2010年07月16日
TYR/BLACK SABBATH (ブラック・サバス)
![]() | TYR Black Sabbath EMI 2002-08-26 |
Tony Martin(vo.トニー・マーティン)在籍時のBLACK SABBATH(ブラック・サバス)の最高傑作『TYR』(1990年)。リズム・セクションにCozy Powell(d.コージー・パウエル)とNeil Murray(b.ニール・マーレイ)を迎えて制作された本作は、名曲、名演揃いでBLACK SABBATH名義の全アルバムの中でも少なくともベスト5に入る傑作です。
1. Anno Mundi
2. The Law Maker
3. Jerusalem
4. The Sabbth Stones
5. The Battle Of Tyr
6. Odins Court
7. Valhalla
8. Feels Good To Me
9. Heaven In Black
Tony Iommi g.トニー・アイオミ
Tony Martin vo.トニー・マーティン
Neil Murray b.ニール・マーレイ
Cozy Powell d.コージー・パウエル
BLACK SABBATH(ブラック・サバス)に参加した期間は、1997年のオリジナル・メンバーでの再結成を除くと歴代ヴォーカリストの中では最長。それまでに参加した大物ヴォーカリスト達の存在で影の薄い印象があるTony Martin(vo.トニー・マーティン)ですが、Ronnie James Dio(ロニー・ジェイムス・ディオ)にも劣らないほどの実力を持つ正統派ハード・ロック・シンガーであり、優れたソング・ライターであるのは間違いの無い事実。もう少し評価されても良いのではないかと思いますが、Tony Iommi(g.トニー・アイオミ)=BLACK SABBATHであるとはいえ、オリジナル・メンバーはTony Iommiのみという、既にバンド・メンバーにしてもサウンド的にも一般的にBLACK SABBATHとしてイメージされる音とはかけ離れたバンドになっており、セールス的な戦略であるとはいえBLACK SABBATH名義である必要があるのか?といった時期でもあり、そういった部分でもかなり損をしているのではないかと思われます。また、Ozzy Osbourne(オジー・オズボーン)、Ronnie James Dio(ロニー・ジェイムス・ディオ)という二人のヴォーカリストの復帰、再脱退に振り回され、この時も『TYR』という名盤を作り上げて次の作品が期待されながらもRonnie James Dioの復帰によりバンドを離れざるを得なかったのはあまりにも不運な出来事でした。
ヘヴィ・メタルという音楽の格好良さの全てが詰まっていると言っても過言では無い"Anno Mundi"、Raibow時代を彷彿させるCozy Powell(d.コージー・パウエル)のドラムが印象的なハイ・テンション・ナンバー"The Law Maker"、重厚な前半部分からアップテンポな後半へとダイナミックな展開を見せる"The Sabbth Stones"、アルバムの最後を締めくくるにふさわしいドラマチックな"Heaven In Black"他、これぞヘヴィ・メタル!Tony Martinの熱唱で聴かせるサバス流様式美の極致。(1990年発表)
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