May 12, 2005
Fire and Water/FREE (フリー)
![]() | Fire and Water Free |
Simon Kirke(D.サイモン・カーク)、個性派Andy Fraser(B.アンディー・フレイザー)の横ノリのリズムを土台に、Paul Kossoff(G.ポール・コゾフ)の引き裂くようなレスポール・サウンド、そして圧倒的な力量を持つPaul Rodgers(ポール・ロジャース)のヴォーカルで作り上げた、FREE(フリー)のブリティッシュ・ブルーズ・ロックの名盤。(1970年・3作目)
全英チャート2位、全米チャート4位の"All Right Now"を収録。
1.Fire and Water
2.Oh I Wept
3.Remember
4.Heavy Load
5.Mr. Big
6.Don't Say You Love Me
7.All Right Now
UK盤、日本盤 Bonus Tracks
8.Oh I Wept [Alternate Vocal Take]
9.Fire and Water [New Stereo Mix]
10.Fire and Water [BBC Session]
11.All Right Now [BBC Session]
12.All Right Now [Single Version]
13.All Right Now [First Version]
Fire and Water [FROM UK][IMPORT]
Paul Rodgers :Vo (ポール・ロジャース)
Paul Kossoff :G (ポール・コゾフ)
Andy Fraser :B (アンディー:フレイザー)
Simon Kirke :Dr (サイモン・カーク)
このアルバムを録音した時点でFREE(フリー)のメンバーは全員20歳前後。Andy Fraser(アンディー・フレイザー)にいたってはFREEに参加したのが16歳の時、しかもそれ以前はJohn Mayall(ジョン・メイオール)のバンドにいたというから驚きです。作曲能力にも優れ、そのベースも個性的。FREE独特の重くて深いリズムもAndy Fraserに因るところがが大です。
シンプル且つシンプルな音でシンプルなブルーズロックを演奏するバンドのため、重厚な音の壁を作り上げるようなハード・ロックを聴きなれた耳では「スカスカ」な演奏、という印象をもたれる方も多いかもしれませんが、その音の空間の間、緊張感などが楽しめるようになると、FREEの良さが染み込むように分かってくると思います。
Paul Kossoff(ポール・コゾフ)のギターの特徴としてよく言われるのは、Eric Clapton(エリック・クラプトン)も感心したという“細かく速いビブラート”、そして“泣き叫ぶようなギター”。“泣き”といっても代表選手であるCarlos Santana(カルロス・サンタナ)のそれとはまた違った、Santanaよりブルース色が強く、どちらかと言えばドライな印象のあるPaul Kossoff独特のスタイルです。
ただし、個人的にはその"泣き”が本領発揮されてPaul Kossoffの演奏技術においてピークを迎えるのはFREEというバンドの絶頂期ではなく、FREEが一時的に再結成を果たした『Free At Last』辺りからではないかと思います。(レズリー・スピーカーの使用も大きい。)しかし、その頃にはPaul Kossoffは既にドラッグの影響により体調を崩しつつあり、次作『Heartbreaker』製作中にFREE(フリー)を脱退。その後自らのバンド"BACK STREET CRAWLER"(バック・ストリート・クローラー)を結成するものの(1作目は良かったんですが)2作目で失速、そして遂にはPaul Kossoff自身もドラッグの後遺症により帰らぬ人となってしまいます。幾つかの名演を残してはいますが、ギター・テクニック的にも熟成してPaul Kossoffのギター・スタイルの完成を得ながら、しかし既に充分な音楽活動が行える状態ではなくなっていたという、Paul Kossoff本人だけでなくロック・ファンにとっても残念なドラッグでの死だったと思います。
*FREE解散後、Paul Rodgers(vo.ポール・ロジャース)、Simon Kirke(Dr.サイモン・カーク)は元MOTT THE HOOPLE(モット・ザ・フープル)のMick Ralphs(G.ミック・ラルフス)等と"BAD COMPANY"(バッド・カンパニー)を結成することになります。
■Free Live (1971)
FREEが一度目の解散をした後に発表されたライブアルバム。トラブルによりPaul Kossoff(ポール・コゾフ)のギターの音が出なくなったり、音を外していたり、というのもそのまま入っていますが、そんなことがほとんど気にならないほどの熱気溢れる演奏です。個人的にはこのアルバムを一番良く聴いてました。何年か前にCDで買い直したら、ボーナス・トラックとして"All Right Now""Mr.Big"の収録日違いのライブ演奏なども入っていたんですが、特にPaul Kossoffのギターのバッキングが違っていて、FREEもライブ演奏を重ねて曲を熟成させて行くバンドだったというのが良く分かり、そういう部分での聴き較べも興味深かったです。ちなみに収録された"All Right Now"は1970年1月録音、ボーナストラックは1970年9月録音(こちらの方がスタジオ録音版に近い演奏です)。"Mr.Big"はその逆。そして、その2曲を収録したスタジオ盤『Fire and Water』は2つの収録日の間の6月発売です。
*ボーナス・トラック収録はUK盤、日本盤。US盤には入っていないようです。(2005年4月現在)
![]() | Free Live [UK Bonus Tracks] Free |
■Back Street Crawler
Paul Kossoff(G.ポール・コゾフ)がFREE(フリー)脱退後に結成したバンド、BACK STREET CRAWLER(バック・ストリート・クローラー)。1stアルバム収録曲の"Time Away"ではPaul Kossoff最高の泣きのギターを聴かせてくれます。
![]() | The Band Plays On Back Street Crawler |
[FREE DISCOGRAPHY]
Tons Of Sobs - 1969
Free - 1969
Fire And Water - 1970
Highway - 1970
Free Live - 1971
Free At Last - 1972
Heartbreaker 1973
[PAUL KOSSOFF DISCOGRAPHY]
Kossoff,Kirke,Tetsu,Rabbit - 1971
Back Street Crawler - 1973
The Band Plays On/Back Street Crawler - 1975
2nd Street/Back Street Crawler - 1976
Live in Croydon,June 15th 1975 - 1983
- by axis_009
- at 11:23
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comments
こんばんは。
FREEは、後追いながらたいへん思い入れのあるバンドです。
コピーもたくさんしましたよ。
彼らのライヴ音源を聴くと、スタジオ盤とは違うへヴィーで凶暴な音に触れられたりしますね。
実は私のバンドのギタリストは、FREEとポール・コゾフに関しては雑誌のインタビューを受けるほどのマニアでして、FREEのトリビュートバンドもやってるんです。
彼にたくさん仕込まれました(笑)
>marnie さん
>FREEのトリビュートバンドも
marnieさんのブログに掲載されてた「TONS OF SOBS」というバンドですね。明日(5/13)大塚Welcomebackというところでライブがあるみたいですね。
私も東京在住だったらいろいろと見に行きたいんですが、地方在住だとなかなかこういったバンドを見る機会がなくて残念です。(地元でトリビュート・バンドをやられてる方も多少いるんですけど、バンドが限られてるし、なかなかフリーなどは聴けません。)
また、こちらからもお邪魔しますね。よろしくお願いします。
こんばんは。
当ブログにTBありがとうございました。
また当サイトの調子が悪く、何度も同じ記事をTBしてしまい、申し訳ありません。
誠にお手数ですが、不必要な分を削除して頂けると幸いです。
フリーの中ではやはり「ファイアー・アンド・ウォーター」が一番ですね。
ポール・コゾフのギタープレイもたまりません。
こんばんは。わたしもバドカンがやや遅れリアルタイムでした。最初フリーっててっきりアメリカのバンドと思っていましたよ。骨太の割にどこかしら柔らかさを感じますが如何でしょう。ポール・コゾフのギタープレイのせいでしょうか。いや、ベースかな。ボーカルも意外と力みがなくて、うーん、一聴するとロックなんですけどそのへんがブルースなのかな。
FREE、好きです。
ポール・ロジャースのボーカル、ポール・コゾフのレスポールのサウンド、カッコいいです!
たしか、昔の雑誌でポール・ロジャースの自宅に、ポール・コゾフのレスポールがあるのを見ました。貴重なギターですね。まだ、雑誌はどこかにあると思います。後で探してみよう。
”オールライト・ナウ”はレスポールでコピーしました。
あのイントロがたまりません(涙)
>lonehawkさん
>当サイトの調子が悪く
気にしないでください。私もここ2,3日、あちこちに重複コメントを残してます。(悲)
>kawamukaiさん
>骨太の割にどこかしら柔らかさ
私はフレイザーのベースではないかと思います.....多分。
あのベースって、重たいんだけど浮遊感がありますよね。その辺がフリー独特の音を作ってるのではないでしょうか。
>エディさん
オール・ライト・ナウのイントロのAですが、ライブの時はロー・コードのAを押さえて、尚且つ6弦の5fを小指で押さえてる、というような話を聞いた事があります。本当だったら、うーん、私には押さえられない....。
>オール・ライト・ナウのイントロのAですが
以前WOWWOWで放送したライブ映像のでコピーを試みた
ことがあるのですが、ローA+6弦5Fで、このフォームの
まま次のコードも弾いてました。最初のAの時に
5弦4Fも押さえてるような気もしたのですが、それだと
ちょっと音が。スタジオ盤ともFREE LIVEとも違う弾き方でした。
アクション優先でちゃんと弾いてないんですが(笑)
ビブラートは戦慄を覚えました。特に人差し指。うーむ。凄い。
僕のほうからもTBしました。
このアルバムは心底好きですね。
ボーナスで入っていた
All Right Now [Single Version]
All Right Now [First Version]
も良くないですか?
イイ曲なのでいろんなバージョンで聴けるのがうれしいですね。
このオマケがクセモノなんですけどね(笑)
ちなみにポール・コゾフ。彼のソロのアルバムがこれまた好きです。
axisさんのブログのリンクで、リンク名にカーソルを当てた時に、更新日が出るのと出ないのがあるのはどうしてですか?
Time Awayを聴くとあの強烈な悶絶顔が浮かびます。
レスポールといったらペイジよりコゾフの名前が浮かんでしまう駄目な僕です。
これ超〜懐かしいです。よく聴きました。ポールコゾフ、泣きのギター。
BBのライブとともにテープレコーダーに録音してスローでちょっとづつ再生して・・・(笑)
もうちょっと彼ら、バンドやって欲しかったですね。
ついにFREEですね!このアルバムも大好きですが、次の「ハイウェイ」や「ハートブレーカー」なんかも良いです。
「フリー・ライブ」では、詐欺のように入っていた(笑)ライブじゃない「ゲット・ホェア・アイ・ビロング」が好きだったりします(^^ゞ
また、つい最近も「コゾフ、カーク、テツ&ラビット」なんぞを買ってしまいました(^^♪
axis_009さん、僕もリアルタイムで聴いていた、『70年代、ツェッペリンの次に売れたバンドBad Company』にも期待していますよ(^.^)b
>bakuneさん
やっぱり6弦も押さえてるんですね。多分、音を更に厚くヘヴィーにしたい、という発想からなんでしょうけど、色々考えるもんですね。でも、そんな押さえ方でギター弾いても楽しくなさそうだなぁ。(←言い訳(笑)
>コトーさん
以前コトーさんのブログに、「フリー」の記事を書いてTBします、とコメントしてから暫く経つんですが、やっと書きました。(笑)
>このオマケがクセモノ
フリーってボーナス・トラックがいっぱい入ってますからねぇ。
>おいら さん
>レスポールといったらペイジよりコゾフの名前が
ポール・コゾフもレスポールの代表的なギタリストですよね。個人的にはレスポールというと、絵的にはペイジなんですが、「音」という事になるとコゾフやオールマンBrosの2人、ジョー・ウォルシュ等の方が印象的ですね。ペイジのレスポールは変則的(?)な音だと思います。
>zzr927k さん
>テープレコーダーに録音してスローでちょっとづつ再生して
私はスロー再生できる物は持ってなかったんですが、コピーするのにラジカセは何台か壊してしまいました。懐かしいですね。あと、ギターから直接ラジカセに繋いだディストーション・サウンド。(笑)
> イマ さん
イマさんのTB「バッド・カンパニー」、さっそく読ませて頂きますね。
*今更なんですが、イマさんのHPのアドレスってBad Companyだったんですね。
>kikiさん
ブログには「Ping送信」という機能があって、Ping送信を行うように設定しておくと新規記事を投稿する時に「ブログを更新しましたよ」という情報が、設定した送信先に送信されます。送信先も色々あるみたいで、各種ランキングサイトや私が登録している「BlogPeople」のようなリンクのシステムなども、その送信先のいずれかの情報を使って更新状況を表示できるようにしています。
ちなみに「BlogPeople」は
http://www.weblogs.com/
http://ping.blogger.jp/
のいずれかにPing送信をされている方の更新状況が表示されます。
*Ping送信に対応していないブログも一部あるようですが、Blog Peopleなどから、そのブログの代わりにPing送信を行うフリーソフトなども配布されています。(大体こんな感じなんですが、私の説明も言葉足らずな部分や間違いがあるといけないので、念のため「Ping」などの単語で検索して色々読んでみてください。)
詳しい説明、ありがとうございます。
また、いろいろ教えてください。よろしくおねがいします。
お邪魔致します。
このアルバムは収録時間が短いながら名作ですね〜。
1曲目の表題曲の、忍び寄るような枯れたイントロが感動です。
隠れた名曲バラード「Don't Say You Love Me」には何度か涙しました(笑)。
いまやポール・ロジャースもクイーンのヒトなんですよね〜。。。しみじみ。
>KMCにしむら さん
>忍び寄るような枯れたイントロ
大ヒットアルバムの後なのに、何故か急に枯れちゃった次作「ハイウェイ」も結構好きだったりします。でも、20歳前後の人たちがこういうのを作っちゃうんですから、当時のイギリスのミュージック・シーンというのは凄いですよね。
おはようございます。axis_009さん、お察しの通り僕のホームページのアドレスは、Bad Companyなんです。ポール・ロジャースが大好きで、Rockを聴くようになってからは来日ごとにコンサートにも行きました。Queenでいいからまた観たいですね。
「コゾフ、カーク、テツ&ラビット」はコゾフが大好きとかコレクションとしてなら買っても良いかもしれませんが、買うと後悔するかもしれません^^;
続きです。
キーボードのラビットがヴォーカルを取っていますが、ロジャースと比べてしまうと…
音的には、ラビットの影響でかなりアメリカナイズ、「ハートブレーカー」のへヴィーさを抜いたみたいな感じですかねえ。コゾフのギターは相変わらず泣いていますが、キーボードが少しうるさい気がします。
と言いながら、実はあまり聴いていないので、もう少し聴いてみると感じ方が違うかもしれませんが…
>イマさん
なるほど。「コゾフ、カーク、テツ&ラビット」はポール・コゾフのよっぽどのマニア向けのアイテムみたいですね。情報ありがとうございます。
>ラビットの影響でかなりアメリカナイズ
バック・ストリート・クローラーもその傾向がありますね。曲の多くもラビットが作ってるし。1stは結構好きなんですけどねぇ。2ndがどうも.....。(^^♪
はじめまして、つい先日ポール・ロジャースを初めて聴いたド素人です。
1枚聴いただけではよくわからず、フリーやバッド・カンパニーも聴いてみたいと思ってましたので、ご紹介のアルバムも試してみようかと思います。
>SYUNJI さん
コメント、TB、ありがとうございます。少しでも参考になれば嬉しいです。
私のブログにコメントやTBを頂いてる方のブログも回ってみられると、他にも情報が色々聞けると思いますよ。もし良かったら行ってみてください。
Yahooの別館からこちらの記事にたどり着きました。
バドカンも好きなので記事のUPをお待ちしておりますm(__)m
また、TBさせていただきました。
>メイさん
>Yahooの別館からこちらの
本当はこことは何か違うことをしようと思って、Yahoo!に登録したんですが激重で.....。
>また、TBさせていただきました
遠慮なくどうぞ。これからもよろしく。
こんにちは。記事を読ませていただいていたら、FREEのトリビュートバンド「TONS OF SOBS」についてのコメントがあったので驚きました。今年はまだ見てないのですが昨年新宿Freakで初体験しました。素晴らしいバンドです。ギターの方はコゾフ好きの間では有名な方ですね。marnieさんは「TONS OF SOBS」のヴォーカル・チェンジでやっているBack Street Crawlerのトリビュートバンド「裏街徘徊者All Stars」のほうのヴォーカルの方だと思います。また是非聴きたいと思っています。ちょっとずれたコメントで失礼しました。
Back Street Crawler・・・
恥ずかしながら、僕もちょっとロックの神話を信じてます(笑)。Fire and Waterは、本当によく聴きましたし、Back Street Crawlerは、2枚のLPとも発売されて、すぐに買ったのが懐かしいです。ポール・コゾフの弾くコードは、マイナーでもメジャーでもないんですね・・・。わざと、大切な音を外すところにセンスを感じるのです・・・。
>yoyoさん
コメント、ありがとうございます。
>大切な音を外すところにセンスを感じる
上のほうのコメントにもあるんですが、コゾフはよく通常とは違う複雑な押さえ方をしているようですね。
直感でやっているとすると、凄いですよね。アイディアとしてもセンスとしても。
うわ〜。めっちゃ詳しく書いてありますね。
ポール・ロジャースとクイーンのメンバー、実はほぼ同じ年なんですね。それを聞いた時は驚きました。このアルバムが20歳前後の作品とは…やっぱフリーってカッコいいわ。
良いですよねー。ポール・ロジャース!
今はクイーンのツアーで忙しそうだけど、また新しいバンドやらないかなぁ。
axisさん、はじめまして。
TBありがとうございました。
実は僕がBlogを始めた当初から、axisさんのところを拝見し・シンプルで・見やすく・詳しく・と、とても良いBlogだな〜と感心しておりました。
勝手にLinkもさせていただいておりましたがご挨拶が遅くなり申し訳ございません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ロック好きにはたまらないサイト!
素晴らしいサイトっ!自分も同じような道を歩むのだろうかって感じですが、コメントありがとうございます。
音楽に映画、最高です。お酒も、かな(笑)。またまたお邪魔させてもらいますが、よろしくお願いします。
Free Live!の記事をTBさせていただきました。
またVan Halenの記事にTBありがとうございました。
Queen + Paul RodgersでまたFreeやバドカンが注目されて嬉しいですね。