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2007年04月23日

BBC Sessions/LED ZEPPELIN (レッド・ツェッペリン)

B000002JEVBBC Sessions
Led Zeppelin


Led Zeppelin[試聴]iTunes Music Store "Led Zeppelin"


 1969年から1971年にかけて英BBCラジオ放送用としてライブ録音された様々なLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)の音源をJimmy Page(ジミー・ペイジ)自らがデジタル・マスタリングにかかわり、編集作業を行った上で解散から20年近く経った1997年になって突如として発表したスタジオ・ライブ編集盤
 スタジオ盤での演奏が大人しく感じられるほどのメンバーの若さに任せた勢いのある演奏は、発表当時(1997年)には既に古臭いと感じさせかねない初期LED ZEPPELINのブルース・ロック寄りの演奏スタイルに新鮮味を感じさせるだけでなく、収録された数々の楽曲に新たな魅力を生み出しており、1970年前後にこれほどまでに強力な演奏を聴かせていたLED ZEPPELINの凄みを現在においても充分に感じさせられる内容になっています。


Disc 1
1. You Shook Me (1) *
2. I Can't Quit You Baby (1) *
3. Communication Breakdown (1) **
4. Dazed and Confused *
5. Girl I Love She Got Long Black Wavy Hair **
6. What Is and What Should Never Be ***
7. Communication Breakdown (2) ***
8. Travelling Riverside Blues ***
9. Whole Lotta Love ***
10. Somethin' Else **
11. Communication Breakdown (3) ****
12. I Can't Quit You Baby (2) ****
13. You Shook Me (1) ****
14. How Many More Times ****

* John Peel's Top Gear (Recording Date March 3, 1969)
** Chris Grant's "Tasty Pop Sundae" (Recording Date June 16, 1969)
*** John Peel's Top Gear (Recording Date June 29, 1969)
**** One Night Stand (Recording Date June 27, 1969)

Disc 2
1. Immigrant Song
2. Heartbreaker
3. Since I've Been Loving You
4. Black Dog
5. Dazed and Confused
6. Stairway to Heaven
7. Going to California
8. That's the Way
9. Whole Lotta Love
10. Thank You

Disc 2,all tracks : In Concert (Recording Date April 1, 1971)

Jimmy Page: guitar (ジミー・ペイジ)
Robert Plant: vocals (ロバート・プラント)
John Paul Jones: bass (ジョン・ポール・ジョーンズ)
John 'Bonzo' Bonham: drums (ジョン・ボーナム)

Led Zeppelin 本作『BBC Sessions(BBCライヴ)』が発売されるまでは1976年に発表された『The Song Remains the Same永遠の詩)』が長らく唯一の公式ライブ盤でしたが、かつてNHK FMで放送された際のエア・チェック・テープやBBCが放送用プログラムとして各国のFM放送局等に貸し出していた為、多くの国で頻繁に放送されたことから数多く出回った海賊盤などで既に愛聴していた方も多いと思われる有名音源の公式リマスター盤です。
 LED ZEPPELINレッド・ツェッペリン)の代表作『IV』発売前の録音がほとんどで、『IV』収録曲のアルバム発売前のライブ演奏や既に数々のライブで鍛え上げてきた1stから3rdアルバムまでの収録曲のライブ演奏が聴くことが出来ます。また、スタジオ盤のアルバムには収録されていませんが、初期のライブでアンコール曲として演奏されていた"Somethin' Else"なども初収録。
 またDisc 2は伝説となった1971年9月の初来日公演の僅か5ヶ月前の演奏が収録されており(ちなみに『Led Zeppelin IV』は1971年11月発表)、ラジオ放送用に各楽曲がコンパクトに抑えられているとは言え、良質な音で日本公演での衝撃的なステージの断片を垣間見ることが出来るという意味でも貴重。(海賊盤として初来日公演の音源も市場に出回っていますが、余程初来日公演に思い入れのある人以外は本作で充分ではないかと思います。)

John bonham 本作の聴き所は冒頭にも書いたとおり、初期LED ZEPPELINのブルース・ロック色の濃い演奏スタイルとライブ演奏ならではのワイルドでダイナミックな迫力ある演奏です。若きRobert Plant(Vo.ロバート・プラント)の何処までも突き抜けて行くかのようなハイ・トーン・シャウト。全キャリアにおいて一番ギターが弾けていた時期のJimmy Page(g.ジミー・ペイジ)が弾きまくるヘヴィ・ブルーズやハード・ロック・ナンバー。スタジオ盤以上の迫力を持って聴く者に迫るJohn Paul Jones(b.ジョン・ポール・ジョーンズ)のベース・プレイと以降LED ZEPPELINを支え続けることになる才気溢れるマルチ・プレイヤー振り。そしてなんと言っても強力なのはJohn 'Bonzo' Bonham(d.ジョン・ボーナム)。スタジオ盤の製作時にはJimmy Pageのアイディアの実現の為、リズム・キープのリズム・マシン(それでも充分強力だったが)と化していたJohn Bonhamがアルバム発表後、ライブなどの実践を通して各楽曲を把握し、自らの解釈とプレイ・スタイルを詰め込んだ攻撃的で派手でダイナミックなドラム・プレイ。「ロック・ドラムはJohn Bonhamに始まりJohn Bonhamで終わる」と言われたJohn Bonhamのドラムの凄みはやはりライブ演奏ありきだったのだと再確認させてくれるアルバムになっています。
 また、本作収録曲とスタジオ盤との比較に加え、Disc 1に収録された複数の重複曲同士の比較も興味深く、わずか半年程度の間に楽曲に新たなアイディアが加えられて変化しており、1つとして同じ演奏になっていないのは常に進化し続けていたLED ZEPPELINの他のバンドとの大きな違いであり、一つの聴き所にもなっています。

*BBC Sessions(BBCライブ)はJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)、THE WHO(ザ・フー)を始めとして、様々なバンドの音源が発売されており数多くの名盤を産み出しています。商品化に際して通常BBCはバンド側(もしくはメーカー)へはDATに落とした音源を渡しているらしいのですが、Jimmy Page(G.ジミー・ペイジ)は特例でマスターテープを受け取っています。その為か、一連のBBS Sessionsモノの中では音の迫力、音質共に本作が白眉と言える作品に仕上がっています。

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