Search


since 2005.03.13

2007年04月23日

BBC Sessions/LED ZEPPELIN (レッド・ツェッペリン)

B000002JEVBBC Sessions
Led Zeppelin


Led Zeppelin[試聴]iTunes Music Store "Led Zeppelin"


 1969年から1971年にかけて英BBCラジオ放送用としてライブ録音された様々なLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)の音源をJimmy Page(ジミー・ペイジ)自らがデジタル・マスタリングにかかわり、編集作業を行った上で解散から20年近く経った1997年になって突如として発表したスタジオ・ライブ編集盤
 スタジオ盤での演奏が大人しく感じられるほどのメンバーの若さに任せた勢いのある演奏は、発表当時(1997年)には既に古臭いと感じさせかねない初期LED ZEPPELINのブルース・ロック寄りの演奏スタイルに新鮮味を感じさせるだけでなく、収録された数々の楽曲に新たな魅力を生み出しており、1970年前後にこれほどまでに強力な演奏を聴かせていたLED ZEPPELINの凄みを現在においても充分に感じさせられる内容になっています。


Disc 1
1. You Shook Me (1) *
2. I Can't Quit You Baby (1) *
3. Communication Breakdown (1) **
4. Dazed and Confused *
5. Girl I Love She Got Long Black Wavy Hair **
6. What Is and What Should Never Be ***
7. Communication Breakdown (2) ***
8. Travelling Riverside Blues ***
9. Whole Lotta Love ***
10. Somethin' Else **
11. Communication Breakdown (3) ****
12. I Can't Quit You Baby (2) ****
13. You Shook Me (1) ****
14. How Many More Times ****

* John Peel's Top Gear (Recording Date March 3, 1969)
** Chris Grant's "Tasty Pop Sundae" (Recording Date June 16, 1969)
*** John Peel's Top Gear (Recording Date June 29, 1969)
**** One Night Stand (Recording Date June 27, 1969)

Disc 2
1. Immigrant Song
2. Heartbreaker
3. Since I've Been Loving You
4. Black Dog
5. Dazed and Confused
6. Stairway to Heaven
7. Going to California
8. That's the Way
9. Whole Lotta Love
10. Thank You

Disc 2,all tracks : In Concert (Recording Date April 1, 1971)

Jimmy Page: guitar (ジミー・ペイジ)
Robert Plant: vocals (ロバート・プラント)
John Paul Jones: bass (ジョン・ポール・ジョーンズ)
John 'Bonzo' Bonham: drums (ジョン・ボーナム)

Led Zeppelin 本作『BBC Sessions(BBCライヴ)』が発売されるまでは1976年に発表された『The Song Remains the Same永遠の詩)』が長らく唯一の公式ライブ盤でしたが、かつてNHK FMで放送された際のエア・チェック・テープやBBCが放送用プログラムとして各国のFM放送局等に貸し出していた為、多くの国で頻繁に放送されたことから数多く出回った海賊盤などで既に愛聴していた方も多いと思われる有名音源の公式リマスター盤です。
 LED ZEPPELINレッド・ツェッペリン)の代表作『IV』発売前の録音がほとんどで、『IV』収録曲のアルバム発売前のライブ演奏や既に数々のライブで鍛え上げてきた1stから3rdアルバムまでの収録曲のライブ演奏が聴くことが出来ます。また、スタジオ盤のアルバムには収録されていませんが、初期のライブでアンコール曲として演奏されていた"Somethin' Else"なども初収録。
 またDisc 2は伝説となった1971年9月の初来日公演の僅か5ヶ月前の演奏が収録されており(ちなみに『Led Zeppelin IV』は1971年11月発表)、ラジオ放送用に各楽曲がコンパクトに抑えられているとは言え、良質な音で日本公演での衝撃的なステージの断片を垣間見ることが出来るという意味でも貴重。(海賊盤として初来日公演の音源も市場に出回っていますが、余程初来日公演に思い入れのある人以外は本作で充分ではないかと思います。)

John bonham 本作の聴き所は冒頭にも書いたとおり、初期LED ZEPPELINのブルース・ロック色の濃い演奏スタイルとライブ演奏ならではのワイルドでダイナミックな迫力ある演奏です。若きRobert Plant(Vo.ロバート・プラント)の何処までも突き抜けて行くかのようなハイ・トーン・シャウト。全キャリアにおいて一番ギターが弾けていた時期のJimmy Page(g.ジミー・ペイジ)が弾きまくるヘヴィ・ブルーズやハード・ロック・ナンバー。スタジオ盤以上の迫力を持って聴く者に迫るJohn Paul Jones(b.ジョン・ポール・ジョーンズ)のベース・プレイと以降LED ZEPPELINを支え続けることになる才気溢れるマルチ・プレイヤー振り。そしてなんと言っても強力なのはJohn 'Bonzo' Bonham(d.ジョン・ボーナム)。スタジオ盤の製作時にはJimmy Pageのアイディアの実現の為、リズム・キープのリズム・マシン(それでも充分強力だったが)と化していたJohn Bonhamがアルバム発表後、ライブなどの実践を通して各楽曲を把握し、自らの解釈とプレイ・スタイルを詰め込んだ攻撃的で派手でダイナミックなドラム・プレイ。「ロック・ドラムはJohn Bonhamに始まりJohn Bonhamで終わる」と言われたJohn Bonhamのドラムの凄みはやはりライブ演奏ありきだったのだと再確認させてくれるアルバムになっています。
 また、本作収録曲とスタジオ盤との比較に加え、Disc 1に収録された複数の重複曲同士の比較も興味深く、わずか半年程度の間に楽曲に新たなアイディアが加えられて変化しており、1つとして同じ演奏になっていないのは常に進化し続けていたLED ZEPPELINの他のバンドとの大きな違いであり、一つの聴き所にもなっています。

*BBC Sessions(BBCライブ)はJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)、THE WHO(ザ・フー)を始めとして、様々なバンドの音源が発売されており数多くの名盤を産み出しています。商品化に際して通常BBCはバンド側(もしくはメーカー)へはDATに落とした音源を渡しているらしいのですが、Jimmy Page(G.ジミー・ペイジ)は特例でマスターテープを受け取っています。その為か、一連のBBS Sessionsモノの中では音の迫力、音質共に本作が白眉と言える作品に仕上がっています。

関連記事 - Led Zeppelin 記事一覧

| HOME |
ネットで楽譜検索! バンドスコア、ギタースコア、タブ譜etc.



trackbacks

Led Zeppelin - BBC Sessions from ロック好きの行き着く先は…

1971年4月1日、英国のBBCでは実に歴史的な価値のあるライブを放送し、それは現代に於いてもしっかりと語り継がれる音源として35年間重宝されてきた。もちろん日本のFMでも放送されたことでその音源はかなりのハイクォリティで市場に出回り、

「街は再結成ZEPの話題で持ちきり!」 LED ZEPPELIN/BBC SESSIONS from 波野井露楠の徒然日記 ~ROCK&BOOK~

 紅葉が遅れているということでしたが、ようやく私の住んでいる街でもイチョウが黄色に色づき始めました。  そして、気がつけば、もう11月も中旬。一夜限りの...

comments

こんにちは。^^
Disc1の方はこのCDで初めて聴いた物も多いのですが、Disc2は(axis_009さんも記事にかかれているように)NHK-FMで放送された際に録音して、その後散々聴いていた音源です。当初はブルーズ・ロック色が強すぎて映画のサントラ「永遠の詩」の方を聴く機会の方が多かったのですが、聴いているうちに段々心地よくなっていき、テープが古くなると海賊盤を探して購入したりと、常に手元においてかなり聴き込んでました。^^
「BBCライブ」発売時にもすぐに予約して購入しましたが、ジミー・ペイジが関わってきちんと作品として仕上げている為、音も良く演奏の迫力も増した感じがして、一曲目の「移民の歌」から、それまで長年聴いて来たレッド・ツェッペリンの音が新たな魅力を持って迫ってきて狂喜しました。ここ数年は1st~3rdアルバムより聞く機会の多いCDです。

>そしてなんと言っても強力なのはJohn 'Bonzo' Bonham(d.ジョン・ボーナム)
同感です。スタジオ盤とは比べ物にならないですね。

  • hajime
  • 2007年05月01日 09:06

レッド・ツェッペリンのCDは一通り揃えています。その中でも一番聞いているのがこの「BBCライヴ」です。
 スタジオライブなので一般的なライヴ・アルバムに較べると観客の歓声が少なく、ライブ・アルバムならではの臨場感という点では欠けますが、演奏自体の出来はどの曲も良く、スタジオ盤以上の内容だと思います。
 初期ツェッペリンを聞いてみようと思っている人にはスタジオ盤より、このアルバムがお勧め。「天国への階段」を始めとするアルバム「レッド・ツェッペリン IV」への収録曲の発売前の演奏もなかなか良いです。

  • すぱいく
  • 2007年05月11日 01:32

このアルバムを聞いて「サンキュー」の良さが初めて分かりました。ジョンジーのオルガン、後半のペイジのギター・ソロ、スタジオ盤以上の演奏です。
2枚目1曲目の「移民の歌」の激しさ、音圧の凄まじさは強烈でした。

  • TOM
  • 2007年06月27日 09:10

これ、初期のライヴも聴けて、Ⅳの「永遠の詩」では聴けない曲も聴けて、最高ですね(^^)!



comment form

(OOH LA LA - my favorite songs にコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合はコメントを表示させていただきますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form


RHINO Sales Lank



Recent Entries

  1. [忍法帖] 山田風太郎
  2. [ヘッドホン] Creative Aurvana Live!
  3. [時代小説] 藤沢周平
  4. Nursery Cryme/GENESIS (ジェネシス)
  5. Captured Live!/JOHNNY WINTER (ジョニー・ウインター)
  6. Art Pepper Meets the Rhythm Section/ART PEPPER (アート・ペッパー)
  7. The Lamb Lies Down On Broadway/GENESIS (ジェネシス)
  8. TYR/BLACK SABBATH (ブラック・サバス)
  9. Selling England By The Pound/GENESIS (ジェネシス)
  10. Foxtrot/GENESIS (ジェネシス)

PR


120×90




BBC Sessions/LED ZEPPELIN (レッド・ツェッペリン)
[レビュー/試聴 etc.]