April 8, 2005
A Night at the Opera/QUEEN (クイーン)
![]() | A Night at the Opera Queen |
1973年『Queen(戦慄の王女)』で、それまでのハード・ロックのパターンから脱した新しいスタイルのハード・ロック・サウンドでデビューしたQUEEN(クイーン)。4作目にあたる『A Night At The Opera(オペラ座の夜)』(1975年)は、QUEENならではの華麗でドラマチックなサウンドを完成させた、初期QUEENの集大成となる傑作アルバムです。名曲"Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディー)"、"You're My Best Friend(マイ・ベスト・フレンド)"他、収録。
1.Death on Two Legs (Dedicated to...)
2.Lazing on a Sunday Afternoon
3.I'm in Love With My Car
4.You're My Best Friend
5.'39
6.Sweet Lady
7.Seaside Rendezvous
8.Prophet's Song
9.Love of My Life
10.Good Company
11.Bohemian Rhapsody
12.God Save the Queen
Freddie Mercury :Vocal (フレディー・マーキュリー)
Brian May :Guitar (ブライアン・メイ)
Roger Taylor :Drums (ロジャー・テイラー)
John Deacon :Bass (ジョン・ディーコン)
充分なアイディアと技術を持ちながら、デビューから暫くはその華麗なサウンドとルックスからアイドル的な面ばかりがクローズ・アップされ、その才能面を過小評価されていたQUEEN(クイーン)が、この『A Night At The Opera(オペラ座の夜)』により、ロック・ファンだけでなく一般の音楽ファンにまでその実力をしっかりと認識させた最高傑作です。
豪快なハード・ロック・ナンバーから、ポップ、アコースティック、そしてオペラ的な趣向まで取り入れたバラエティーに溢れるアルバムです。多彩な音楽性を1枚に収めているのにもかかわらす、まったく散漫な印象は無く、アルバムを通して聴くと見事に一体感のある優れた作品になっているのは、やはりQUEENの各メンバーが自分達のサウンドにしっかりとポリシーを持ちながら、きちんとアルバムの完成形を見据えながら製作していたのだと思われます。
QUEEN(クイーン)のサウンドの面白いところは、それまでのハード・ロックのパターンとは違いブルース色が希薄なことです。Freddie Mercury(Vo.フレディー・マーキュリー)ならではの美しくポップなメロディー・センス、Brian May(G.ブライアン・メイ)の何本ものギターに彩られた華麗なギター・フレーズとそのサウンドは、それまでのハード・ロックには無かったものです。「ギターの神様」とまで呼ばれたEric Clapton(G.エリック・クラプトン)が当時Brian Mayについて「私が12小節で表現することを彼はたった1小節で表現してしまう。(うろ覚えですが、大体こんな感じのことを言っていた)」というコメントを残しています。それだけ当時Brian Mayのギターが如何に斬新かつアイディア溢れるものだったかと言うのが分かります。また、ヴォーカル面などにしても、通常のハード・ロックのパターンだとヴォーカルがシャウトするような部分を美しく重厚なコーラスで代用していたりして、それも当時としてはQUEEN(クィーン)ならではの使い方でした。(美しいコーラスというとURIAH HEEP/ユーライア・ヒープも代表的なバンドですが、それとはまた違った使い方ですね。)
*7枚目の『Jazz』まで、すべてのアルバムに「NO SYNTHESIZER」とクレジットし、ギターでいろいろな音を表現しているのも特筆ものです。
■QUEEN "Live Killers"(1979)
![]() | Live Killers Queen |
![]() | Live at Wembley Stadium (2pc) / (Rmst Dol Dts Mul) QUEEN |
[QUEEN DISCOGRAPHY]
Queen, 1973
Queen II, 1974
Sheer Heart Attack, 1974
A Night At The Opera, 1975
A Day At The Races, 1976
News Of The World, 1977
Jazz, 1978
Live Killers, 1979
The Game, 1980
Flash Gordon (Original Soundtrack), 1980
Greatest Hits, 1981
Hot Space, 1982
The Works, 1984
The Complete Works, 1985 - boxed set
A Kind Of Magic, 1986
Live Magic, 1986
The Miracle, 1989
At The Beeb, 1989
Innuendo, 1991
Greatest Hits II, 1991
Live At Wembley '86, 1992
Greatest Hits I & II, 1992
The 12" Collection, 1992
Made In Heaven, 1995
Queen Rocks, 1997
Greatest Hits III,1999
■KISS "ALIVE 2"(1977) →関連記事
![]() | ALIVE 2 (REMASTERED) Kiss |
■Aerosmith "Live Bootleg"(1978) →関連記事
![]() | Live Bootleg Aerosmith |
■Cheap Trick "in Color"(1977) →関連記事
![]() | In Color Cheap Trick |
- by axis_009
- at 17:30
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comments
おお!「ウイア−ザチャンピオン」このEPを高校生の時買った覚えがあります。「バイシクルレ−ス」とかもいろいろ好きでしたね。なにしろブライアンメ−の手作りオリジナルギタ−とVOXAC30TBのアンプにトレブルブ−スタ−でとてつもないブットイギタ−サウンドはたまらなかったです。VOXアンプ欲しいアンプです。VOフルテンとかにしないと歪みませんが。そのナチュラルドライブサウンドはたまりません。ロリ−ギャラガ−も使ってたアンプで欲しい。
あれアンプの話しになっちゃいました^^;
フレディ−マ−キュリ−がゲイでエイズで亡くなってしまったのもショッキングでした。ポ−ルロ−ジャ−スがVOで再結成するそうですが、フレディ−なくしてクイ−ンにはならないんじゃ〜ないでしょうか。ポ−ルロジャ−スは好きではあるがブル−スロック系が得意だし、、、
ブライアンの音は個性があっていいですよね。あまり歪ませてないのにゴリッ(ジャリッ、かな)とした音は出るし、結構音も太いしクリア感も残ってるし。前にギター雑誌で見たんですが、ブライアンのトレブル・ブースター宣伝が載ってて「良いなぁ」と思ってみてたんですが、あの音はレッド・スペシャル(でしたっけ)の楽器としての個性も大きいのではないかと思うので買わずに我慢できてます。(笑)
*そういえばVOXの商品って今はコルグが扱ってるんですね。先日久々に弦を買う用事以外で楽器屋さんに遊びにいったんですが、結構安めのVOXアンプとか気に入ってしまいました。
VOXのチュ−ブアンプでも新型のAC30で安めのがありましたね。
お部屋用の小型のトランジスタなんかも良いのがありますが、私はお部屋用はフェンダ−のセレッションスピ−カ−の「スタジオリバ−ブ」のみで重宝してます。VO2以上上げると家内と子供がうるさがってアンプで音出し禁止令がでるにで気を付けてます。でもやはりVOXはAC30TBXのブル−バックスピ−カ−のが1番良いです。
VOを上ると私の場合ストラト使いなんで、ナチュラルオ−バ−ドライブします。マッチレスもこれを真似てアンプ作ってます。グリ−ンバックスピ−カ−のは歪みません。ビ−トルズです。
こんばんわ、リンクありがとうございます。
あらためて拝見して、やっぱMusicmanかっこいいですね。こないだ安物の12弦エレアコ買ったばっかなのですが、今度はテレキャス欲しくなってきました。クイーンでしたら、僕はDon't Stop Me Nowも好きです。当時の彼らのエネルギー爆発で、タイトルの通りもう誰にも止められませ〜んという感じです。ご指摘の美しいコーラスもサビの「ドン、ストッピ〜、ナー」のパートで全開で、彼らのナンバーの中では珍しく颯爽としていてスカッとしますし。ブライアン・メイといえば、ポール・ロジャースで再結成した去年、Hall Of Fameの授賞式でのパフォーマンスをWebで見ることが出来たのですが、ブライアン氏がが本当に嬉しそうにバックでニコニコ弾いていたのが印象的でした。
これからもちょこちょこお邪魔させていただきます。axis_009さんの深くて洞察力に富んだ文章、楽しみにしています。
>日々一曲野郎さん
「深くて洞察力に富んだ文章」なんていわれると、照れますね(ありがとうございます)。長年聴いてると、自分のそのアルバムに対する思い入れも大きくなるし、いろいろな情報も入ってくるし、そういうのが蓄積されて自分なりの思い込みが出来上がっただけのような気がします。
今後ともコメント、TB、よろしくお願いします。
TBありがとうございます。
レビュー読ませていただきました。
クイーンってバンドは、ロックバンドなんだけど他とは一線引きたくなる存在でした。勝手な思いこみかもしれませんが、かなりクラッシック音楽を意識した曲作りしてるな〜ってのがその理由なんです。でも、それだけではない何かがあるけどよくわからなくて・・・「ブルース色が希薄」の一言で長年のモヤモヤ(?)が解決されました。
>DIVAさん
初期のクィーンはハード・ロック色が強かったけど、アルバムに入ってる曲は結構多彩でしたね。ロック、ポップ、オペラ(このへんにクラシック色があるのかも)に影響を受けたコーラスなどなど。ボードビリアン風なんていうのもありました。メンバーの好みの音楽、というだけでなく、きちんと考えて作らないと出来ない曲が多かったのではないかと思います。アイドル・バンドというイメージが一般的に大きかったのですが、そういう意味ではかなり頭の良かったロック・バンドだという気がします。
興味をそそられる内容が満載なので、リンク貼らせていただきました♪
はじめまして。TBをさせて頂きました。
拝見させていただいたら懐かしくて・・・。
彼らはアイドルでもなく、かと言って
ハードばかりを前面に打ち出すわけでもなく
当時のバンドとしては少し趣が違いましたよね。
そんな彼らの作品に酔いしれたわけでして。
また伺いますね!
TBありがとうございました〜^^
私は音楽ド素人なのでこんなに語れませんが、何よりもフレディの「声」に魅了されています。フレ声中毒!!ビジュアルも最高です♪
まだまだぺーぺーなので。これからもっともっと聞き込んでQUEENにハマり込みたいと思います!!またTB&コメントお願いしますね〜^^
>レモンさん、nozomi_luvs_freddieさん
昔からのファンの方、最近聴き始めた方など、いろんな方からの意見が聞けるのは「そうそう、そうですよね」と喜んだり、反対に自分とは見方が違って「そうか、そういう風にも...。」なんて新たな発見が出来たりで、そういうコメントを読めるのはとても嬉しいことだと思っています。(また知らなかった情報が得られたり、というのもありますね。)
今後ともよろしくお願いします。
はじめまして。
MILES DAVISでトラックバックしていただき、ありがとうございました!
なぜかクィーンを見つけてしまったので、こちらにおじゃます。
私はファーストアルバムから5枚目の「華麗なるレース」までが本当のクィーンだと思っています。
フレディは天才でした。本物のアーティストでした〜!
彼の詩やメロディーは、美しい芸術作品・・・。
重厚なコーラスやブライアン・メイのギターもロックを超越していましたね。
「NO SYNTHESIZER」は彼らの勲章のようなものでした・・・。
これからも楽しい(懐かしい)記事期待してまーす。
>decoさん
>重厚なコーラスやブライアン・メイのギターも
クィーンならではのオリジナリティのあるサウンドですよね。
コメントありがとうございます。
また、寄って見てください。もし良かったらTBなどもよろしくお願いしますね。
はじめまして!!!トラックバックいただきました、KOSSといいます!よろしくお願いします。
現在、ロジャーズとツアーしているクイーンですが、ポールがのどを痛めてるようですね(汗)。
FREE、初期バッドカンパニー以来、のどに負荷をかけて歌うことをあまりしなかった御大ですが、
やる気だしまくってるのか、ちょいと無理しすぎたかわかりませんが(笑)、声が出なくなってます。
あとやっぱりお客さんの層というと、圧倒的にクイーンファンのほうが多いみたいですね。
「Little Bit Of Love」ではあまり反応ないですし(笑)。
入りきらなかったので(笑)。
さて、話変わってこのアルバムですが、これと次のアルバムで「コンセプトアルバム」らしい構成はストップしますよね。
俺はどの時代のクイーンも好きですがやっぱり一番すきなのが初期ですねぇ。俺が一番すきなのは3枚目なんですが
このオペラ座はもう100点満点の120点!ってぐらい(笑)すごいアルバムですよね^^
クイーンのなかの一つの頂点に間違いないと思います!
確かにクイーンのロックにはブルースらしいブルースというのはあまり感じませんよね。
一枚目が一番当時のブリティッシュロックしてると思いますが、それも同時代のブルースロックバンドと比べると薄い気がします。
この辺、やっぱりクイーンがほかのバンドと違う大きなポイントでしょうね^^
>KOSSさん
コメントありがとうございます。
>ポールがのどを痛めてるよう
これはかなり痛いですね。ツアー・スケジュールもびっしり入ってるみたいだし。
オイラの記事にも書きましたが、ベスト盤には1stから収録されることが少ないですね。
むしろこの「オペラ座・・・」からは収録されることが多いですね。
って「ボヘミアン・ラプソディ」が入ってるから当然ですね。
この「オペラ座の夜」は名盤ですね。最初は「ボヘミアン・ラプソディー」とかシングル・ヒットの「マイ・ベスト・フレンド」に耳が行ってましたが、他にも良い曲多いんですよね。
久しぶりにクイーンのオペラ座の夜を聞きたくなりました。(^^)
クィーンと言えば最近ライヴCDが出ていましたね!
お店で試聴したのですが・・・興奮しましたょ~♪w
不思議と”フラッシュ”のテーマはいつ聞いても興奮なんです。