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2005年09月07日

Burn/DEEP PURPLE (ディープ・パープル)

B0007ZEO4GBurn
Deep Purple


【日本盤】 紫の炎 30th アニバーサリー・エディション ディープ・パープル

 バンドを脱退したIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)、Roger Glover(B.ロジャー・グローヴァー)の後任としてDavid Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)、元TRAPEZE(トラピーズ)のヴォーカリスト兼ベーシスト、Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)を迎えた第3期DEEP PURPLEディープ・パープル)が1974年に発表し、Ian Gillanの抜けた穴を懸念するファンの心配を充分過ぎるほど吹き飛ばした傑作アルバム『Burn(紫の炎)』。
 実質ヴォーカリストが2人となり、その2人がDEEP PURPLEに持ち込んだソウル、ファンク等の黒っぽい要素、そしてそのヴォーカル・スタイルにより、DEEP PURPLEは従来の"ハード・ロック"というイメージのサウンドだけでなく、多彩で幅広い音楽性を発揮しています。


1.Burn
2.Might Just Take Your Life
3.Lay Down, Stay Down
4.Sail Away
5.You Fool No One
6.What's Going on Here
7.Mistreated
8."A" 200

9.Coronarias Redig (Single B-Side) [2004 Remix] [*]
10.Burn [2004 Remix] [*]
11.Mistreated [2004 Remix] [*]
12.You Fool No One [2004 Remix] [*]
13.Sail Away [2004 Remix]

Ritchie Blackmore :G (リッチー・ブラックモア)
David Coverdale :Vo (デイヴィッド・カヴァーデイル)
Glenn Hughes :B,Vo (グレン・ヒューズ)
Jon Lord :Key (ジョン・ロード)
Ian Paice :Dr (イアン・ペイス)

 この第3期DEEP PURPLE(ディープ・パープル)初のアルバムはバンドの基本となるハード・ロック・サウンドに多彩なリズム、エモーショナルな表現が加えられ、それらの要素がバランス良くミックスされたソウルフルでスリリングなサウンドになっています。David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)、Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)のR&B、ソウル、ファンク等から影響を受けたスタイルは、『In Rock』(イン・ロック、1970年)以降4作でDEEP PURPLEが作り上げたハード・ロック・スタイルをマンネリ化させることなくバンドに新しい風を送り込み、テクニック面、表現力おいても第2期DEEP PURPLEに勝るとも劣らないクオリティーと第2期以上の音楽的な幅の広さを獲得することに成功しています。

 Ritchie Blackmore(G.リッチー・ブラックモア)が作り上げるヨーロッパ的でクラシックな構成と凶暴性を併せ持つDEEP PURPLEのハード・ロック・スタイルにDavid Coverdaleのソウルフルなヴォーカル、Glenn Hughesのハイ・トーン・ヴォーカル、そして2人のコーラスワークで楽曲をよりスリリングなものにすることに成功しているタイトル・ナンバー"Burn"。ヘヴィ且つブルージーなサウンドにのりDavid Coverdaleが情念の燃えるごとく歌い上げるアルバムのハイライト・ナンバー"Mistreated"。アグレッシブなIan Paice(Dr.イアン・ペイス)のドラムが印象的な"You Fool No One"。Jon Lord(Key.ジョン・ロード)の珍しいホンキー・トンク風のピアノが聴ける"What's Goin' On Here"など、幅広い音楽性ゆえ聴き所の多いアルバムです。

 Ian Gillan(Vo.イアン・ギラン)脱退後、DEEP PURPLE(ディープ・パープル)のメンバーが後任候補として白羽の矢を立てたのは元FREEフリー)のPaul Rodgers(Vo.ポール・ロジャース)。バンドとしても前任者のIan Gillanのようなスクリーミング・スタイルのヴォーカリストではなく、ソウルフルに歌いこむスタイルのヴォーカリストを求めていたこともあり、バンドの以後の方向性にとっては当時無名とはいえDavid Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)は適任者であったと思われます。しかし、Paul RodgersがDEEP PURPLEに加入しなかった理由のひとつとして「(既にベーシストとして参加が決まっていた)Glenn Hughes(B,Vo.グレン・ヒューズ)のような素晴らしいヴォーカリストが既にいるのに何故もう一人ヴォーカルがいるのか?」と断ったように、Glenn HughesもTRAPEZEトラピーズ)時代から評価の高い非常に優れた歌唱力を持つヴォーカリスト。このアルバム『Burn』では2人のヴォーカルが奇跡のような素晴らしいコンビネーションを生み出す事に成功していますが、この後バンド内部での確執を生む原因にもなっていきます。

 David Coverdale(Vo.デイヴィッド・カヴァーデイル)のDEEP PURPLEへの参加は、バンドが行ったオーディション・テープ募集にDavid Coverdaleがテープを送ったことが切っ掛けになりますが、実際にはIan Gillan(Vo.イアン・ギラン)参加直後、その不真面目な態度に不信感をもったJon Lord(Key.ジョン・ロード)がDEEP PURPLEの公演に前座として出演した無名のローカル・バンド時代のDavid Coverdaleに連絡先を聞いていた、というエピソードもあります。オーディション・テープを送った際に認められてJon Lordと再会した、というのが正しいようです。

B00074C4NK紫の炎 30th アニバーサリー・エディション
ディープ・パープル
ワーナーミュージック・ジャパン 2005-04-27

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comments

不朽のマスターピースです!


こんばんは。お久しぶりです。
タイトルトラック“Burn”の完璧度は、HR最高峰だと思います。
リフ、歌唱、ドラム、G&Keyソロ、ユニゾン…いずれも文句つけようがありません。
Burrn!誌のCMソングとしても、有名ですよね。
“Mistreated”は、ストレートなロニーバージョンより、憂いと深みのあるこちらが断然好きです。

  • いい音
  • 2005年09月07日 20:46

ユー・フール・ノー・ワン


僕もこのアルバムがディープ・パープルのアルバムの中では一番好きなアルバムです。「ユー・フール・ノー・ワン」なんかは最高です!特にメイド・イン・ヨーロッパでの演奏はスタイルは違うけど第2期ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」に負けない充実度だと思います。

  • たいじ
  • 2005年09月07日 21:46


ディープ・パープルはリアルタイムでは聞いていませんが、結構好きなんですよ。ぼくも「マシン・ヘッド」より第3期ディープ・パープルの「紫の炎」の方が好きですね。あと、上のコメントでたいじさんも書かれていますが、「メイド・イン・ヨーロッパ」は最高のライブ・アルバムです。(^^)

  • shigeta
  • 2005年09月07日 21:51


デイヴィッド・カヴァーデイルもグレン・ヒューズも加入したばかりなのに良い仕事してディープ・パープルに貢献してますよね。ただ、次のアルバムでは(特にグレン・ヒューズの)わがままが出て自分の主張しまくりでリッチー・ブラックモアと揉めちゃうのが残念ですね。

  • blue
  • 2005年09月07日 22:02

やっぱりグレン・ヒューズ


メインのヴォーカルはカヴァーデイルだけどグレン・ヒューズもかなりアピールしてます。ベース・プレイもロジャー・グローヴァーとはタイプが違うけどファンキーな感じが心地よいし、ハード・ロック一本やりではないディープ・パープルが良い味出してますね。

  • DD
  • 2005年09月07日 22:52

こんばんは


バーンはハード・ロックの歴史に残る名曲だと思います。前作と比べるとリッチー・ブラックモアも良い感じに弾きまくってるし。
ディープ・パープルのアルバムの中でも特に好きなアルバムです。(「ライヴ・イン・ジャパン」は別格です。)

  • Gill
  • 2005年09月08日 01:07


イアン・ギランが辞めて、その上デヴィッド・カヴァーディルって誰?なんて思っていたら一曲目の「BURN」の衝撃的ともいえるリッチー・ブラックモアのギターリフ!デヴィッド・カヴァーディルも歌い出しから良い感じ。でも、最初はグレン・ヒューズもヴォーカルを取ってるのは知らなかったんですよ。カヴァーディルが歌い分けてるのかと思ってました。(笑)

  • JET
  • 2005年09月08日 02:03


このアルバムを聴いてグレン・ヒューズのファンになりました。(^^)
ディープ・パープルのCDの中でも一番好きなアルバムです。
リッチー・ブラックモアのギターもなかなか良いですし、悪く言えばマンネリですが、リッチーのその後のスタイルが確立されたアルバムではないかと思います。

  • kogoroh
  • 2005年09月08日 12:20

こんちは


意外とこのアルバムが好きな人って多いんだなぁ。実は、僕もこのアルバムがディープ・パープルの中では一番好きなんだよね。
曲も良いし「マシン・ヘッド」などと比べても出来が良いような気がするんだけど。まぁ、でも人の好みで色々意見はあるかな。

  • MASH
  • 2005年09月08日 15:19

紫の炎は最高傑作です!
リッチー・ブラックモア在籍中のアルバムでは「紫の炎」が最高傑作だと思います。「イン・ロック」の頃ほどの激しさはないけれど、曲の完成度が高いし、演奏、アレンジもかなりレベルが高くなっているのではないかと思います。(録音技術の向上もあるのかな)
パープルのパターン化された(様式美?)ハード・ロックだけじゃないのも高評価です。

  • Ritchie
  • 2005年09月08日 17:22

名盤です!


イアン・ギランのようなタイプのヴォーカリストより、カヴァーデイル、ヒューズのようなヴォーカリストの方が年月を経ても聞き応えがあります。サウンド的にもハード・ロック一本槍より、こういうバラエティ豊かな内容の方が長年聴いても飽きませんね。
このアルバムでは特に「ユー・フール・ノー・ワン」がNo.1です。

  • Jack
  • 2005年09月09日 01:50


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