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クレジットカード




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2010年05月24日

Concerto for Group and Orchestra/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B000006Y3OConcerto for Group and Orchestra
Deep Purple & the Royal Philharmonic Orchestra
Tetragrammaton 1998-10-20

1. Hard Road (Wring That Neck)
2. Child in Time
3. First Movement: Moderato-Allegro
4. Second Movement: Andante
5. Third Movement: Vivace - Presto

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
Ian Gillan :Vo (イアン・ギラン)
Roger Glover :B (ロジャー・グローヴァー)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 1969年Jon Lord(Key.ジョン・ロード)主導で行われたロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラとの共演コンサートを収録したライブ盤。
 Jon Lordの試みに他のメンバーが協力した程度のもので、DEEP PURPLE(ディープ・パープル)ファンといえども必聴というアルバムではなく、内容的にもJon Lordの試みが成功しているとはいえません。
 しかし、ロック・バンドとオーケストラの共演という話題性は充分。ヒット曲"Hush"はあるもののアメリカのマイナー・レーベル「テトラグラマトン」所属でプロモーションが弱く知名度が低かったDEEP PURPLEの名前を広く知らしめる、という意味では重要なアルバムだったかもしれません。

 このアルバム発表後、Jon Lord(Key)はクラシック的な要素をDEEP PURPLEに取り入れようとしますが、他のメンバー、特にハード・ロック志向を強めるRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)と対立。結局次作をRitchie Blackmore主導で制作し、成功するかどうかで今後のバンドの方向性(Jon LordとRitchie Blackmoreの主導権争いの決着)を決める事になります。


■おまけ


B000006Y3OConcerto for Group and Orchestra
Deep Purple & the Royal Philharmonic Orchestra
Tetragrammaton 1998-10-20


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2005年09月10日

Come Taste the Band/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B000005RTGCome Taste the Band
Deep Purple


【日本盤】 カム・テイスト・ザ・バンド ディープ・パープル

 Ritchie Blackmore(G,リッチー・ブラックモア)脱退により解散の危機を迎えたDEEP PURPLEディープ・パープル)が、新たにアメリカ人ギタリストのTommy Bolin(G.トミー・ボーリン)を加えて活動を再開。"ファンキーになって帰ってきた"第4期DEEP PURPLE唯一のスタジオ録音盤。Ritchie Blackmore在籍中とはあまりにもかけ離れた新生DEEP PURPLEのサウンドは、発表当時こそファンからは不評を買い、セールス的にも成功しませんでしたが、発表から年月を経るごとに再評価され、その評価を年々高めていく非常に完成度の高い傑作アルバムです。(1975年発表)


1.Comin' Home
2.Lady Luck
3.Gettin' Tighter
4.Dealer
5.I Need Love
6.Drifter
7.Love Child
8.A) This Time Around/B) Owed To 'G' (Instrumental)
9.You Keep On Moving

David Coverdale :Vo (デイビッド・カヴァーデイル)
Glenn Hughes :B,Vo (グレン・ヒューズ)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)
Tommy Bolin :G (トミー・ボーリン)

Tommy Bolin - Deep Purple.jpg ファンク、ジャズの分野で活動していたTommy Bolin(G.トミー・ボーリン)を加え、David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)、そして特にGlenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)の趣向を強く反映した音作りになっており、全体的に黒人音楽から影響を受けたエモーショナル且つ攻撃的なTommy Bolinのギター・プレイはDavid Coverdale、Glenn Hughesが目指す方向性に見事にマッチし、2人の活躍とTommy Bolinの優れたアイディア、ギター・テクニック、そして才能を感じることが出来るアルバムです。しかしこのアルバム発表後、DEEP PURPLE(ディープ・パープル)は解散。David Coverdale、Glenn Hughes、Tommy Bolinはソロ活動へ、Jon Lord(Key.ジョン・ロード)とIan Paice(Dr.イアン・ペイス)は新たなバンド結成へと向かうことになります。
*その後1984年に第2期DEEP PURPLEのメンバーで再結成。

 後にJon Lord(Key.ジョン・ロード)が語ったように - DEEP PURPLE(ディープ・パープル)の名前で発表すべきではなかった - アルバムで、年々再評価されつつはありますが、Ritchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)のDEEP PURPLEにおけるカリスマ性が消えて久しく、音楽シーンが当時より成熟し、音楽の多様化がみられる現在こそ、正当な評価を与えられるアルバムなのかもしれません。

Live in Califonia 1976: On the Wings of a Russian Foxbat →関連記事

B000006Y3ZLive in Califonia 1976: On the Wings of a Russian Foxbat
Deep Purple
Connoisseur 1995-05-18


Deep Purple "This Time Around: Live in Tokyo '75 "

B00005MNKQThis Time Around: Live in Tokyo '75
Deep Purple
Purple 2001-09-11


Clear Air Turbulence (1977)

B00000J7OWClear Air Turbulence
Ian Gillan Band


 DEEP PURPLE(ディープ・パープル)を脱退したIan Gillan(イアン・ギラン)が結成したIAN GILLAN BAND(イアン・ギラン・バンド)がテナー・サックスなどのホーン・セクションを導入してファンキー・タッチなフュージョン風のアルバムを発表していたり、Jon Lord(Key.ジョン・ロード)とIan Paice(Dr.イアン・ペイス)がDEEP PURPLE解散後、Tony Ashton(Vo,Key.トニー・アシェトン)と共にPaice,Asheton & Lord(ペイス、アシェトン、ロード)を結成して渋めのファンク・ロック・アルバムを発表したりと、Ritchie Blackmore(G,リッチー・ブラックモア)以外のメンバーが当時の自分たちに貼られたハード・ロックのイメージからの脱却を試みていたことが窺えるのは興味深いところです。


Malice in Wonderland (1976)

B0000072R6Malice in Wonderland
Paice Ashton & Lord



Tommy Bolin "Whips and Roses"

Whips and RosesWhips and Roses
Tommy Bolin

Whips and Roses II Private Eyes スペクトラム

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2005年09月09日

Made in Europe/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B000006Y3XMade in Europe
Deep Purple


 Ritchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)脱退直前の1975年4月、パリでのコンサートを収録したDEEP PURPLEディープ・パープル)のライヴ・アルバム。バンド内での数多くの確執を抱え、その上Ritchie Blackmore脱退決定後のライヴにもかかわらず、素晴らしい演奏を繰り広げており、ライブ・アルバムの名盤『Live In Japan』(ライブ・イン・ジャパン、1972年)と比べても遜色のない内容。
 Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)のパワフルなヴォーカルとファンキーなベース、ソウルフルに歌い上げるDavid Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)、バンドを牽引するJon Lord(Key.ジョン・ロード)とIan Paice(Dr.イアン・ペイス)、これが最後とばかりに弾きまくるRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)。第3期DEEP PURPLEの最後を飾る最高のライヴ・アルバム。
 特にGlenn Hughesのベースとヴォーカルは必聴。控えめながらツボを押さえたプレイを聴かせた前任者のRoger Glover(B.ロジャー・グローヴァー)とは対照的にバンド内での存在感を強力に主張。Ritchie Blackmore脱退後の発表ということもあってギターを抑え目にミックスされたサウンドは、正にGlenn Hughesの為のアルバムと言っても良いほどの演奏を聴くことが出来ます。しかし、歌にベースにと目立ちすぎるGlenn Hughesに対してRitchie Blackmoreは不満を持ち、Glenn Hughes等がバンド内に持ち込んだソウル、ファンキーな要素と共にRitchie Blackmore脱退の原因のひとつにもなっています。(1976年発表)


1.Burn
2.Mistreated [Interpolating Rock Me Baby]
3.Lady Double Dealer
4.You Fool No One
5.Stormbringer

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
David Coverdale :Vo (デイヴィッド・カヴァーデイル)
Glenn Hughes :B,Vo (グレン・ヒューズ)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)


Live in London

B000SSGUEOLive in London
Deep Purple
EMI Int'l 2007-10-09


California Jam 1974

B000083OFEカリフォルニア・ジャム1974
ディープ・パープル
バップ 2003-03-19

 第3期DEEP PURPLE(ディープ・パープル)の幕開けとなる、73年に行われたフェスティバル「カリフォルニア・ジャム」での模様が収録されたライヴ・アルバム。"Burn"などの第3期の代表曲に加え、第3期のメンバーによる"Smoke On The Water"を聴くことが出来るアルバムです。
 DVD、ビデオも発売されており、"Speace Trackin'"演奏中に、コンサートが始まって以降、近づくな、と再三警告していたテレビ放映用にコンサートを収録していたカメラ・クルーに対してRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)が遂に切れ、テレビ・カメラにストラトキャスターを叩きつけるシーン、マーシャルにガソリンをかけて燃やしてしまうパフォーマンス等を見ることが出来ます。


B000EDRGVYディープ・パープル 1974カリフォルニア・ジャム コンプリート・エディション
ディープ・パープル
バップ 2006-04-26

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2005年09月08日

Stormbringer/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B000005RTAStormbringer
Deep Purple


【日本盤】 嵐の使者 ディープ・パープル

 1974年に発表された第3期DEEP PURPLEディープ・パープル)2枚目のアルバム。前作では自分たちのスタイルをDEEP PURPLEをいう枠の中で表現しようと務めていたDavid Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)、Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)が、今作では参加2作目ということもあって自らの個性を強くアピールし、バンドのサウンドもファンキーな路線を強め、ヴォーカルのアンサンブルと主とするサウンドに変化。そのためRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)のギターも抑え気味となり、バンド内での確執、ファンからの不評、そしてセールスの不振という結果を招いたアルバムです。


1.Stormbringer
2.Love Don't Mean A Thing
3.Holy Man
4.Hold On
5.Lady Double Dealer
6.You Can't Do It Right
7.High Ball Shooter
8.The Gypsy
9.Soldier Of Fortune

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
David Coverdale :Vo (デイヴィッド・カヴァーデイル)
Glenn Hughes :B,Vo (グレン・ヒューズ)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 前作『Burn』(紫の炎、1974年)に比べると今作『Stormbringer』(嵐の使者)はDavid Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)、Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)の志向とRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)の志向がぶつかり合った為か、詰めが甘く思える曲などもあり、全体的に散漫な印象を与える内容になっています。またDavid Coverdale、Glenn Hughes対Ritchie Blackmoreという構図だけでなく、David Coverdale対Glenn Hughesのヴォーカリストの座を巡る争い、メンバー間の不和など、バンド内での感情的な問題が噴出した時期でもあり、これまでのようなバンド一丸となったパワフルな推進力は聴く事は出来ません。

 しかし、発売当時のようなDEEP PURPLE(ディープ・パープル)への思い入れを捨てて一つ一つの曲を聴くと、それまでのDEEP PURPLEの路線上にある"Stormbringer"、David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)がソリッドな演奏に乗ってワイルドに歌う"Lady Double Dealer"、第3期DEEP PURPLEのファンキーな路線を推進した"You Can't Do It Right"、David Coverdale、Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)のツイン・ヴォーカルの絡みが見事に嵌った"High Ball Shooter"、そしてDavid Coverdaleが歌う名バラード"Soldier Of Fortune"など、名曲、佳曲も意外と多く収録されたアルバムではあります。

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2005年09月07日

Burn/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B0007ZEO4GBurn
Deep Purple


【日本盤】 紫の炎 30th アニバーサリー・エディション ディープ・パープル

 バンドを脱退したIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)、Roger Glover(B.ロジャー・グローヴァー)の後任としてDavid Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)、元TRAPEZE(トラピーズ)のヴォーカリスト兼ベーシスト、Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)を迎えた第3期DEEP PURPLEディープ・パープル)が1974年に発表し、Ian Gillanの抜けた穴を懸念するファンの心配を充分過ぎるほど吹き飛ばした傑作アルバム『Burn(紫の炎)』。
 実質ヴォーカリストが2人となり、その2人がDEEP PURPLEに持ち込んだソウル、ファンク等の黒っぽい要素、そしてそのヴォーカル・スタイルにより、DEEP PURPLEは従来の"ハード・ロック"というイメージのサウンドだけでなく、多彩で幅広い音楽性を発揮しています。


1.Burn
2.Might Just Take Your Life
3.Lay Down, Stay Down
4.Sail Away
5.You Fool No One
6.What's Going on Here
7.Mistreated
8."A" 200

9.Coronarias Redig (Single B-Side) [2004 Remix] [*]
10.Burn [2004 Remix] [*]
11.Mistreated [2004 Remix] [*]
12.You Fool No One [2004 Remix] [*]
13.Sail Away [2004 Remix]

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
David Coverdale :Vo (デイヴィッド・カヴァーデイル)
Glenn Hughes :B,Vo (グレン・ヒューズ)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 この第3期DEEP PURPLE(ディープ・パープル)初のアルバムはバンドの基本となるハード・ロック・サウンドに多彩なリズム、エモーショナルな表現が加えられ、それらの要素がバランス良くミックスされたソウルフルでスリリングなサウンドになっています。David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)、Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)のR&B、ソウル、ファンク等から影響を受けたスタイルは、『In Rock』(イン・ロック、1970年)以降4作でDEEP PURPLEが作り上げたハード・ロック・スタイルをマンネリ化させることなくバンドに新しい風を送り込み、テクニック面、表現力おいても第2期DEEP PURPLEに勝るとも劣らないクオリティーと第2期以上の音楽的な幅の広さを獲得することに成功しています。

 Ritchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)が作り上げるヨーロッパ的でクラシックな構成と凶暴性を併せ持つDEEP PURPLEのハード・ロック・スタイルにDavid Coverdaleのソウルフルなヴォーカル、Glenn Hughesのハイ・トーン・ヴォーカル、そして2人のコーラスワークで楽曲をよりスリリングなものにすることに成功しているタイトル・ナンバー"Burn"。ヘヴィ且つブルージーなサウンドにのりDavid Coverdaleが情念の燃えるごとく歌い上げるアルバムのハイライト・ナンバー"Mistreated"。アグレッシブなIan Paice(Dr.イアン・ペイス)のドラムが印象的な"You Fool No One"。Jon Lord(Key.ジョン・ロード)の珍しいホンキー・トンク風のピアノが聴ける"What's Goin' On Here"など、幅広い音楽性ゆえ聴き所の多いアルバムです。

 Ian Gillan(Vo.イアン・ギラン)脱退後、DEEP PURPLE(ディープ・パープル)のメンバーが後任候補として白羽の矢を立てたのは元FREEフリー)のPaul Rodgers(Vo.ポール・ロジャース)。バンドとしても前任者のIan Gillanのようなスクリーミング・スタイルのヴォーカリストではなく、ソウルフルに歌いこむスタイルのヴォーカリストを求めていたこともあり、バンドの以後の方向性にとっては当時無名とはいえDavid Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)は適任者であったと思われます。しかし、Paul RodgersがDEEP PURPLEに加入しなかった理由のひとつとして「(既にベーシストとして参加が決まっていた)Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)のような素晴らしいヴォーカリストが既にいるのに何故もう一人ヴォーカルがいるのか?」と断ったように、Glenn HughesもTRAPEZEトラピーズ)時代から評価の高い非常に優れた歌唱力を持つヴォーカリスト。このアルバム『Burn』では2人のヴォーカルが奇跡のような素晴らしいコンビネーションを生み出す事に成功していますが、この後バンド内部での確執を生む原因にもなっていきます。

 David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)のDEEP PURPLEへの参加は、バンドが行ったオーディション・テープ募集にDavid Coverdaleがテープを送ったことが切っ掛けになりますが、実際にはIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)参加直後、その不真面目な態度に不信感をもったJon Lord(Key.ジョン・ロード)がDEEP PURPLEの公演に前座として出演した無名のローカル・バンド時代のDavid Coverdaleに連絡先を聞いていた、というエピソードもあります。オーディション・テープを送った際に認められてJon Lordと再会した、というのが正しいようです。

B00074C4NK紫の炎 30th アニバーサリー・エディション
ディープ・パープル
ワーナーミュージック・ジャパン 2005-04-27

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2005年09月06日

Who Do We Think We Are/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B00006BTANWho Do We Think We Are
Deep Purple


【日本盤】 紫の肖像 ディープ・パープル

 第2期DEEP PURPLEディープ・パープル)が最高傑作『Live In Japanライブ・イン・ジャパン)』を発表した翌年の1973年に発表したスタジオ録音盤『Who Do We Think We Are』。「私たちは自分たちを何者だと思っているのか」という内省的なタイトルが表わすようにDEEP PURPLEの分裂前の混乱を感じ取ることが出来るアルバムです。このアルバム発表後の来日公演の最終日、大阪厚生年金会館でのライヴでIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)は「ジ・エンド、グッドバイ」という言葉を残しステージを降り、その後Roger Glover(B.ロジャー・グローヴァー)と共にDEEP PURPLEを脱退することになります。


1.Woman From Tokyo
2.Mary Long
3.Super Trouper
4.Smooth Dancer
5.Rat Bat Blue
6.Place in Line
7.Our Lady

8.Woman From Tokyo - ('99 remix, bonus track)
9.Woman From Tokyo - (bonus track, alternate take)
10.Painted Horse - (bonus track, studio outtake)
11.Our Lady - ('99 remix, bonus track)
12.Rat Bat Blue - (bonus track, writing session)
13.Rat Bat Blue - ('99 remix, bonus track)
14.First Day Jam - (bonus track, instrumental)

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
Ian Gillan :Vo (イアン・ギラン)
Roger Glover :B (ロジャー・グローヴァー)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 各楽曲の仕上がりが中途半端で散漫な印象の強いアルバムですが、Jon Lord(Key.ジョン・ロード)、Ian Paice(Dr.イアン・ペイス)がバンドをしっかりと牽引し、特にそのサウンドの中で圧倒的な歌声を聴かせるIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)の歌唱力は見事の一言。この時期Ian Gillanと対立してDEEP PURPLE(ディープ・パープル)への意欲を無くし、このアルバムでは影の薄いRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)の不在ともいえる状況をIan Gillanのヴォーカルがカヴァーしています。また、Ritchie Blackmoreがバンドへの関わり方が薄くなってしまった分、他のメンバーの趣向が強く出ており、リッチー・ブラックモア主導では出てこなかったのではないか、というような部分も多々聴くことができ、ある意味Ritchie Blackmore主導で作り上げたDEEP PURPLEのスタイルをあたかも自ら壊そうとしているのではないかとまで思えます。
*DEEP PURPLEへの興味を失いかけたRitchie BlackmoreはPhilip Lynott(Vo.フィル・ライノット/THIN LIZZY/シン・リジー)と新バンド結成のためのセッションまで行っています。

 本来であれば、このアルバムでも意欲的にバンドを引っ張ったIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)ではなく、新バンド結成への動きを見せていたRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)が脱退してもおかしくはないのですが、結局DEEP PIURPLEを脱退したのはIan Gillan。この脱退劇の中でどのような動き、思惑があったのかは分かりませんが、良くも悪くも"Ritchie Blackmore=DEEP PURPLE"というファンからのRitchie Blackmoreへの熱狂的な支持はかなり大きかったのではないでしょうか。
 しかし、『Live In Japan』(ライヴ・イン・ジャパン、1973年)で聴くことが出来るような素晴らしい演奏を各地で繰り広げたDEEP PURPLEが、それから僅か1年後にバンド・メンバーの脱退という状況に陥るというのは、如何にバンドの鮮度を維持するのが難しいか、ということを十分に感じさせられるところではあります。

B00004SWDUThe Very Best of Deep Purple
Deep Purple
Rhino 2000-05-09

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2005年08月30日

Live In Japan/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B000005RU2Made In Japan: 25th Anniversary Edition
Deep Purple


【日本盤】 ライヴ・イン・ジャパン ディープ・パープル

 DEEP PURPLE(ディープ・パープル)のロック史上に残る傑作ライブ・アルバム。発売当初は『Live In Japan』という名前で日本だけで販売されていましたが、その後『Made In Japan』とタイトルを変えて全世界で発表されました。1972年8月17日の日本武道館、8月15日、16日の大阪フェスティバルホールでの公演の模様を収録。

Disc.1
1.Highway star
2.Child in time
3.Smoke on the water
4.Mule
5.Strange kind of woman
6.Lazy
7.Space truckin'

Disc.2
1.Black night
2.Speed king
3.Lucille

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
Ian Gillan :Vo (イアン・ギラン)
Roger Glover :B (ロジャー・グローヴァー)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 DEEP PURPLEディープ・パープル)のスタジオ録音の傑作『Machine Head』(マシン・ヘッド、1972年)発表後のワールド・ツアーだけあって、創作意欲、アイディアなどが一番充実した時期のライブ演奏を収録しています。
 しかし、この来日公演が行われる前までは、バンドの状態は満身創痍。『Machine Head』録音終了後にJon Lord(Key.ジョン・ロード)、Ritchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)が倒れ、1971年暮れの全米ツアーをキャンセル。『Machine Head』発表後、アルバムのプロモーション・ツアーとなる1972年春の全米ツアーもRitchie Blackmoreの代役としてRandy California(G.ランディー・カリフォルニア)を参加させて行われています。(5月の来日公演は8月に延期。)

 その後Ritchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)が復帰して5月から7月まで再度全米ツアーを行い、各メンバーの状態が復調し、バンドの演奏、楽曲ともにこれまでのツアーで練りこまれ、十分なウォーミング・アップがなされた後に行われたのが『Live In Japan』(ライヴ・イン・ジャパン、1972年)が収録された8月の来日公演です。当初は日本だけの発売だったとはいえ、当時は日本でライブ・レコーディングを行ったバンドは殆どいなかった事を考えると、日本でのライブ・レコーディングを許可したDEEP PURPLEの状態がいかに良かったかが窺えます。

 Jon Lord(Key.ジョン・ロード)、Ian Paice(Dr.イアン・ペイス)、Roger Glover(B.ロジャー・グローヴァー)、Ian Gillan(Vo.イアン・ギラン)が作り上げたハード・ロックの様式美の世界を、Ritchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)の狂気のような凄まじいギターで破壊するダイナミズム。DEEP PURPLE(ディープ・パープル)という優れたハード・ロック・バンドのピークの瞬間が全てこのアルバムに収められています。

B000005RPXLive In Japan (UK)
Deep Purple
Emi 1993-10-14

 DEEP PURPLE(ディープ・パープル)が1972年に行った来日公演の8月15日、16日の大阪公演と8月17日の東京公演を収録した3枚組ボックスセット。
 さすがにRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)といえども好不調の波は感じられますが、この時期はRitchie Blackmoreのキャリアにおいてギタリストとしてのピーク。どの演奏もテクニック、表現力ともに高いレベルにあります。DEEP PURPLE(ディープ・パープル)のライブの出来が如何にRitchie Blackmoreの出来に左右されていたかが分かるアルバムです。

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2005年08月14日

Machine Head/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B00000DGRXMachine Head (Rmst) (Dlx)
DEEP PURPLE


【日本盤】 マシン・ヘッド ディープ・パープル

 ハード・ロック・ファンでなくとも一度は耳にしたことがあると思われる有名曲"Highway Star"、"Smoke On The Water"他を収録したDEEP PURPLEディープ・パープル)の傑作アルバム。前作『Fireball』同様、『Machine Head(マシン・ヘッド)』も全英1位に輝き、全世界でもベスト・セラーとなった1970年代ハード・ロックを代表する大ヒット・アルバムです。(1972年発表)


Disc :1
(Rmst)
1.Highway Star
2.Maybe I'm A Leo
3.Pictures Of Home
4.Never Before
5.Smoke On The Water
6.Lazy
7.Space Truckin'

(bonus track)
8.When A Blind Man Cries (B-Side)
9.Maybe I'm A Leo (Quadrophonic Mix)
10.Lazy (Quadrophonic Mix)

Disc :2 (Roger Grover Remix)
1.Highway Star
2.Maybe I'm A Leo
3.Pictures Of Home
4.Never Before
5.Smoke On The Water
6.Lazy
7.Space Truckin'
8.When A Blind Man Cries

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
Ian Gillan :Vo (イアン・ギラン)
Roger Glover :B (ロジャー・グローヴァー)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 DEEP PURPLE(ディープ・パープル)の代表曲の1つである"Smoke On The Water"の歌詞にもあるようにTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)所有の録音機材を搭載したモービル・ユニットを借り、スイスのモントルーで制作されています。本作『Machine Head(マシン・ヘッド)』は全体的に洗練されたサウンドで、1970年発表の『In Rockイン・ロック)』に比べるとハード・ロックの荒削りなサウンドの魅力はないものの、ワールド・ツアー中に制作され煮詰めきっていない中途半端な印象のある前作『Fireballファイヤーボール)』の反動からかじっくりと時間を掛けて制作しているため収録曲も粒ぞろいで、楽曲の構成、アレンジなどもよく練りこまれており、非常に完成度の高いアルバムになっています。録音方法もいろいろ試されていて、宿舎の廊下やロビー、そして録音マイクの設置位置などの工夫により独特な奥行きのあるサウンド作りに成功しています。
 ハイ・テンションで疾走する、ドライブ感溢れる"Highway Star"、ロック・ギタリストなら必ず一度は弾いたことがある有名なギター・リフを持つ"Smoke On The Water"、シャッフルのリズムに乗りRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)、Jon Lord(Key.ジョン・ロード)、そしてIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)のハーブのスリリングなソロ回しが聴ける"Lazy"、第2期DEEP PURPLEのライブでのハイライト・ナンバー"Space Truckin'"他収録。

Machine Head [通常盤]

B000002KHBMachine Head
Deep Purple


In Concert (1980)

B00005A0KDIn Concert (1970-1972)
Deep Purple


 第2期DEEP PURPLEディープ・パープル)がBBCの音楽番組「In Concert」<に出演した際の音源を集めたスタジオ・ライブ盤。『In Rock(イン・ロック)』発売時期の1970年と、『Machine Head(マシン・ヘッド)』発売時期の1972年の演奏を収録しています。1970年代にNHK FMなどで何度か放送されていましたが、1980年になって正式にレコードとして発売されました。


Machine Head Live 1972

B000EDRGVOディープ・パープル マシン・ヘッド・ライヴ 1972/73
ディープ・パープル
バップ 2006-04-26

 第2期DEEP PURPLE(ディープ・パープル)のデンマークのコペンハーゲンでの演奏を収録したライブ映像。『Machine Head』という傑作アルバムを仕上げたDEEP PURPLEの脂の乗り切った時期の演奏、特にRitchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)の正に神がかりとも言えるようなギター・プレイを見ることが出来ます。
 しかし、モノクロ映像、カメラの台数も少ないためアングルも悪く、その上音質もさほど良くないというのは残念なところです。

*現在発売中の日本版には1973年のニューヨークでのライブ演奏が追加収録されています。


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2005年08月09日

Fireball/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B000005RRPFireball 25th Anniversary Edition
Deep Purple


【日本盤】 ファイアボール /ディープ・パープル

 前作『In Rock(イン・ロック)』で劇的な変貌を遂げ、セールス、そして音楽的にも成功を収めたDEEP PURPLE(ディープ・パープル)が翌年の1971年に発表したアルバム。
 前作でRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)のハード・ロックへの欲求がある程度満たされたのか、このアルバムは全体的にポップでバラエティーに富む内容になっています。ワールド・ツアーの最中に制作されたこともあり、中途半端な仕上がりともいえ、メンバー自身もその出来には満足していないようですが、全英1位を記録。DEEP PURPLEの人気は頂点を極めることになります。


1.Fireball
2.No No No
3.Demon's Eye
4.Anyone's Daughter
5.The Mule
6.Fools
7.No One Came
*アルバム発表当時、日米盤では"Demon's Eye"の代わりに"Strange Kind Of Woman"が収録されていました。

『Fireball 25th Anniversary Edition』Bonus Tracks
8.Strange Kind Of Woman (A-Side Remix '96)
9.I'm Alone (B-Side)
10.Freedom Album (Out-Take)
11.Slow Train (Previously Unreleased Album Out-Take)
12.Demon's Eye (Remix 96)
13.The Noise Abatement Society Tapes
14.Fireball (Take 1 Instrumental)
15.Backwards Piano
16.No Once Came (Remix 96)

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
Ian Gillan :Vo (イアン・ギラン)
Roger Glover :B (ロジャー・グローヴァー)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 『In Rockイン・ロック)』『Machine Headマシン・ヘッド)』に挟まれて地味な印象のアルバムながら、バラエティ豊かな構成と前作に比べて録音、演奏ともに洗練されているため聴きやすく、ハード・ロックだけではないDEEP PURPLEディープ・パープル)の各メンバーの音楽性の幅広さが垣間見える部分も多々あり、興味深いアルバムでもあります。
 前作からの勢いを引き継ぐかのようなIan Paice(Dr.イアン・ペイス)の2バスが疾走するハイ・テンション・ナンバー"Fireball"、カントリー・テイストの"Anyone's Daughter"、ライブでのIan Paiceのドラム・ソロ用の曲となった"The Mule"、Ritchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)のJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)からの影響が見え隠れする"No One Came"他収録。

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Deep Purple In Rock/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B000005RQTIn Rock: 25th Anniversary (UK)
Deep Purple


【日本盤】 イン・ロック /ディープ・パープル

 アメリカのマイナー・レーベル、テトラグラマトンからワーナー・ブラザースに移籍したDEEP PURPLE(ディープ・パープル)が1970年に発表したハード・ロック路線第一弾にして1970年代ハード・ロックを代表する名盤
 これまでのJon Lord(Key.ジョン・ロード)主導の音楽から一転、徐々にハード・ロック志向を強めつつあったRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)主導で制作されています。このアルバムの成功以降、バンドはRitchie Blackmore主導のハード・ロック・バンドへと変貌を遂げ、DEEP PURPLEは一躍ビッグ・ネームのロック・バンドへと上り詰めることになります。


1.Speed King
2.Bloodsucker
3.Child in Time
4.Flight of the Rat
5.Into the Fire
6.Living Wreck
7.Hard Lovin' Man

『Deep Purple In Rock 25th Anniversary Edition』Bonus Tracks
8.Black Night [Original Single Version]
9.Studio Chat
10.Speed King [Piano Version]
11.Studio Chat
12.Cry Free [Roger Glover Remix]
13.Studio Chat
14.Jam Stew [Unreleased Instrumental]
15.Studio Chat
16.Flight of the Rat [Roger Glover Remix]
17.Studio Chat
18.Speed King [Roger Glover Remix]
19.Studio Chat
20.Black Night [Unedited Roger Glover Remix]

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
Ian Gillan :Vo (イアン・ギラン)
Roger Glover :B (ロジャー・グローヴァー)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 一般的に代表作といわれる『Machine Headマシン・ヘッド)』に比べると荒削りで有名曲も少ないのですが、個人的にはこの『Deep Purple In Rock(ディープ・パープル・イン・ロック)』が第2期DEEP PURPLEディープ・パープル)の最高傑作ではないかと思っています。
 スタジオ・ライブとも思えるようなパワフルで荒々しく衝動的なサウンド、そしてどのアルバムよりも激しく、暴力的なRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)のギター・サウンド、これぞまさしくハード・ロック!この『Deep Purple In Rock』とBLACK SABBATH(ブラック・サバス)の1stアルバムによってハード・ロックというジャンルが確立されたと言っても過言ではありません。

 ポップ・バンド、エピソード・シックスからDEEP PURPLEに参加したIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)のヴォーカルは前任者Rod Evans(ロッド・エヴァンス)と対照的にニュアンスよりもパワーとハイトーンで押し切るタイプ。Ritchie Blackmore(G)のハード・ロック志向にもマッチしており、Ian Gillanの参加によって初めてRitchie Blackmoreの望むスタイルが完成したと言えます。また、同じくこのアルバムから参加したRoger Glover(B.ロジャー・グローヴァー)もベーシストとして評価されることは少ないのですが、後にプロデューサーとして名を馳せる事からも分かるようにバンドのアンサンブル面では重要なベース・プレイを聴かせていますし(特にフィルイン部分などでのプレイはかなり印象に残る、しかも効果的なフレーズが多いです)、作曲面でも多大な貢献をしています。

 シンプルなリフとIan Gillanの迫力あるハイトーン・ヴォーカル、そしてRitchie BlackmoreのギターとJon Lord(Key.ジョン・ロード)のオルガンの掛け合いがスリリングな"Speed King"、Ian Gillanの強力なハイ・トーン・シャウトと凄まじい演奏でライブでのハイライト・ナンバーにもなった大作"Child In Time"、ヘヴィなリフで正にヘヴィ・メタルな"Into The Fire"他収録。

Deep Purple In Rock [通常盤]

B000002KBADeep Purple in Rock
Deep Purple

Scandinavian Nights

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DEEP PURPLE


 『In Rock(イン・ロック)』発表直後の1970年11月にストックホルムで行われたDEEP PURPLE(ディープ・パープル)のコンサートを収録したライブ・アルバム。(発売は1988年)バンドのメンバーが一丸となって疾走する激しくパワー全開の演奏、凄まじいまでのDEEP PURPLEのパフォーマンスを聴くことが出来ます。

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2005年08月07日

Deep Purple Mark I (第1期ディープ・パープル)

Shades of Deep Purple (1968)

B00003INJ6Shades of Deep Purple
Deep Purple
Emi 2002-08-26

 DEEP PURPLE1968年に発表した記念すべき1stアルバム。Ian Gillan(vo)参加以降のハード・ロックとは違い、60年代後半のサイケデリック・ブームの影響を色濃く感じさせるオルガンを主体とするポップなサウンドです。

Rod Evans :Vo (ロッド・エヴァンス)
Richie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Nick Simper :B (ニック・シンパー)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 第1期DEEP PURPLEディープ・パープル)はJon Lord(Key.ジョン・ロード)のオルガンも後のクラシカルなプレイではなくジャズやR&Bのスタイルでの演奏が多く、Richie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)も時折後のハード・ロック・スタイルを予感させるギター・プレイは聴かれるもののあまり目立ったプレイはしていません。当時はアート・ロックの雄VANILLA FUDGE(ヴァニラ・ファッジ)と比較されることも多かったようですが、これはレコード会社の戦略的なものだとも言われます。
 ハード・ロックのDEEP PURPLEを期待すると肩透かしをされてしまうアルバムですが、収録曲は粒ぞろい。サイケデリック・ロックの隠れた名盤ともいえるかもしれません。また、第2期DEEP PURPLEIan Gillan(Voイアン・ギラン)と比べられると影の薄い第1期のヴォーカリストRod Evans(Vo.ロッド・エヴァンス)の声質やヴォーカル・スタイルも曲調に合っており、この時点でのDEEP PURPLEのサウンドにはベストのヴォーカリストだったのではないかと思います。
 全米4位を記録したヒット曲"Hush"、THE BEATLESのカヴァー"Help"、CREAM(クリーム)の演奏で知られる"I'm So Glad"他収録。

Jon Lord(ジョン・ロード)はDEEP PURPLE結成前に、Arthur Wood(Vo・アーサー・ウッド、またはアート・ウッド)率いるTHE ARTWOODS(アートウッズ)というR&Bやソウル系の音楽を演奏するグループに在籍しており、第1期DEEP PURPLEの1stアルバムなどで聴かれるR&Bスタイルのオルガンなどはこの頃に培われたものかもしれません。THE ARTWOODSはシングル何枚かとアルバムも出しているようですが、残念ながら私は未聴です。
*Arthur Woodは現ROLLING STONESのRon Wood(G・ロン・ウッド)の実兄です。


The Book of Taliesyn (1968)

B00004KD0ZThe Book of Taliesyn
Deep Purple


 前作に続き1968年に発表されたDEEP PURPLEディープ・パープル)の2ndアルバム。1stアルバムに比べると収録曲がバラエティ豊かで、悪く言えば試行錯誤中ともいえる散漫さも感じられるアルバムです。Richie Blackmore(リッチー・ブラックモア)の個性的なギターも前作より前面に出てくることが多く、Jon Lord(ジョン・ロード)のオルガンもよりロック的な方向に向きつつありますが、方向性が定まっておらず、まだメンバー自身も自分のやりたいことがだんだん見えてきた、という段階だったのではないでしょうか。また、じっくりと歌い込むスタイルのRod Evans(Vo.ロッド・エヴァンス)と他のメンバー(特にRichie Blackmore)との方向性の違いが感じられる部分も少しずつ表面化してきています。
 Neil Diamond(ニール・ダイアモンド)のカヴァーでポップな前半部分と後半のハードなギターとの対比が面白い(?)"Kentucky Woman"、Ike & Tina Turner(アイク&ティナ・ターナー)のカヴァー"River Deep,Mountain High"、第2期DEEP PURPLEでも演奏されたインストゥルメンタルの"Hard Road"他収録。


Deep Purple (1969)

B000026KG7Deep Purple
Deep Purple


 第1期DEEP PURPLEディープ・パープル)の最後のアルバムとなった1969年発表の3rdアルバム。
 2ndアルバム以上にバラエティ豊か、というより各メンバーの方向性がバラバラに、しかも強く出てしまったアルバムです。Keith Emerson(Key.キース・エマーソン/The Nice、Emerson, Lake & Palmer)に影響を受けたJon Lord(Key.ジョン・ロード)のクラシックとロックの融合へのチャレンジ、Richie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)のハード・ロック志向に対して、バラード系を得意とするRod Evans(Vo.ロッド・エヴァンス)も自らの個性を強くアピールしており、前作から徐々に表面化してきた方向性の違いがハッキリと出てきています。このアルバムを最後にRod Evans(Vo)、Nick Simper(B.ニック・シンパー)がバンドから脱退し(解雇?)DEEP PURPLEはハード・ロック・スタイルへと移行して行く事になります。
 Jon Lordのクラシック志向がストレートに出たオーケストラとの共演"Blind"、Rod Evansが叙情的に歌い上げるDonovan(ドノヴァン)のカヴァー"Lalena"他収録。


B000003CMRCaptain Beyond
Captain Beyond

 Rod Evans(vo.ロッド・エヴァンス)の脱退については他のメンバーがイギリスでの成功を目標にしていたのに対し、Rod Evansが活動拠点をアメリカに移したがっていたことと、「Rod Evansは上手いが、バラード・シンガーだったから」とRichie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)が語ったようにバンドのその後の方向性との違いが大きな原因で、決して才能の無い下手なヴォーカリストではありません。
 DEEP PURPLE(ディープ・パープル)脱退後、Rod Evansは元IRON BUTTERFLY(アイアン・バタフライ)のLarry "Rhino" Reinhardt(G.ラリー・リノ・ラインハルト)とLee Dorman(B.リー・ドーマン)、元JOHNNY WINTER AND(ジョニー・ウインター・アンド)のBobby Caldwell(Dr.ボビー・コールドウェル)とハード・ロック・バンド、CAPTAIN BEYOND(キャプテン・ビヨンド)を結成、1972年に1stアルバム『CAPTAIN BEYOND』を発表します。主要マーケットであるアメリカでは売れなかったものの日本ではヒット。現在でも隠れた好盤として評価されています。
 しかし、残念なことにDEEP PURPLEの一度目の解散から数年後の1980年、DEEP PURPLEとはまったく違うメンバーで"DEEP PURPLE"を名乗ってツアーを行ったことが問題となり(しかも第1期の曲だけを演奏するのではなく、自分が在籍していなかった第2期の代表曲がメインだったようです)、他のDEEP PURPLEの元メンバー等との間で裁判沙汰にまで発展。第1期DEEP PURPLEでの印税を受け取る権利を失った上、音楽活動から引退してしまいました。

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2005年08月01日

Hughes Thrall/HUGHES THRALL (ヒューズ/スロール)

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Hughes Thrall


 元TRAPEZEトラピーズ)〜DEEP PURPLEディープ・パープル)のGlenn Hughes(Vo,Bグレン・ヒューズ)と当時Pat Travers(G.パット・トラヴァース(G)のバンドにいたPat Thrall(G.パット・スロール)が結成したプロジェクト『HUGHES/THRALL(ヒューズ/スロール)』が1982年に発表した80年代ロックの隠れた名盤です。珠玉の名曲の数々、捨て曲無しのハード・ポップ・アルバム。

1.I Got Your Number
2.Look in Your Eyes
3.Beg, Borrow or Steal
4.Where Did the Time Go
5.Muscle and Blood
6.Hold Out Your Life
7.Who Will You Run To
8.Coast to Coast
9.First Step of Love

 全体的にGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)の音楽の特徴であるファンキー色は少し抑えられており、メロディアス&キャッチーなサウンドはまさしくアメリカン・ハード・ロック。収録曲全てが楽曲、演奏ともに完成度が高く、基本的にギターのPat Thrall(パット・スロール)もヴォーカルのサポートに徹していているためソウルフルでファンキーなGlenn Hughesのヴォーカルが際立ちます。オープニングの2曲"I Got Your Number"、"The Look In Your Eye"を聴いただけで名盤と感じさせる程の出来で、その期待を最後まで裏切りません。Glenn Hughesのヴォーカル・スタイルとPat Thrallのギター・プレイ、センスの良さをアメリカン・ハード・ロックというスタイルの上で融合し、奇跡的な素晴らしいコンビネーションを生み出しているアルバムです。個人的にはGlenn HughesのキャリアにおいてGlenn Hughesのヴォーカルが一番堪能できるアルバムではないかと思っています。

 疾走感溢れるアメリカン・ハード・ロック・ナンバー"I Got Your Number"、GENESIS(ジェネシス)やASIA(エイジア)にも通ずる80年代ならではのシンセサイザーとPat Thrall(パット・スロール)のギター・サウンドで爽やかな清涼感すら感じさせる"Look in Your Eyes"、Glenn Hughesのファンキーで唸るベースが聴ける"Who Will You Run To"、TRAPEZEトラピーズ)時代の名曲のセルフ・カヴァー"Coast To Coast"、ダイナミックでファンキーなGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)のヴォーカルが見事な"First Step Of Love"、他収録。

 Glenn Hughesというとドラッグの問題が常に付いて廻るのですが、DEEP PURPLEディープ・パープル)解散後に発表されたソロ・アルバム『PLAY ME OUT』(1977年)から5年の沈黙というのもドラッグの影響が大きかったようですし、このプロジェクト『HUGHES/THRALL(ヒューズ/スロール)』が長続きしなかったのも(2ndアルバムのデモまで制作していたにもかかわらず1983年に解散)その辺の事情があるようです。所属レーベルがこのアルバムのプロモーションに積極的でなかった等の事情もあり、内容に見合うセールスも上げることが出来ませんでしたが、さすがにこの内容で売れないとGlenn Hughesも自棄にもなるだろうなぁ。
*ジャケットのセンスと邦題「仮面の都市」も良くなかったかな?

You Are the Music...We're Just the Band/TRAPEZE

Hughes/Thrall [Original recording remastered] - 2006/09/25

B000G2YC2OHughes/Thrall
Hughes Thrall
Rock Candy 2006-09-25

 幻に終わった2ndアルバム収録予定曲2曲をボーナストラックとして追加収録したリマスター盤。

10.Still The Night (Bonus Track)
11.Love Don't Come Easy (Bonus Track)

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2005年07月29日

Coverdale-Page/COVERDALE-PAGE (カヴァーデイル-ペイジ)

B000000OT1Coverdale & Page
COVERDALE & PAGE


Coverdale-Page [FROM UK]

 元LED ZEPPELINレッド・ツェッペリン)のJimmy Page(G.ジミー・ペイジ)が当時同じゲフィン・レーベルに所属していた元DEEP PURPLEディープ・パープル)〜WHITESNAKEホワイトスネイク)のDavid Coverdale(vo.デイビッド・カヴァーデイル)と1993年に結成したプロジェクト"COVERDALE-PAGE(カヴァーデイル・ペイジ)"が発表した唯一のアルバムです。


1.Shake My Tree
2.Waiting On You
3.Take Me For A Little While
4.Pride And Joy
5.Over Now
6.Feeling Hot
7.Easy Does It
8.Take A Look At Yourself
9.Don't Leave Me This Way
10.Absolution Blues
11.Whisper A Prayer For The Dying

 レコーディングへの参加メンバーはJimmy Page(G.ジミー・ペイジ)、David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)の他にセッション・ミュージシャンのJorge Casas(B.ジョージ・カーサス)、HEART(ハート)のDenny Carmassi(Ds.デニー・カーマッシ)を基本メンバーに数曲でJohn Sambataro(Key)、Lester Mendez(Key)、Ricky Phillips(B)等が参加しています。
 Robert Plant(Vo.ロバート・プラント/LED ZEPPELIN)の代わりとしてDavid Coverdaleを配したかのような編成とWHITESNAKE(ホワイトスネイク)時代にツェッペリン・クローン(Robert Plantも非難めいたコメントを残しています)として叩かれることもあったDavid CoverdaleとJimmy Pageの合体は驚きと賛否両論を呼びましたが、サウンド的には良質なブリティッシュ・ハード・ロック・アルバムに仕上がっています。但し、David CoverdaleがRobert Plantの歌い方を意識したのではと感じさせられる場面も多く、Robert Plantの代理という感は拭えません。全曲共作の上、WHITESNAKEスタイルの楽曲も入っているとはいえ、基本的にはペイジ主導で90年代型LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)を目指したアルバムなのかもしれません。後のRobert Plantとのユニットに比べると、変にLED ZEPPELINを意識しすぎてLondon Metropolitan Orchestra(ロンドン・メトロポリタン・オーケストラ)とEgyptian ensemble(エジプシャン・アンサンブル)をバックに従えてLED ZEPPELIN時代の曲を新たにアレンジを変えて演奏する、という試行錯誤したかのような印象を受ける"Jimmy Page & Robert Plant"より"COVERDALE-PAGE"の方がサウンド、志向ともにストレートです。

 このプロジェクト"COVERDALE-PAGE(カヴァーデイル-ペイジ)"の結成についてはWHITESNAKEホワイトスネイク)を解散させたDavid Coverdale(デイヴィッド・カヴァーデイル)のゲフィンとの残りの契約を処理するため、レーベル・サイドからの働きかけも大きかったのではないか、とも言われていますが、現在では評価すらされにくいこのアルバムでJimmy Page、David Coverdale、二人の一流ミュージシャンが作り上げたサウンドは決して完成度の低いものではありません。(但し、移動が少なく、集客も見込め、手っ取り早く稼げる日本公演だけ行った、というのはその時点でJimmy Pageの目が既に次のRobert Plant(ロバート・プラント/ex.LED ZEPPELIN)とのユニットに向いていたのではないか、という感じもします。)
 セールス的にも全米5位、全英4位を記録し、Jimmy PageとしてはLED ZEPPELIN以来のヒット・アルバムになりましたが、アルバム発売後に日本での公演を行ったのみでDavid Coverdaleとのプロジェクトは自然消滅。そして翌年の1994年、遂にJimmy PageはRobert Plantとのユニット結成へと向かうことになります。
 完成度の高い名作バラード"Take Me For A Little While"、Jimmy Pageのリフ・メイカーとしての面目躍如"Shake My Tree""Waiting On You"、疾走感溢れる"Feeling Hot""Absolution Blues"他収録。

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2005年03月18日

You Are the Music...We're Just the Band/TRAPEZE (トラピーズ - グレン・ヒューズ)


You Are the Music We're Just the Band
Trapeze

Trapeze Hughes/Thrall Live at Ebbets Field 1976 Medusa

 元DEEP PURPLEディープ・パープル)のGlenn Hughes(Vo,B.グレン・ヒューズ)がDEEP PURPLE参加以前に在籍したTRAPEZE(トラピーズ)の3枚目(1972年発表)のアルバム。ファンキーなハードロック"You Are the Music"、名作バラード"Coast to Coast"等を収録。

1.Keepin' Time
2.Coast to Coast
3.What Is a Woman's Role
4.Way Back to the Bone
5.Feelin' So Much Better Now
6.Will Our Love End
7.Loser
8.You Are the Music

Glenn Hughes :Vocal,Bass (グレン・ヒューズ)
Mel Galley :Guitar (メル・ギャレー)
Dave Holland :Dramus (デイブ・ホーランド)

Glenn Hughes.jpg TRAPEZE(トラピーズ)はファンク、ソウル、ブルース、そしてハード・ロックと多彩な音楽性を持ったバンドです。DEEP PURPLEディープ・パープル)に参加したことによりGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)ばかりがピックアップされることが多いのですが、決してGlenn Hughesのワンマン・バンドではなくMel Galley(G.メル・ギャレー、TRAPEZE解散後WHITESNAKE/ホワイトスネイクにも一時期参加)、Dave Holland(Dr.デイブ・ホーランド、後にJUDAS PRIEST/ジューダス・プリーストに参加)の3人で作り上げた音楽です。基本的にはファンクとハード・ロックの融合を目指したバンドで、そういう意味ではひとつの段階に達成したとも言えるアルバムかもしれません。Glenn Hughes脱退後、よりファンク色を強めた音楽を目指し、Mel Galleyがヴォーカルを兼任したり、Peter Goalby(Vo.ピーター・ゴールビー、TRAPEZE解散後URIAH HEEP/ユーライア・ヒープに参加)を加えて活動を続けますが、やはりGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)のヴォーカルがあってはじめて成り立つ音楽性だったのか、結局は大きなセールス、評価を得ることなく解散しています。しかし、よほどバンドの方向性に未練があったのか、JUDAS PRIESTで成功を収めていたDave Holland以外の2人、Mel GalleyとGlenn Hughes(その頃には既にDEEP PURPLEも解散)は幾度となくTRAPEZEの再結成を模索しています。
*1992年にGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)、Mel Galley(G.メル・ギャレー>、そしてDave Holland(デイブ・ホーランド)のオリジナル・メンバーに。Jeff Downes(Key.ジェフ・ダウンズ、ASIA/エイジア、BUGGLES/バグルス、他)を加えてライブ・アルバムを発表しています。

Glenn%20Hughes%201.jpg Glenn Hughes(グレン・ヒューズ)のDEEP PURPLE(ディープ・パープル)への参加はあくまでもRoger Glover(b.ロジャー・グローバー)の後任と言うことであり、David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァデール)とヴォーカル・パートを分け合っていたりしてはいますが、当然ヴォーカリストとしての出番は以前より減り、またGlenn Hughesのヴォーカル・スタイル、嗜好という意味でもRitchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)と噛み合わず、かなり本来の歌い方を抑えているようにも見受けられます。(それでも十分パワフルでソウルフルですけど)

 Ritchie Blackmore脱退後、Tommy Bolin(G.トミー・ボーリン)が参加した『Come Taste The Band』で初めてGlenn Hughes(グレン・ヒューズ)の本領発揮したDEEP PURPLEでのヴォーカルが聞けますが、Glenn Hughes、Tommy Bolin、そしてDavid Coverdale(デイヴィッド・カヴァデール)が主導権を握ったこのアルバムは、既に一般的なDEEP PURPLEのイメージからはかけ離れたものになっており、DEEP PURPLEファンからは賛否両論のアルバムとなっています。DEEP PURPLEの名前の下ではこれ以上自分のしたいことが出来ないとGlenn Hughes等3人が判断を下したのか、元々からDEEP PURPLEの活動と並行してソロ活動をする、というのがDEEP PURPLE参加の条件だったTommy Bolinのソロ志向、David Coverdaleの脱退、など要因などからDEEP PURPLEは正式に解散し、Glenn Hughesもソロ活動、Tommy Bolinとのプロジェクト(Tommy Bolinが1976年に死亡したため実現していない)、TRAPEZE(トラピーズ)の再結成(1992年に実現)、ソロでの活動、などの道を模索することになります。ひょっとしたら3人とも「DEEP PURPLEで名前も売れたし、そろそろ本来の好きなことがしたい」という事だったのかも知れません。
(1982年にGlenn Hughes(Vo,Bグレン・ヒューズ)とPat Thrall(G.パット・スロール)が結成したプロジェクト"HUGHES/THRALLヒューズ/スロール)"のアルバム『HUGHES/THRALL』は80年代ロックの名盤です。)

Mel Galley(G.メル・ギャレー)在籍中のWHITESNAKE(ホワイトスネイク)の映像をビデオで(海賊盤だったかな?)見たことがありますが、このビデオでは、だんだんとギターソロが崩壊して行く、という見事?なプレイを見せてくれています。スタジオ盤では(基本的にはブルーススケール主体ながら)結構面白いことをやってるんですが、ライブ、アドリブは弱かったのかもしれません。TRAPEZE(トラピーズ)のライブ・アルバム等でもスタジオ盤以上の良いプレイはなかったように思います。(録音が悪いせいもあるかもしれません。)

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1974カリフォルニア・ジャム
DEEP PURPLE

ライヴ・紫の閃光~リッチー・ブラックモア・ラスト・パフォーマンス・イン・ディープ・パープル クラシック・アルバムズ:マシンヘッド Deep Purple / (Ep) マスターズ・フロム・ザ・ヴォルツ


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2005年03月16日

Live in California 1976:On the Wings of a Russian Foxbat/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)


Live in California 1976: On the Wings of a Russian Foxbat
Deep Purple

 Ritchie Blackmore(G,リッチー・ブラックモア)脱退後、アメリカ人ギタリストのTommy Bolin(G.トミー・ボーリン)を加えた第4期DEEP PURPLEディープ・パープル)の1976年カリフォルニア・ロング・ビーチでのライブ。当時から同名タイトルの海賊盤が出回っていたが1995年になって正規盤として発表されました。

Disc.1
1.Burn
2.Lady Luck
3.Gettin' Tighter
4.Love Child
5.Smoke on the Water [Incl. Georgia On My Mind]
6.Lazy
7.Grind

Disc.2
1.This Time Around
2.Tommy Bolin
3.Stormbringer
4.Highway Star [Inc Not Fade Away]
5.Smoke on the Water [Vsn 2] [Incl. Georgia On My Mind]
6.Going Down
7.Highway Star [Vsn 2]

David Coverdale (Vocal) (デイビッド・カヴァーデイル)
Jon Lord (Key) (ジョン・ロード)
Ian Paice (Drums) (イアン・ペイス)
Glenn Hughes (Bass,Vocal) (グレン・ヒューズ)
Tommy Bolin (Guitar) (トミー・ボーリン)

Tommy Bolin - Deep Purple.jpg 来日前の指の怪我でほとんどギターの弾けないTommy Bolin(G.トミー・ボーリン)とバンド崩壊前の影響から来る演奏のまとまりの無さにもかかわらず発売された『Last Concert In Japan』と、日本でも絶大な人気を誇ったRitchie Blackmore(G,リッチー・ブラックモア)の不在から評価の低い第4期DEEP PURPLEディープ・パープル)ですが、この『Live in California 1976:On the Wings of a Russian Foxbat』ほうが発売されていればTommy Bolinの評価も違ったものになっていたと思います。
 演奏もJon Lord(Key.ジョン・ロード)はもちろん安定しているし、Ian Paice(Dr.イアン・ペイス)はまさに絶頂期。Tommy Bolin(G.トミー・ボーリン)の演奏も『Last Concert In Japan』とは比較になりません。(あのアルバムではTommy Bolinのギターをかなり小さめにミックスされている上、怪我のための苦肉の策でスライドでの演奏が殆どであり、Tommy Bolin本来のギターを弾いていないに等しいですからもともと比較にはなりません。)Ritchie Blackmore時代の曲をTommy Bolinのスタイルで弾きこなしているため最初は違和感があるかもしれませんし、ラフに流してしまっている部分が気にはなりますが、聴きこんでいくと、これはこれでなかなか良いギターを弾いています。Ritchie Blackmoreじゃないと絶対駄目だ、という人以外には十分気に入ってもらえる演奏だと思います。(海賊版ですが『Wembley 1976』『New York 1976""In Deep Grief』ではこのアルバム以上の演奏が聴けます。)
 ただし、David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)の調子が悪いのか、Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)が良過ぎるのか、二人のヴォーカルが噛み合わない部分が多々あるのが残念なところです。(この頃の海賊盤を何枚か聴きましたがいずれもDavid Coverdaleは影が薄いような気がします。)

Tommy Bolin.jpg Tommy Bolin(G.トミー・ボーリン)はどちらかと言えばジャズ、フュージョン寄りのギタリストで、それまでのRitchie Blackmore(G,リッチー・ブラックモア)とはタイプが違うためRitchie Blackmoreのスタイルを求めていたファンにとっては評価しにくいのかもしれませんが、当時David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)やGlenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)がやりたかったブラック・ミュージック寄りのファンキーなスタイルにはベストなギタリストだったのだと思います。Tommy BolinだけでなくDavid Coverdale、Glenn HughesにとってもDEEP PURPLE(ディープ・パープル)という名前である以上"Smoke on the Water"はやらざるを得ない曲だったのでしょう。唯一のスタジオ盤である『Come Taste The Band』も、後にJon Lord(Key.ジョン・ロード)が語ったように、DEEP PURPLEの名前でなければもっと正当な評価をされていたのかもしれません。

 Tommy Bolin(G.トミー・ボーリン)のギターテクニックについてもBilly Cobham(D.ビリー・コブハム)のアルバム『Spectrum』でのプレイやJAMES GANG(ジェームス・ギャング)時代(Joe Walsh/ジョー・ウォルシュの後任として参加)の『Bang』、Tommy Bolinのソロ・アルバム『Teaser』などを聴いてもらえば分かりますが、十分なアイディアとテクニックを持っています。DEEP PURPLE(ディープ・パープル)解散後、Jeff Beck(ジェフ・ベック)とのジョイント・ツアー中にドラッグの事故で亡くなってしまいますが、生きていれば今頃どんな音楽を聞かせてくれたかと思うと残念です。

Tommy_Bolin_2.jpg*ソロ・アルバム『Teaser』収録の"Wild Dogs"は名曲です!Tommy Bolin(G.トミー・ボーリン)のヴォーカルもなかなか良いです。『Last Concert in Japan/Deep Purple』にもライブ・ヴァージョンが収録されています。
JAMES GANG(ジェームス・ギャング)、DEEP PURPLE(ディープ・パープル)への参加はソロ活動の資金稼ぎ、知名度のアップという目的が大きく、Tommy Bolin(G.トミー・ボーリン)のDEEP PURPLEへの加入の際にも、DEEP PURPLEの活動と並行してソロ・アルバムの作成、及びアルバムのプロモーションを行ってもかまわない、という条件が付けられていたようです。実際アメリカのレコード店では当時のDEEP PURPLEの新作『Come Taste The Band』より、同時期に発表したTommy Bolinの『Teaser』の方が派手に宣伝された、ということもあったようです。
*10年以上前(1990年前後)に、タイトルは忘れましたが、ドラッグで亡くなったミュージシャンの曲を集めたトリビュート・アルバムが発売されていましたが、当時人気絶頂のMOTLEY CRUE(モトリー・クルー)がTommy Bolin(G.トミー・ボーリン)の"Teaser"をカヴァーしていました。リーダーのNikki Sixx(B.ニッキー・シックス)がTommy Bolinのファンだったということでしたが、日本での評価に比べてアメリカでのTommy Bolinの人気は高かったということが窺えます。

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Deep Purple "Made in Japan"


Made In Japan: 25th Anniversary Edition
Deep Purple

In Rock: 25th Anniversary (UK) Fireball 25th Anniversary Edition [EMI] Machine Head (Rmst) (Dlx)

 Ritchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)、Ian Gillan(Vo.イアン・ギラン)、Roger Glover(B.ロジャー・グローヴァー)在籍中の第2期DEEP PURPLE(ディープ・パープル)の超有名ライブ盤。"25th Anniversary Edition"ということで、当時は収録されていなかったアンコール曲の"Black Night"などの3曲が追加されています。

Tommy Bolin "Teaser"


Teaser
Bolin Tommy

■Tommy Bolin "Whips and Roses"
Whips and RosesWhips and Roses
Tommy Bolin

Whips and Roses II Private Eyes スペクトラム

James Gang "Bang"

Bang
James Gang

Rides Again Funk #49 Energy Newborn/Jesse Come Home

Deep Purple "This Time Around: Live in Tokyo '75 "
B00005MNKQThis Time Around: Live in Tokyo '75
Deep Purple
Purple 2001-09-11


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