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2007年06月26日

Still Life (American Concert 1981)/THE ROLLING STONES (ザ・ローリング・ストーンズ)

B002OT730UStill Life
The Rolling Stones
Virgin Ben 2009-11-10

The Rolling Stones - Still Life (American Concert 1981) [試聴]iTunes Music Store


 大ヒット・アルバム『Tatoo You(刺青の男)』(1981年)発表後、新たな定番ナンバーとなったヒット・シングル"Start Me Up"(スタート・ミー・アップ)を引提げ、THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)が1981年9月からスタートさせた北米ツアーの模様を収録したライブ・アルバム。
 オープニングの軽快なDuke Ellington(デューク・エリントン)の"Take the A Train"(A列車で行こう)とバンド紹介のMCに、Keith Richards(G.キース・リチャーズ)が待ちきれぬかのように弾き始める"Under My Thumb"(アンダー・マイ・サム)のギター・リフから、ラストの"(I Can't Get No) Satisfaction "(サティスファクション)、そして無数の花火が打ち上げられる中でJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)の"Star Spangled Banner"(星条旗よ永遠なれ)が流されるエンディングまで、1980年代型スタジアム・ロックを確立したTHE ROLLING STONESの余裕のロックン・ロールが一気に駆け巡る好盤です。(1982年発表)


1. Take the "A" Train
2. Under My Thumb
3. Let's Spend the Night Together
4. Shattered
5. Twenty Flight Rock
6. Going to a Go-Go
7. Let Me Go
8. Time Is on My Side
9. Just My Imagination (Running Away With Me)
10. Start Me Up
11. (I Can't Get No) Satisfaction
12. Outro: Star Spangled Banner

Mick Jagger :Vo (ミック・ジャガー)
Keith Richards :G (キース・リチャーズ)
Bill Wyman :B (ビル・ワイマン)
Charlie Watts :Dr (チャーリー・ワッツ)
Ron Wood :G (ロン・ウッド)

B00008CHDHレッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー
ザ・ローリング・ストーンズ 監督: ハル・アシュビー
ビデオメーカー 2003-03-07

 アルバム『Still Life(スティル・ライフ)』と同じ1981年の北米ツアーの模様を収録した劇場用映画。まだ来日公演が実現していないこの時期、日本で多くの人がTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)のコンサートの全貌を垣間見ることの出来る唯一の映像であり、劇場公開当時に何度も劇場に足を運んだストーンズ・ファンも多かったのではないでしょうか。

tattoo you tour_1981 映像作品ということもあり、演奏面での編集に限界があったためか、1つの作品として仕上げるためにヴォーカル、ギターの差し替えなどの編集作業が行われた『Still Life』での演奏に較べるとラフな面も多く、特にMick Jagger(Vo.ミック・ジャガー)のヴォーカルは辛いところが多く、アルバムに較べると全体的に演奏の質は落ちるのですが、反対に素のTHE ROLLING STONESが感じられること、(収録日は違うものの)当時のTHE ROLLING STONESのコンサートを完全に近い状態で観る事が出来ること、そしてなんと言ってもMTV以前でロック・バンドの映像がテレビで流れることが殆どなかったこの時期に、動くMick Jagger(ミック・ジャガー)、Keith Richards(キース・リチャーズ)、Bill Wyman(ビル・ワイマン)、Charlie Watts(チャーリー・ワッツ)、Ron Wood(ロン・ウッド)を観ることが出来ること、それに加えて20台のカメラを使用して撮影、編集されたコンサート映像は映像作品としても優れていたことなどから、演奏の質といった部分を超越したTHE ROLLING STONESの魅力溢れる傑作映画になっています。また、そのスケールが大きく衝撃的なコンサート映像は日本のロック・コンサートに与えた影響も大きいのではないかと思われます。
(この作品以前にNHKの音楽番組「ヤング・ミュージック・ショー」で1976年のTHE ROLLING STONESのパリ公演が放映されたことがありますが(1977年頃)、この時期は現在ほど一般的にビデオ・デッキが普及していなかった為、再放送も含め、放映時に見た人以外は観ることが出来なかったため、映画という媒体を使用したこの作品『Let's Spend the Night Together/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』でTHE ROLLING STONESのコンサートを擬似初体験した人が圧倒的に多かったのではないかと思います。)

 個人的には『Still Life』が既発のライブ盤と楽曲の重複を避けた選曲であった上に収録曲数も10曲と少ないため、本作品がビデオ発売されてからは、まだまだ高価だったビデオを購入して繰り返し視聴するのはもちろん、ビデオの音源をカセット・テープに落としたものを良く聴いていました。その為、どちらかと言えば『Still Life』より、私にとっては映画『Let's Spend the Night Together』の音源の方が愛聴盤と言ったほうが良いほどの映画でした。


B0024RID60Some Girls
The Rolling Stones
Virgin 2009-06-09

The Rolling Stones [試聴]iTunes Music Store - The Rolling Stones


 パンク・ロック旋風の真っ只中で"オールド・ウェーブ"の代表として攻撃の対象となっていたThe Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)が1978年に発表したパワーあふれる渾身の会心作。『Goats Head Soup(山羊の頭のスープ)』(1973年)あたりから音楽的には低迷期にあったTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)がバンドの原点に戻りつつも上手く流行を取り入れることに成功した、THE ROLLING STONESのロック・シーンでの再評価にもつながった名盤です。
 "Shattered"などのスピード感のある楽曲、Keith Richards(キース・リチャーズ)の"Before They Make Me Run"、ストーンズならでは味のある名曲"Beast Of Burden"、ディスコビートを取り入れたヒット曲"Miss You"(現時点ではストーンズ最後のビルボード1位獲得シングル)など、バラエティに富んだ内容ながら前作『Black and Blue』(1976年)のような散漫さを微塵も感じさせない傑作に仕上がっています。また、リズムを重視したためか、珍しくBill Wyman(ビル・ワイマン)のベースが、きちんと聴こえるアルバムになっています。
 ちなみに本作からKeith Richard(キース・リチャード)のクレジットが本名のKeith Richards(キース・リチャーズ)に戻されています。
(1978年発表)


B000000W5JEmotional Rescue
The Rolling Stones
Virgin Records Us 2000-01-01

The Rolling Stones [試聴]iTunes Music Store - The Rolling Stones


 ヒット作『Some Girls(女たち)』(1978年)に続いてTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)が1980年に発表した、前作の延長線上にあるサウンドに加えて新たにレゲエ・ミュージック等にも接近した意欲作。Mick Jagger(ミック・ジャガー)がファルセットで歌う"Emotional Rescue"などのヒット曲を生み、アルバムも全米1位を7週連続で獲得するなど商業的には成功しましたが、作品の質としては実験作の域を出ず、後にライヴで定番となるような代表曲も収録されていないことからTHE ROLLING STONESのキャリアにおいても印象の薄い作品です。


B0024RID6UTattoo You
The Rolling Stones
Universal 2009-06-09

The Rolling Stones [試聴]iTunes Music Store - The Rolling Stones


 THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)が1981年に発表した最後の名盤。しかし、実情はツアーに出るために『Goats Head Soup(山羊の頭のスープ)』(1973年)から『Emotional Rescue(エモーショナル・レスキュー)』(1980年)にかけてのアウトテイクやボツ曲、楽曲のアイディアなどを急遽掻き集めて製作された編集盤。本作の為に新たに作られた新曲は"Neighbours"、"Heaven"の2曲のみでした。
 大ヒット・シングル"Start Me Up"、"Hang Fire"、"Little T & A"、"Black Limousine"、"No Use In Crying"は『Emotional Rescue』未収録曲。"Worried About You"、"Slave"は『Black And Blue(ブラック・アンド・ブルー)』(1976年)。そして"Tops"、"Waiting On A Friend"はMick Taylor(G.ミック・テイラー)が在籍した『Goats Head Soup』制作時に録音された楽曲。現在はCDの為、A面、B面という区分けはありませんが、レコード発売当時はA面が「ロックン・ロール・サイド」、B面が「バラード・サイド」に分けられ、それぞれの面が統一感を持った作りになっていました。
 急遽集められた楽曲群とは言え、"Start Me Up"がボツ曲としてストックされていたことからも分かるように「何故この曲がアルバム収録から洩れていたのか」と不思議な楽曲も多く、合わせてエンジニアの"音の魔術師"Bob Clearmountain(ボブ・クリアマウンテン)によって収録曲が1980年代型のサウンドに生まれ変わったことで、商業的にも9週連続全米1位を獲得するほどの成功を収め、単なる寄せ集めの筈だった編集盤が完成度の高い充実した名盤に仕上がったのではないかと思われます。


THE ROLLING STONES_1980

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2007年06月24日

Flashpoint/THE ROLLING STONES (ザ・ローリング・ストーンズ)

B002OT7314Flashpoint
The Rolling Stones
Virgin Ben 2009-11-10

The Rolling Stones - Flashpoint [試聴]iTunes Music Store


 東京ドームに組み上げられた巨大なステージ・セット。激しく点滅する照明。単調なリズムを繰り返す混沌としたSE曲"Continental Drift"によって興奮の坩堝と化すアリーナ。突然のSE曲の停止による一瞬の静寂と暗闇の中、大きな火花の爆発音と共に切り裂くようなギター・カッティングを決めてスポット・ライトに浮かび上がるKeith Richards(G.キース・リチャーズ)。
 本作『Flashpoint』(1991年.フラッシュ・ポイント/発火点)は、日本のストーンズ・ファンが待望したTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)の初来日公演を含む、1989年から1990年にかけて行われた8年ぶりのワールド・ツアー"Steel Wheels Tour"(スティール・ホイールズ・ツアー)、"Urban Jungle Tour"(アーバン・ジャングル・ツアー)の模様を収録したライブ・アルバムです。(1991年発表)


1. Continental Drift
2. Start Me Up
3. Sad Sad Sad
4. Miss You
5. Rock And A Hard Place
6. Ruby Tuesday
7. You Can't Always Get What You Want
8. Factory Girl
9. Can't Be Seen
10. Little Red Rooster
11. Paint It Black
12. Sympathy For The Devil
13. Brown Suga
14. Jumpin' Jack Flash
15. (I Can't Get No) Satisfaction

16. Highwire *studio
17. Sex Drive *studio

Mick Jagger :Vo (ミック・ジャガー)
Keith Richards :G (キース・リチャーズ)
Bill Wyman :B (ビル・ワイマン)
Charlie Watts :Dr (チャーリー・ワッツ)
Ron Wood :G (ロン・ウッド)

Steel Wheels Tour 1990 1990年2月14日~27日まで東京ドームで行われた10回の初来日公演と同じツアーから抜粋された楽曲が収録されているため曲順、各曲のアレンジなど、日本公演の内容と近く、(海賊盤を除くと)THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)の初来日に東京ドームで涙したストーンズ・ファンにとっては必須のアルバムと言えるかもしれません。
*"Ruby Tuesday"(ルビー・チューズデイ)、"Sympathy For The Devil"(悪魔を憐れむ歌)、"Jumpin' Jack Flash"(ジャンピン・ジャック・フラッシュ)は日本公演での演奏を収録。

 Mick Jagger(Vo.ミック・ジャガー)とKeith Richards(G.キース・リチャーズ)の不仲などから1980年代後半には解散も噂されたTHE ROLLING STONESが久々の快作『Steel Wheels』(1989年)を発表し、それに伴い行われたTHE ROLLING STONESがロック・シーンへの本格的な復帰を告げる事になった本ツアーは、1980年代末からの音楽シーンに合わせてアレンジされつくした楽曲、Chuck Leabvell(Key.チャック・リーベル)を始めとする大編成のサポート・メンバー、そして最新のテクノロジーを駆使したTHE ROLLING STONESの近代ロック化の完成形ともいえる内容で、THE ROLLING STONESのルーズなロックン・ロールの魅力を知り尽くした古くからのファンにとっては初来日の興奮が醒めた後で「時代に融合した」等の寂しい思いがあったかもしれませんが(個人的には、遅すぎたTHE WHO/ザ・フーの初来日に較べるとTHE ROLLING STONESは「何とか間に合った」という感覚があります。)、テンポ・アップされた楽曲群とショウ・アップされたステージ、そして数々のヒット・ナンバーで構成されたコンサートは新たな若いストーンズ・ファンを掴むには充分な内容で、本作『Flashpoint』もヒット曲満載。特に11曲目から続く"Paint It Black"、"Sympathy For The Devil"、"Brown Sugar"、"Jumpin' Jack Flash"、"(I Can't Get No) Satisfaction"という流れは圧巻。その演奏スタイル、"Jumpin' Jack Flash"、"(I Can't Get No) Satisfaction"が同時に収録された唯一のライブ・アルバムということもあり、ストーンズ入門編としてもお勧めできるアルバムになっています。

MUSIC MAN Silhouette 演奏面に関して特筆なのは、お馴染みの"Fender Telecaster"(フェンダー テレキャスター)などの使用ギターに加え、当時Keith Richards(G.キース・リチャーズ)がお気に入りのギターとしてインタビューなどでも「次代のスタンダード・ギター」と絶賛し、"Keith Richards & the X-pensive Winos"(キース・リチャーズ &ザ・エクスペンシブ・ウィノス)でもメイン・ギターの一本として使用していた白い"MUSIC MAN Silhouette"(ミュージックマン シルエット)の多用。H-S-Hという近代的なピックアップ・レイアウトでルックス的にもKeith Richardsのイメージとは合わない感じではありましたが、レギュラー・チューニングの楽曲の多くで使用され、黒を基調としたファッションに身を包んだKeith Richardsが真っ白なSilhouetteで大編成のバンドのサウンドに埋もれることの無い、抜けた太いトーンでフレーズを決めまくる姿が印象的なツアーでした。

 このアルバム以降、Bill Wyman(B.ビル・ワイマン)も脱退し、バンドの動きもアルバムを出しては大規模なワールド・ツアー、そしてライブ盤、及びビデオ、DVD発売という流れのストーンズ・ビジネスがシステム化されてしまった感がありますが、現在のこのバンドに関しては現役でいてくれることが全て。1960年代から1970年代のトラブル・メーカーだった頃のKeith Richards(キース・リチャーズ)が60歳を超えたロック・ミュージシャンに対して、どのような発言をしただろうかという興味もありますが、中高年向けのロック雑誌が流行している昨今、ロック年齢を引き上げてくれる最大の牽引者であり、「幾つになってもロックを聴いていて良いんだな」と確信させてくれるバンドでもあり、そうしたロック・ファンの想いに応えてくれるバンドがTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)ではないかと思います。

Steel Wheels Tour 来日公演パンフレット 個人的に本アルバムについては、Keith Richards(キース・リチャーズ)がアクションを決めて弾き出すシャープなリフに絶妙なタイミングで入るCharlie Watts/Dr.チャーリー・ワッツのドラムが格好良い"Midnight Rambler"、Keith Richardsのヴォーカル・ナンバー"Happy"、更に欲を言えば"Gimme Shelter"、"It's Only Rock'n Roll"等も収録して欲しかった、というのがあります。(音質の良い物を探して海賊盤を漁らなくて良かったのに。。。。)
 また、日本公演は大塚製薬「ポカリスエット」をスポンサーに行われ、CMに起用される共に、2月14日の公演がFM東京系でラジオ放送、2月26日の公演が日本テレビ系列でテレビ放映されていますが、2月26日は正に私が初めて生のストーンズを観ることが出来た記念すべき日。録画したビデオテープは我が家の家宝となっています。^^♪
 テレビ放映で公演のクライマックスに延々と映し出されるのが来場していたジャニーズ事務所"男闘呼組"のメンバーというのが時代を感じさせます。というか、ちゃんとストーンズ見せろよ、というのがテレビ放映時からの感想です。まぁ、ロック・ファンにとっては歴史的なイベントだとしても、テレビも商売だからテレビ的な発想で対応するのは仕方が無いか。。。


B000000W68Undercover
The Rolling Stones
Virgin Records Us 1994-07-26

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B000000W66Dirty Work
The Rolling Stones
Virgin Ben 2000-01-01

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B000000W64Steel Wheels
The Rolling Stones
Virgin Ben 2000-01-01

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