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2006年06月16日

Behind Closed Doors/THUNDER (サンダー)

B0000074GLBehind Closed Doors
Thunder
Emi 2003-02-03

[日本盤] ビハインド・クローズド・ドアーズ

Thunder[試聴]iTunes Music Store - THUNDER


 1995年に発表されたTHUNDER(サンダー)の3rdアルバム。80年代以降、音楽シーンの様々なブームによりかき消されて来た正統派ブリティッシュ・ハード・ロックの伝統を70年代から90年代に直結したサウンドで、Andy Taylor(アンディ・テイラー/DURAN DURAN)のプロデュースによる1stアルバム『Backstreet Symphony(バックストリート・シンフォニー)』(1990)でデビュー以降、70年代ブリティッシュ・ロック・ファンを狂喜させたにも拘らず、90年代グランジ、オルタナ・ブームの真っ只中で発表された為にセールス的には苦戦。バンドのサウンドも当然ながら当時流行の音ではなく、これほどのアルバムを作りながらもバンド活動期間中を通して正当な評価を得ることの無かったTHUNDERの最高傑作。ブリティッシュ・ロック・ファン必聴のアルバムです。


1. Moth to the Flame
2. Fly on the Wall
3. I'll Be Waiting
4. River of Pain
5. Future Train
6. 'Til the River Runs Dry
7. Stand Up
8. Preachin from a Chair
9. Castles in the Sand
10. Too Scared to Love
11. Ball and Chain
12. It Happened in This Town
- 日本盤ボーナストラック -
13. Low Life In High Places (Live)

Daniel 'Don' Bowes Vo.ダニエル・ボウズ
Luke 'Great' Morley G.ルーク・モーリー
Gary 'Harry' James Dr.ゲリー・ジェームス
Ben 'Benny The Jazz' Matthews G,Key.ベン・マシューズ
Mikael Hoglund B.マイケル・ホグランド


 70年代ロックに影響を受けたサウンドで一時的に注目、及びセールス的にも成功しながら、「○○クローン」「○○のコピー」などと批判され、その後の方向性も見出せず消えていった数々のバンドとは対照的に、THUNDER(サンダー)のサウンドは70年代ロックからの影響というより、70年代から継続してきた、と言った方が正解かもしれません。実際、Daniel Bowes(Vo.ダニエル・ボウズ)とLuke Morley(G.ルーク・モーリー)はTHUNDERの前身となるバンド"TERRAPLANE(テラプレーン)"(80年代にアルバムを2枚リリース)で1975年頃から下積み生活を送っており、70年代ブリティッシュ・ロックの継承者としては筋金入り。その為か、THUNDERのサウンドには70年代ブリティッシュ・ロックの血流が様々なブームに流されること無く90年代まで続くとこういった音楽になるのではないか、というひとつの方向性も感じられ、例えばLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)が解散せずに活動を続けていたら、WHITESNAKE(ホワイトスネイク)がメタル路線に転換しなければ今頃。。。。などという大袈裟な想像力すら働かされる魅力があります。

 Steven Tyler(スティーヴン・タイラー/AEROSMITH)がグレイト・シンガーと絶賛したDaniel Bowes(Vo.ダニエル・ボウズ)の時代が時代ならDavid Coverdale(デイヴィッド・カヴァーデイル)以上の評価を受けた可能性もあったブルージーで巧みなヴォーカル。バンドのメイン・ソング・ライターであり、ハード・ロックだけでなくブルーズ、ジャズ、R&Bなどからの影響も上手く消化したフレーズを奏でてバンドのサウンドに彩を与える、David CoverdaleがWHITESNAKE(ホワイトスネイク)に欲しがったギタリストのLuke Morley(G.ルーク・モーリー)。そして強力なリズム・セクションに支えられたTHUNDER(サンダー)の音楽は、紛れも無く正統派ブリティッシュ・ロックの伝統を受け継ぐとともに、70年代ブリティッシュ・ロックの1つの進化系。現在では(再結成はしているものの)知る人ぞ知る、という存在となってしまったTHUNDERですが、まだ未聴のブリティッシュ・ロック・ファンの方には安易、且つメタル系を想像させるバンド名に惑わされず是非一度聴いて頂きたいバンドです。

 しかし、こうした良質のバンドが音楽シーンの流行り廃りに左右され、活動自体が厳しい状況にまでなってしまう、という昨今の状況は「なんだかなぁ」と思わざるを得ませんが、そんなことを言ったところで70年代ロック・ファンの愚痴にしかならないと思われ、なかなか悲しいところです。。。。

 誰もが認める名曲"River of Pain"、ソウルフルでメロウな"I'll Be Waiting"、ホーンを効果的に使ったノリの良い"Fly on the Wall"、Daniel Bowes(ダニエル・ボウズ)がエモーショナルに歌い上げる"Castles in the Sand"他、数々の名曲を収録。


Live At Donington Monsters Of Rock 1990 (2001)

B00005HYHEライヴ・アット・ドニントン“モンスターズ・オブ・ロック1990”
サンダー
東芝EMI 2001-05-23

 1990年にデビュー直後のTUNDER(サンダー)がMonsters Of Rock(モンスターズ・オブ・ロック)に出演した際の歴史的名演を2000年のバンド解散後(その後再結成)に全曲収録してCD化。史上最強のオープニング・アクトとして伝説となったTUNDERのライヴ・パフォーマンス!!


Live (1998)

B000007WKOライヴ
サンダー
ビクターエンタテインメント 1998-02-21

 ライブ・バンドTUNDER(サンダー)の魅力を堪能できる2枚組みライヴ・アルバム。選曲もほぼベストで、それまでに発表された4thアルバムまでのベスト・アルバム的な聴き方も出来ます。ユニオンジャックが大きく描かれたジャケットから、バンドのライブ・バンドとしての自信、そして正統派ブリティッシュ・ロックの後継者としてのプライドが感じられる傑作ライブ。THUNDER入門編としても最適なアルバムです。


Symphony & Stage (2002)

B0000647KPSymphony & Stage
Thunder
Recall 2002-04-29

 2002年に発表されたTUNDER(サンダー)の2枚組ベスト・アルバム。


フロード・トゥ・パーフェクション(ザ・ビデオ・コレクション1990-1995) (2005)

B0009EVHSQフロード・トゥ・パーフェクション(ザ・ビデオ・コレクション1990-1995)
サンダー
東芝EMI 2005-06-22

 最強のライヴ・バンドTUNDER(サンダー)の1990年から95年までの軌跡をビデオ・クリップやライヴ映像、インタビューでたどった集大成DVD。
*『Behind Closed Doors』(ビハインド・クローズド・ドアーズ)が気に入ったら、次はこのDVDを見ると更に幸せになれるかも知れません。^^♪


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comments

LAUGHING ON JUDGEMENT DAY
良いバンドですよね。サンダー。
僕はどちらかというと3rdより2ndの方が好きです。^^
日本では当時そこそこ人気があったようですが、もっと評価されても良いバンドだと思います。過小評価されて過ぎなのが残念。

  • yashima
  • 2006年06月18日 16:14

River of Pain
「River of Pain」は本当に名曲ですね。シンプルなコード進行の繰り返しだけど何度聞いても飽きない。日本人好みのメロディーラインも良いです。

  • kogoroh
  • 2006年06月20日 19:00

ダニー・ボウズ
ポール・ロジャースと較べてもひけを取らないヴォーカリストだと思います。カヴァーデールはのどのポリープ手術をしてから声に味わいがなくなってしまって、メタルには合うんだと思いますが、僕の中では興味が無くなってしまいました。そんな時期にあってボウズの存在は大きく、90年代のバンドの中では一番好きなヴォーカリストです。^^

  • Jack
  • 2006年06月21日 22:32

追伸
僕もkogorohさんと同じで「LAUGHING ON JUDGEMENT DAY」がベスト・アルバムです。

  • Jack
  • 2006年06月21日 22:34

90年代以降のロックを私はあまり聞いてなかったので、サンダーは知りませんでした。アマゾンで試聴するとなかなか良さそうですね。1曲目なんかはzepの香がしました。^^
お勧めはaxisさん紹介の3rdと上でコメントを入れられているお二人の2ndかな?今度聞いてみます。

  • kayo
  • 2006年06月23日 23:50

こんちは、どーもです。

久しぶりに見たら、THUNDERが出ていたので、思わず書き込みしています。
個人的にはこのアルバムの2曲目「Fly On The Wall」がかなりファンキーで大好きです。こういう曲のギターって、弾きまくりより難易度高かったりします。

アルバムとしては、「The Thrill Of It All」が好きです。ジャケは今ひとつですけど、いい曲が多いです。

  • こーじ
  • 2006年07月24日 11:57


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