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2007年05月30日

Love You Live/THE ROLLING STONES (ザ・ローリング・ストーンズ)

B002OT730KLove You Live
The Rolling Stones
Virgin Ben 2009-11-10

The Rolling Stones - Love You Live [試聴]iTunes Music Store


 脱退したMick Taylor(G.ミック・テイラー)の後任としてFACES(フェイセズ)のRon Wood(G.ロン・ウッド)がサポート・メンバーとして参加した1975年北米ツアー、1976年ヨーロッパ・ツアー、1977年トロント公演の模様を収録した、THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)の2作目の公式ライブ・アルバム『Love You Live(感激! 偉大なるライヴ)』。
 ロックン・ロール・バンドとして、Rod Stewart(Vo.ロッド・スチュワート)のソロも含めて数々の名盤を発表し、1970年代初頭に間違いなくTHE ROLLING STONES以上に勢いのあったFACESから主要メンバーの一人Ron Woodを得て、新生ストーンズとして生まれ変わったTHE ROLLING STONESが吹っ切れたかのようなスケールアップした威勢の良い演奏を聴かせる名盤です。


Disc 1
1. Intro: Excerpt from "Fanfare for the Common Man"
2. Honky Tonk Women
3. If You Can't Rock Me/Get off My Cloud
4. Happy
5. Hot Stuff
6. Star Star
7. Tumbling Dice
8. Fingerprint File
9. You Gotta Move
10. You Can't Always Get What You Want

Disc 2
1. Mannish Boy
2. Crackin' Up
3. Little Red Rooster
4. Around and Around
5. It's Only Rock 'N Roll (But I Like It)
6. Brown Sugar
7. Jumpin' Jack Flash
8. Sympathy for the Devil

Mick Jagger :Vo (ミック・ジャガー)
Keith Richards :G (キース・リチャーズ)
Bill Wyman :B (ビル・ワイマン)
Charlie Watts :Dr (チャーリー・ワッツ)
Ron Wood :G (ロン・ウッド)

The Rolling Stones 1975 Mick Taylor(G.ミック・テイラー)在籍後期、作品としては良質なアルバムを発表するものの低迷、試行錯誤期にあったといえるTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)がFACES(フェイセズ)のギタリストRon Wood(G.ロン・ウッド)との交流の中からインスピレーションを得て制作した『It's Only Rock'n Roll』(1974年、Mick Taylorが参加した最後の作品。Ron Woodはゲスト参加。)という、新たなバンドの方向性を掴み、1978年『Some Girls(女たち)』での完全復活に到る足がかりを築いたとも言える佳作を発表し、勢いそのままにRon Wood(当時はまだFACES在籍中)をサポート・メンバーとして伴って行った1975年の"NORTH AMERICAN TOUR 1975"。Ron Woodが正式に参加して制作された『Black And Blue(ブラック・アンド・ブルー)』(1976年)発表後に行われた"TOUR OF EUROPE '76"、及び翌1977年に500人程度収容のトロントのライブ・ハウス"エル・モカンボ・クラブ"で行われたコンサート。本作『Love You Live(感激! 偉大なるライヴ)』は急激に巨大化するロック・ビジネス、音響設備の向上もあって大物アーティストの公演がスタジアム・クラスの会場で行われることが珍しくなくなった1970年代後半、THE ROLLING STONESがビジネス的にこれまで以上のモンスター・バンドへ生まれ変わり、またRon Woodを得て1980年代以降続いて行くショウ・アップされたスタジアム・ロックを確立していく過程が克明に収録されています。

Mick Jagger & Ron Wood Keith Richard(G.キース・リチャード)とMick Taylor(G.ミック・テイラー)というタイプの違うギタリストのプレイが上手く絡み合い、ライブ・バンドとしても高度な演奏を聴かせる『Get Yer Ya Ya's Outゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト)』(1970年)に較べると、ある意味Keith Richardsと同タイプのRon Wood(G.ロン・ウッド)の参加はバンドの演奏技術的な発展は少ないと思われますし(流行には敏感なバンドなので新たな要素を取り入れることには貪欲でしたが)、Mick Taylorで成功していたのに何故Ron Wood?、また好調なFACES(フェイセズ)の活動を止めてまで何故Ron Woodが参加したのか(実際にはRod Stewart/Vo.ロッド・スチュワートのソロ志向の問題があった)、という疑問もありました。しかし、Ron Woodのバンド内での調整能力(音楽的にも人間関係的にも)は非常に高く、FACESでも定評のあったルーズながらノリの良いギターワークは、時代に合わせて変化しつつあったバンドの演奏スタイルにマッチして効果的であっただけでなく、ドラッグの影響で演奏に支障をきたすことの多かったKeith Richardsをも上手くサポート。また、スタジオ制作においても1970年代後半以降のTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)が何処へ向かうのか、という手探り状態のバンドが明確な回答を得る上で多大な貢献をしており、THE ROLLING STONESに現在まで続く延命処置を施したとも言え、Ron WoodがTHE ROLLING STONESを並ぶ優れたロック・バンドFACES(最終的にはRod Stewartの脱退が解散の原因となっていますが)を離れてまでTHE ROLLING STONESのサポートに回った意義は充分にあったのではないかと思います。
 テンポ・アップしてより強調された、ロックという音楽をデフォルメしたかのような演奏スタイルは、前記した通り、ショウ・アップされたスタジアム、アリーナ・クラスの会場でのコンサートでより観衆を熱狂させる為に充分な効果を上げており、『Get Yer Ya Ya's Out』と『Love You Live(感激! 偉大なるライヴ)』の両方に収録された明らかに演奏スタイルの違う"Honky Tonk Women"、"Jumpin' Jack Flash"、"Sympathy for the Devil"などを比較しても、何れが巨大な会場で映える演奏であるかは歴然です。

*アメリカのみで発売されたBrian Jones(G.ブライアン・ジョーンズ)在籍中の偽似ライブ盤『Got Live If You Want It!』(1966年)を含めると3作目のライブ盤となります。


B001WCN21YIt's Only Rock 'N Roll
The Rolling Stones
Universal 2009-05-05

The Rolling Stones [試聴]iTunes Music Store - The Rolling Stones


 Mick Taylor(G.ミック・テイラー)参加最終作。"If You Can't Rock Me"、"It's Only Rock 'N Roll"他収録。後に正式メンバーとなるRon Wood(G.ロン・ウッド)がゲストとして参加。THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)のライブでの定番ナンバーであり、バンドを象徴するタイトル曲"It's Only Rock 'N Roll"を産み出す上で多大な貢献をしています。(1974年)


B001WCN23MBlack and Blue
The Rolling Stones
Virgin Ben 2009-05-05

The Rolling Stones [試聴]iTunes Music Store - The Rolling Stones


 Ron Wood(G.ロン・ウッド)正式参加後の1作目。レゲエ、ファンキーなリズムを取り入れた"Hot Stuff"、"Hand Of Fate"、"Cherry Oh Baby"、ジャズ風味の"Melody"など、流行をストーンズ風に消化して取り入れた新生ストーンズとして意欲的な部分もあり(特にリズム面)、楽曲単位では佳曲も多いが、まだまだ試行錯誤といった感が強く、悪く言えば散漫な印象を残すアルバムです。(1976年)


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2007年05月23日

Get Yer Ya Ya's Out/THE ROLLING STONES (ザ・ローリング・ストーンズ)

B00006AW2KGet Yer Ya-Ya's Out!
The Rolling Stones
Universal Brasil 2002-08-27

Get Yer Ya-Ya's Out! (Live) [試聴]iTunes Music Store


 1969年11月27日、28日にニューヨーク、マジソン・スクウェア・ガーデンで行った公演の模様を収録したTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)のロック史上に残る名作ライブ・アルバム。(1970年発表)
 Keith Richards(G.キース・リチャーズ)のラフでルーズなギター、6弦を外したオープンGチューニングでの奏法も熟練の域に達し、Brian Jones(G.ブライアン・ジョーンズ)の後任として加入したMick Taylor(G.ミック・テイラー)により音楽的な幅も広がりバンドの演奏技術にも更に磨きがかけられたTHE ROLLING STONES。本作『Get Yer Ya-Ya's Out!(ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト)』はKeith RichardsとMick Taylorの対照的なギターが上手く絡み合うギター・バンドとしてのアンサンブルの素晴らしさとともに、本当の意味での"最強のライブ・バンド"だった頃のTHE ROLLING STONESの魅力を余す事無く詰め込んだ傑作です。


1. Jumpin' Jack Flash
2. Carol
3. Stray Cat Blues
4. Love in Vain
5. Midnight Rambler
6. Sympathy for the Devil
7. Live With Me
8. Little Queenie
9. Honky Tonk Women
10. Street Fighting Man

Mick Jagger :Vo (ミック・ジャガー)
Keith Richards :G (キース・リチャーズ)
Mick Taylor :G (ミック・テイラー)
Bill Wyman :B (ビル・ワイマン)
Charlie Watts :Dr (チャーリー・ワッツ)

The Rolling Stones_1969 1967年4月以降ライブ・ツアーを行っていなかったTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)が2年半振りに1969年11月からスタートさせた、アルバム『Let It Bleed(レット・イット・ブリード)』発表(1969年12月5日)に伴うプロモーションとして、またJohn Mayall & The Bluesbreakers(ジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズ)で前任者のEric Clapton(エリック・クラプトン)に(知名度的には劣るものの)一歩もひけを取らない驚異的なギターを聴かせていたMick Taylor(G.ミック・テイラー)参加後のお披露目ツアーという意味合いを持った北米ツアー。1968年の"Jumpin' Jack Flash"のシングルヒット、同年12月には名盤『Beggars Banquet(ベガーズ・バンケット)』を発表していながら、TVプログラム『Rock & Roll Circus(ロックン・ロール・サーカス)』(収録したものの演奏の出来、不満の残る内容等の理由から放映はされなかった)を行ったのみでBrian Jones(G.ブライアン・ジョーンズ)の状態の悪さなどからツアーを行うことが出来なかったTHE ROLLING STONESが名手Mick Taylorを得たことにより、それまでの鬱憤を晴らすが如く、かつて無いほどレベルアップした充実した演奏をTHE ROLLING STONESのライヴを待望していたアメリカのファンの前で披露したツアーです。
 1969年7月にハイドパークで行われたイギリスでのMick Taylorお披露目コンサートとなったフリーコンサート(Brian Jonesのバンド脱退直後の死により追悼コンサートとなった)では、まだ参加直後でバンドに馴染みきらないMick Taylorの手探り状態の演奏と、殆どライブを行っていなかったTHE ROLLING STONESもライブ勘が戻らない状態のまま行われたためか、メリハリの無いレベルの低い演奏になってしまっていますが、その後Mick Taylorがアルバム制作への参加(『Let It Bleed』制作中にバンドに加入)によりバンドに徐々に馴染んでいったことや北米ツアーに向けたリハーサルにより、楽曲のアレンジも煮詰められ、演奏技術、そしてバンドの演奏スタイルの方向性も定まり、まるで同じバンドとは思えないほどスケール・アップした70年代型新生THE ROLLING STONESといえる優れた演奏になっています。
 但し、演奏の出来やKeith RichardsとMick Taylorのコンビネーションなど、この北米ツアーで更に一層練り上げられたことにより、残念ながら海賊盤でしか聴く事が出来ませんが、以降の1970年のEuropean Tour、1971年のUK Tourなどでは本作『Get Yer Ya-Ya's Out!(ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト)』以上に優れた演奏が聴けるものが多くあります。
*ちなみに本作収録の公演から約1週間後、12月6日のAltamont Speedway(オルタモント・スピードウェイ)でのフリー・コンサート中に警備を担当したヘルズ・エンジェルスが黒人青年を刺殺するという、フラワー・ムーブメントの終焉を告げたとも言われる所謂"オルタモントの悲劇"が起こっています。

Keith Richards & Mick Taylor Mick Taylor(G.ミック・テイラー)期のTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)というと、現在では初期リーダーBrian Jones(G.ブライアン・ジョーンズ)、Mick Taylorの後任として参加して現在もメンバーであるRon Wood(G.ロン・ウッド)に較べると、熱心なファンを除いてはMick Taylorについては語られることは少なく、知名度的にもTHE ROLLING STONESに対する貢献度的にも過小評価されていると言わざるを得ません。しかし実際には、もちろんKeith Richards(G.キース・リチャーズ)を始めとするメンバーの創作能力が最も開花した時期と重なったこともありますが、THE ROLLING STONESの名盤といわれるアルバムの多くがMick Taylor在籍時のものであり(『Sticky Fingers/スティッキー・フィンガーズ』、『Exile on Main Street/メインストリートのならず者』他)、その中で数々の名演奏を残すだけでなく、1968年に名盤『Beggars Banquet/ベガーズ・バンケット』を発表していたとは言え、ツアーから遠ざかっていたことにより過去のバンドへと葬りかけられていたTHE ROLLING STONESを再び表舞台に引き戻し、ライヴ・バンドとして高い評価を得ることにも多大な貢献をしています。
 1973年の来日公演がメンバーの逮捕歴の為に入国許可が下りなかったことによって中止にならなければ、日本でもMick Taylorの評価、知名度も全く違ったものとなり、またライブ・バンドとして全盛期のTHE ROLLING STONESの演奏スタイル、パフォーマンスにより日本のロック・ミュージックの熟成も早まっていたのではないかと思われるほど、当時のTHE ROLLING STONESのライブ・パフォーマンスは優れています。

 「世界最高のロックン・ロール・バンド、ザ・ローリング・ストーンズ!」というMCに導かれて貫禄たっぷりに演奏される代表曲"Jumpin' Jack Flash"。Mick Taylor(G.ミック・テイラー)のブルースギターとKeith Richards(G.キース・リチャーズ)のルーズなカッティングが絶妙のコンビネーションを聴かせる"Stray Cat Blues"。Mick Taylorのボトルネックがむせび泣く、スタジオ版の出来を遥かに超えた"Love In Vain"。Mick Jagger(Vo.ミック・ジャガー)のブルースハープとKeith Richardsの格好良すぎるギター・リフ、そして目まぐるしく展開する楽曲構成で当時のライブでのハイライト・ナンバーであった"Midnight Rambler"。Keith Richardsの研ぎ澄まされた切り裂くようなギター・ソロとMick Taylorの流暢なブルーズ・ギターの対照的な二人のギターの絡みが見事にマッチしたスリリングな演奏を聴かせる"Sympathy For The Devil"。当時の最新ヒット・ナンバーであり、その後The Rolling stonesの定番ナンバーとなる"Honky Tonk Women"。Mick Taylor在籍中のコンサートでラスト、もしくはアンコール曲として頻繁に演奏された"Street Fighting Man"他、全10曲の名演奏を収録。


B00005FHHHギミー・シェルター
ザ・ローリング・ストーンズ
ユニバーサルインターナショナル 1998-05-02

 THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)が1969年11月から行った北米ツアーのドキュメンタリー映画。ライブ・バンドとして最も優れていたミック・テイラー在籍時の貴重な映像であると共に、同年8月に行われた愛と平和の『Woodstock Music and Art Festival(ウッドストック・フェスティヴァル)』と明暗を分け、フラワー・ムーブメントの終焉を告げることとなったAltamont Speedway(オルタモント・スピードウェイ)でのフリー・コンサートの模様も収録しています。


B000FNNN3Iハイド・パーク・コンサート リマスター版
ザ・ローリング・ストーンズ
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2006-07-05

B000PDZOCQロックン・ロール・サーカス
ローリング・ストーンズ
ユニバーサルインターナショナル 2007-06-13

 1968年、アルバム『Beggars Banquet(ベガーズ・バンケット)』のプロモーションを兼ねてBBCのクリスマス・スペシャル番組として収録されたが、Mick Jagger(Vo.ミック・ジャガー)反対により放映中止となっていた幻のTVプログラムのDVD化。
 The Who(ザ・フー)、John Lennon(ジョン・レノン)、Jethro Tull(ジェスロ・タル)他が参加。


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