティングを決めてスポット・ライトに浮かび上がるKeith Richards(G.キース・リチャーズ)。
 本作『Flashpoint』(1991年.フラッシュ・ポイント/発火点)は、日本のストーンズ・ファンが待望したTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)の初来日公演を含む、1989年から1990年にかけて行われた8年ぶりのワールド・ツアー"Steel Wheels Tour"(スティール・ホイールズ・ツアー)、"Urban Jungle Tour"(アーバン・ジャングル・ツアー)の模様を収録したライブ・アルバムです。(1991年発表)


1. Continental Drift
2. Start Me Up
3. Sad Sad Sad
4. Miss You
5. Rock And A Hard Place
6. Ruby Tuesday
7. You Can't Always Get What You Want
8. Factory Girl
9. Can't Be Seen
10. Little Red Rooster
11. Paint It Black
12. Sympathy For The Devil
13. Brown Suga
14. Jumpin' Jack Flash
15. (I Can't Get No) Satisfaction

16. Highwire *studio
17. Sex Drive *studio

Mick Jagger :Vo (ミック・ジャガー)
Keith Richards :G (キース・リチャーズ)
Bill Wyman :B (ビル・ワイマン)
Charlie Watts :Dr (チャーリー・ワッツ)
Ron Wood :G (ロン・ウッド)

Steel Wheels Tour 1990 1990年2月14日~27日まで東京ドームで行われた10回の初来日公演と同じツアーから抜粋された楽曲が収録されているため曲順、各曲のアレンジなど、日本公演の内容と近く、(海賊盤を除くと)THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)の初来日に東京ドームで涙したストーンズ・ファンにとっては必須のアルバムと言えるかもしれません。
*"Ruby Tuesday"(ルビー・チューズデイ)、"Sympathy For The Devil"(悪魔を憐れむ歌)、"Jumpin' Jack Flash"(ジャンピン・ジャック・フラッシュ)は日本公演での演奏を収録。

 Mick Jagger(Vo.ミック・ジャガー)とKeith Richards(G.キース・リチャーズ)の不仲などから1980年代後半には解散も噂されたTHE ROLLING STONESが久々の快作『Steel Wheels』(1989年)を発表し、それに伴い行われたTHE ROLLING STONESがロック・シーンへの本格的な復帰を告げる事になった本ツアーは、1980年代末からの音楽シーンに合わせてアレンジされつくした楽曲、Chuck Leabvell(Key.チャック・リーベル)を始めとする大編成のサポート・メンバー、そして最新のテクノロジーを駆使したTHE ROLLING STONESの近代ロック化の完成形ともいえる内容で、THE ROLLING STONESのルーズなロックン・ロールの魅力を知り尽くした古くからのファンにとっては初来日の興奮が醒めた後で「時代に融合した」等の寂しい思いがあったかもしれませんが(個人的には、遅すぎたTHE WHO/ザ・フーの初来日に較べるとTHE ROLLING STONESは「何とか間に合った」という感覚があります。)、テンポ・アップされた楽曲群とショウ・アップされたステージ、そして数々のヒット・ナンバーで構成されたコンサートは新たな若いストーンズ・ファンを掴むには充分な内容で、本作『Flashpoint』もヒット曲満載。特に11曲目から続く"Paint It Black"、"Sympathy For The Devil"、"Brown Sugar"、"Jumpin' Jack Flash"、"(I Can't Get No) Satisfaction"という流れは圧巻。その演奏スタイル、"Jumpin' Jack Flash"、"(I Can't Get No) Satisfaction"が同時に収録された唯一のライブ・アルバムということもあり、ストーンズ入門編としてもお勧めできるアルバムになっています。

MUSIC MAN Silhouette 演奏面に関して特筆なのは、お馴染みの"Fender Telecaster"(フェンダー テレキャスター)などの使用ギターに加え、当時Keith Richards(G.キース・リチャーズ)がお気に入りのギターとしてインタビューなどでも「次代のスタンダード・ギター」と絶賛し、"Keith Richards & the X-pensive Winos"(キース・リチャーズ &ザ・エクスペンシブ・ウィノス)でもメイン・ギターの一本として使用していた白い"MUSIC MAN Silhouette"(ミュージックマン シルエット)の多用。H-S-Hという近代的なピックアップ・レイアウトでルックス的にもKeith Richardsのイメージとは合わない感じではありましたが、レギュラー・チューニングの楽曲の多くで使用され、黒を基調としたファッションに身を包んだKeith Richardsが真っ白なSilhouetteで大編成のバンドのサウンドに埋もれることの無い、抜けた太いトーンでフレーズを決めまくる姿が印象的なツアーでした。

 このアルバム以降、Bill Wyman(B.ビル・ワイマン)も脱退し、バンドの動きもアルバムを出しては大規模なワールド・ツアー、そしてライブ盤、及びビデオ、DVD発売という流れのストーンズ・ビジネスがシステム化されてしまった感がありますが、現在のこのバンドに関しては現役でいてくれることが全て。1960年代から1970年代のトラブル・メーカーだった頃のKeith Richards(キース・リチャーズ)が60歳を超えたロック・ミュージシャンに対して、どのような発言をしただろうかという興味もありますが、中高年向けのロック雑誌が流行している昨今、ロック年齢を引き上げてくれる最大の牽引者であり、「幾つになってもロックを聴いていて良いんだな」と確信させてくれるバンドでもあり、そうしたロック・ファンの想いに応えてくれるバンドがTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)ではないかと思います。

Steel Wheels Tour 来日公演パンフレット 個人的に本アルバムについては、Keith Richards(キース・リチャーズ)がアクションを決めて弾き出すシャープなリフに絶妙なタイミングで入るCharlie Watts/Dr.チャーリー・ワッツのドラムが格好良い"Midnight Rambler"、Keith Richardsのヴォーカル・ナンバー"Happy"、更に欲を言えば"Gimme Shelter"、"It's Only Rock'n Roll"等も収録して欲しかった、というのがあります。(音質の良い物を探して海賊盤を漁らなくて良かったのに。。。。)
 また、日本公演は大塚製薬「ポカリスエット」をスポンサーに行われ、CMに起用される共に、2月14日の公演がFM東京系でラジオ放送、2月26日の公演が日本テレビ系列でテレビ放映されていますが、2月26日は正に私が初めて生のストーンズを観ることが出来た記念すべき日。録画したビデオテープは我が家の家宝となっています。^^♪
 テレビ放映で公演のクライマックスに延々と映し出されるのが来場していたジャニーズ事務所"男闘呼組"のメンバーというのが時代を感じさせます。というか、ちゃんとストーンズ見せろよ、というのがテレビ放映時からの感想です。まぁ、ロック・ファンにとっては歴史的なイベントだとしても、テレビも商売だからテレビ的な発想で対応するのは仕方が無いか。。。


B000000W68Undercover
The Rolling Stones
Virgin Records Us 1994-07-26

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B000000W66Dirty Work
The Rolling Stones
Virgin Ben 2000-01-01

The Rolling Stones [試聴]iTunes Music Store - The Rolling Stones


B000000W64Steel Wheels
The Rolling Stones
Virgin Ben 2000-01-01

The Rolling Stones [試聴]iTunes Music Store - The Rolling Stones


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comments

奇遇です。僕もローリング・ストーンズ初体験は2月26日だったんですよ。「スタート・ミー・アップ」のキースのギターが鳴り響いた後は殆ど覚えてません。(笑)
このCDのContinental Drift~Start Me Upの流れを聴くと未だにあの時の興奮が蘇ります。

>録画したビデオテープは我が家の家宝
同じくです。

  • hajime
  • 2007年06月25日 20:38

こんにちは。
懐かしいアルバムです。僕も初来日公演を見に行きました。でも、もう20年近く前なんですね。

>現在のこのバンドに関しては現役でいてくれることが全て。
同感です。毎回最後のツアーと言われながら、益々盛んなストーンズ。いつまでも現役でいて欲しいものです。

>メイン・ギターの一本として使用していた白い"MUSIC MAN Silhouette
 ミュージックマンのシルエットはキースとロニーが使用したことによって日本でも一般的になりましたね。良いギターです。

ストーンズ初来日のオープニングは感動的でした。東京ドームの音響は最悪でしたけど。スタンドで見ていたんですが、特にチャーリーのドラムが遅れて聞こえてくるような感じでした。
 それまでストーンズって日本では、ロック・ファン以外には人気がなかったのに、来日が決まったとたんに俄かストーンズ・ファンが一気に増えちゃって、チケット争奪戦も凄かったですね。僕もチケット購入は苦労しました。

  • TOM
  • 2007年06月26日 22:22

 初来日は思い出深いです。田舎から6時間もかけて東京ドームに行ったんですよ。
 いつもはアーティスト・グッズには興味が無いのに、この時ばかりは買い漁り、実はGジャンも買ってしまいました。^^;

>MUSIC MAN Silhouette
来日公演を見て、白いシルエットがどうしても欲しくなって、2ヶ月ほど悩んだ上で買いました。今でも愛用のギターです。キース使用云々は別として、使い勝手も良いし、なかなか良い音するんですよ。「次世代のスタンダード・ギター」というところまでは普及しませんでしたが。

  • taro
  • 2007年06月27日 16:50


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