September 14, 2006
Buffalo Springfield Again/BUFFALO SPRINGFIELD (バッファロー・スプリングフィールド)
![]() | Buffalo Springfield Again Buffalo Springfield Atco 1990-10-25 |
[日本盤] バッファロー・スプリングフィールド・アゲイン
[ジャケット写真をクリックするとリンク先のAmazonで試聴できます。]
Stephen Stills(スティーヴン・スティルス)、Neil Young(ニール・ヤング)、Richie Furay(リッチー・フューレイ)、Jim Messina(ジム・メッシーナ)等が在籍したことで知られる"Buffalo Springfield"(バッファロー・スプリングフィールド)が"Summer of Love"(サマー・オブ・ラヴ)と呼ばれた幻の夏が終わった1967年の暮れの12月に発表した2ndアルバム。
前衛的なその内容から一般的には理解されずセールス的には成功しなかったものの、アルバムは音楽評論家、一部の音楽ファンからは"The Beatles(ザ・ビートルズ)の『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』に対するアメリカからの返答"という程の高い評価を得て、その後の1970年代以降のウエスト・コースト・ロック・シーンにも多大な影響を残しています。
1. Mr. Soul
2. Child's Claim to Fame
3. Everydays
4. Expecting to Fly
5. Bluebird
6. Hung Upside Down
7. Sad Memory
8. Good Time Boy
9. Rock & Roll Woman
10. Broken Arrow
Stephen Stills vo,g,key.スティーヴン・スティルス
Richie Furay vo,g.リッチー・フューレル
Neil Young vo,g,key.ニール・ヤング
Dewey Martin d.デューイ・マーチン
Bruce Palmer b.ブルース・パーマー
*Jim Messina b.ジム・メッシーナ
1970年代に絶大な人気を誇ったLed Zeppelin(レッド・ツェッペリン)のJimmy Page(g.ジミー・ペイジ)やその他の著名なミュージシャンが影響を受けたバンドとして挙げた事や、バンド解散後も在籍した各メンバーがCrosby,Stills & Nash(クロスビー・スティルス&ナッシュ、後にNeil Youngが合流してCrosby,Stills,Nash & Young)、Poco(ポコ)、Loggins & Messina(ロギンス&メッシーナ)などを結成して数々の良質のアルバムを発表、バンド在籍時以上に西海岸の音楽シーンを牽引したことにより一般的にも徐々に評価が高まるという逆転現象を起した伝説のバンド"Buffalo Springfield"の最高傑作です。
カントリー、フォーク、ブルースといったアメリカン・ロックのルーツをメインにおきながらも挑戦的にロック、R&B、ソウル、ラテン、サイケデリックなどの様々な音楽的な要素を実験的に取り込むという"伝統的な音楽と実験的な音楽の融合"に成功した作品ですが、3人の優れた才能を持つソング・ライター(Stephen Stills/スティーヴン・スティルス、Neil Young/ニール・ヤング、Richie Furay/リッチー・フューレイ)を擁した反面、絶えずメンバーのクリエイターとしてのエゴがぶつかり合ってバンド存続すら危ぶまれる状況が続き、"Buffalo Springfield"(バッファロー・スプリングフィールド)はわずか2年の活動期間中に3枚(3枚目の『Last Time Around』は解散後にJim Messina/ジム・メッシーナとRichie Furay/リッチー・フューレイが完成させて1968年に発表)の作品を残して、Stephen Stills(スティーヴン・スティルス)のDavid Crosby(デビッド・クロスビー、Byrds/バーズ)への接近、メンバー間での度重なる衝突などを理由に解散してしまいます。(自然消滅?)
バンド内の人間関係、音楽志向的な対立を各メンバーの持つ巨大な才能がメンバー自身の意思を超えて押し切ってしまい、尚且つバンド内の緊張感が最も良い形で現れて完成をみたのがこのアルバム『Buffalo Springfield Again』ではないでしょうか。
個人的にはLed Zeppelin(レッド・ツェッペリン)の『III』、『IV』あたりを聴いてから興味を持って聴き始めた、いわばLed Zeppelinに教えてもらったバンドの1つなのですが、「影響を受けた」とJimmy Page(ジミー・ペイジ)が語るとおり、エレクトリックとアコースティック・サウンドを絶妙にブレンドしたサウンド作りに成功した"Buffalo Springfield"(バッファロー・スプリングフィールド)のこのアルバム『Buffalo Springfield Again』がなければ、ロック史上に残るLed Zeppelinの名盤『Led Zeppelin IV』、そして名曲"Stairway to Heaven"(天国への階段)などのアコースティックを取り入れた名曲の数々も生まれてこなかったのではないかと充分に思える内容を誇っています。
![]() | Deja Vu Crosby Stills Nash & Young Atlantic 1994-09-06 |
![]() | Pickin' Up the Pieces Poco Epic/Legacy 1995-07-18 |
![]() | Sittin' In Loggins & Messina Mobile Fidelity 1989-08-24 |
- by axis_009
- at 21:20
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comments
大変ご無沙汰しております。
個人的には好きなニール・ヤングの曲が多いファーストも捨て難いのですが、アルバムとしてのトータル性を考えるとこちらになりますね。
あとこのバッファロー・スプリングフィールド解散後のCSN&Y、ポコ、ロギンス&メッシーナ、どのバンドもウエストコースト・ロックを語るには外せない素晴らしいバンドですよね♪
いまでこそビッグ・ネームのニール・ヤングですけど、当時は才気溢れる駆け出しのミュージシャンの一人で、そういった人が世に出た当初の音楽といった意味でも興味深いバンドだと思います。
バッファロー・スプリングフィールドの名前は以前から聞いたことがあって、一度聞いてみたいとは思っていたんだけど、いままで10年以上も聞かずに来たバンドです。なんとなく手付かずという感じです。この記事を読ませてもらったのを良い機会に聞いてみようかな。^^
axisさんと同じで僕もツェッペリン関連で名前を聞いて聴き始めました。^^
フェアポート・コンベンションはちょっと馴染めなかったんだけど、バッファロー・スプリングフィールドは聞き込んでいくうちに結構気に入って、紹介されている「アゲイン」は今でも時々引っ張り出してきて聞いてます。いいアルバムですね。特にリッチー・フューレイの曲が好みです。^^