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April 23, 2006

Live Johnny Winter And/JOHNNY WINTER AND (ジョニー・ウインター・アンド)

B0000024X2Live Johnny Winter And
Johnny Winter
Columbia 1989-10-05

[ジャケット写真をクリックするとリンク先のAmazonで試聴できます。]
Johnny Winter [試聴]iTunes Music Store - Johnny Winter


 1969年に"100万ドルのブルースギタリスト"として鳴り物入りでデビューしたJohnny Winter(ジョニー・ウインター)が、1970年にRick Derringer(リック・デリンジャー)等と結成したバンド"JOHNNY WINTER AND"(ジョニー・ウインター・アンド)のライブ・アルバム。1曲目の"Good Morning Little Schoolgirl"からラストの"Johnny B. Goode"までハイ・テンションなプレイが満載。ノリの良いロックンロールやスロー・ブルーズで火の出るような激しいギター・プレイを繰り広げるJohnny Winterのスタイルは、その後のブルース・ロックに多大な影響を与えています。Johnny Winterの豪快に弾きまくるギター、激しく唸るようなヴォーカルを堪能出来る1枚。(1971年発表)


1.Good Morning Little Schoolgirl
2.It's My Own Fault
3.Jumpin' Jack Flash
4.Rock & Roll Medley: Great Balls of Fire/Long Tall Sally/Whole Lotta
5.Mean Town Blues
6.Johnny B. Goode

Johnny Winter :Vo,G (ジョニー・ウインター)
Rick Derringer :Vo,G (リック・デリンジャー)
Randy Hobbs :Vo,B (ランディ・ジョー・ボブス)
Bobby Caldwell :Dr (ボビー・コールドウェル)

 鳴り物入りでデビューしたものの1stアルバム『Johnny Winter』(1969年)、2ndアルバム『Second Winter』(1970年・1stに較べると若干ロック寄り)が純粋なブルーズ・アルバムであり過ぎた為、地味な印象が強く、売れ行きは低迷。ブルースだけでは売れないと判断したマネージメント・サイドの思惑により、ロック・スタイルの演奏をする為に新たにJohnny Winter(ジョニー・ウインター)はRick Derringer(リック・デリンジャー)率いる"The McCoys"(ザ・マッコイズ)と組み、"JOHNNY WINTER AND"(ジョニー・ウインター・アンド)を結成。Rick Derringerのプロディースによってロック色が強くなったJohnny Winterとしては3作目となる『Johnny Winter, And』(1971年)を経て、1971年のライヴを収録して発表したのが本作『Live Johnny Winter And』です。
 Rick Derringer(リック・デリンジャー)の起用はロック・スタイルの演奏にJohnny Winter(ジョニー・ウインター)のギター&ヴォーカルを載せるという意味では非常に相性が良く大成功。ギター・プレイについても、"ある時はJohnny Winterのバッキングに徹し、ある時はJohnny Winterと対等にギター・ソロを弾いて演奏を盛り上げる"というJohnny Winterの最高のサポート役を演じ、本作を名盤に仕上げることに多大な貢献をしています。また、この時期はRick Derringerがバンドの音楽性の主導権を握っている部分も多く、商業音楽的な部分での成功はRick Derringerによるところが大きいと思われ、Rick Derringer自身のキャリアにおいても、この頃が一番良い仕事をしていた時期では無いかと思います。
 しかし、ロック・スタイルへの変貌によってJohnny Winter(ジョニー・ウインター)はセールス的にも成功することになりますが、この演奏スタイルはJohnny Winter自身のロックとブルースの間での葛藤を生み、そしてロック・ビジネスの世界での心労などの精神的ストレスからJohnny Winterはドラッグ中毒へと陥り、この後暫く音楽シーンから遠のいていく事になります。

Captured Live! Johnny Winter (1976年)

B00005G8S9狂乱のライヴ
ジョニー・ウィンター
ソニーミュージックエンタテインメント 1994-09-07

試聴はコチラヘ→ "Captured Live!/Johnny Winter -Amazon.co.jp"

 約2年のドラッグ中毒からのリハビリ期間を経て『Still Alive And Well』(1973)でロック・シーンに復帰したJohnny Winter(ジョニー・ウインター)が1976年に発表したライヴ・アルバム。ロック関連の書籍等の名盤紹介では『Live Johnny Winter And』より『Captured Live!(狂乱のライヴ)』が紹介されていることが多く、Johnny Winterのロックンロール時代を代表する傑作です。トレード・マークのギブソン・ファイヤーバードのフロント・ピックアップにアンプのトレブルを10まで上げたJohnny Winter独特のギター・トーンで奏でる火の玉プレイ!
 メンバーはRandy Jo Hobbs(B.ランディ・ジョー・ボブス)、Richard Hughes(Dr.リチャード・ヒューズ)、そしてギタリストのFloyd Radford(G.フロイト・ラッドフォード)を加えた4人編成。Floyd Radfordのポジションは"And"時代のRick Derringer(G.リック・デリンジャー)と同様にサイド・ギターというよりJohnny Winterとのツイン・ギター。Rick Derringerほどハード・ロック色(アルバム自体、こちらの方がブルーズ色が強くなっています。)は強くないもののJohnny Winterに負けることなく弾きまくっており、この時期のJohnny Winterの豪快でストレートなライヴの完成度を高めるとともに好プレイを聴かせています。
 「Johnny Winterを初めて聴く」という方には、"ハード・ロック"寄りの『Live Johnny Winter And』、"ブルース"寄りの『Captured Live!(狂乱のライヴ)』というように分けて、好みの方を先に聴かれると良いと思います。
 Johnny Winterのライブでの代表的な定番ナンバーであるBob Dylan(ボブ・ディラン)のカヴァー"Highway 61 Revisited(追憶のハイウェイ)"他収録。

Derringer Live (1977年)

B00065TZRIDerringer Live
Rick Derringer
Wounded Bird 2004-11-02

 Rick Derringer(G.リック・デリンジャー)の最高傑作。疾走するツイン・ギター(G.Danny Johnson/ダニー・ジョンソン)、豪快で力任せなハード・ロック・ギター、ポップで豪快、且つ明快なハード・ロック・ナンバー。Rick Derringerの魅力が詰まった暴走ライブ・アルバム。
 その時期、状況によりギター・スタイル&音楽性が変わり、よく言えば"器用貧乏"、悪く言えば"中途半端"な事から、ロック史においても良い評価されることが少ないRick Derringerの唯一自信を持ってお勧めできるアルバムです。


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April 4, 2006

TAKE OFF 離陸/チューリップ

B0009OAVFGTAKE OFF 離陸(紙ジャケット仕様)
チューリップ 財津和夫
東芝EMI 2005-06-29

[試聴] チューリップ -TSUTAYA onlineicon

 1970年代前半、"心の旅"、"夏色の想い出"、"銀の指輪"等のシングル・ヒットにより、アイドル的な人気が先行していた財津和夫率いる"チューリップ"が脱アイドルを目指して製作したコンセプト・アルバム。チューリップが大きな転換期を迎えた作品であり、"J-POP"どころか"ニュー・ミュージック"という言葉すらなかった時代の大傑作アルバム。(アメリカ、サンセット・スタジオでの海外録音含む。)
*1974年発表・3作目(ライブ・アルバム、ベスト盤除く)


チューリップ.jpg
1.TAKE OFF
2.明日の風
3.そんな時
4.見すごしていた愛
5.サンセット通り
6.おしえておくれ
7.セプテンバー
8.あの、ゆるやかな日々
9.ハートせつなく
10.青春の影
11.愛は不思議なもの
12.悲しみはいつも
13.ぼくは陽気なのんきもの
14.笑顔をみせて

財津和夫 Vocal,Guitar,Keboard
姫野達也 Vocal,Guitar,Keboard
安倍俊幸 Guitar
吉田彰 Bass
上田雅利 Drums

 "チューリップ"というと"The Beatles"(ザ・ビートルズ)から影響を受けたメロディー・ラインとアレンジが印象的なメロディアスでポップな作風が思い浮かびますが(特に初期の作品)、そこに更に日本的な情緒(ワビ、サビ)を加えているところがチューリップの個性であり魅力。本作では当時アーティストとしてではなくアイドル的な人気が先行していたチューリップの音楽、特に財津和夫のソング・ライターとしての魅力が大きく発揮されており、楽曲のアレンジ面についても、The Beatlesからの影響下からは逃れられないものの、完成度は非常に高く、アイドルからの脱皮の手応えを充分に感じられる作品に仕上がっています。後半の"悲しみはいつも〜ぼくは陽気なのんきもの〜笑顔をみせて"と続くメドレーは正にチューリップ版『Abbey Road(アビーロード)』。
 このアルバム『TAKE OFF』には一般的に知られるような有名曲は殆ど収録されていませんが、唯一財津和夫が歌う名曲"青春の影"が収録されています。"The Long And Winding Road"からの影響が感じられる楽曲ですが、それまでのアイドル・バンド"チューリップ"の音楽、歌詞から考えるとアイドルの枠を大幅に超えた出来で、穏やかな空間の中で財津和夫が暖かで優しい声で歌い上げる初期チューリップを代表する名曲になっています。しかし、今でこそ日本のポップス、ロックを代表する名曲の1つに数えられる"青春の影"ですが、チューリップ・ファンからの評価の高さにもかかわらず、当時は一般的なヒットには到らず、後年徐々に名曲として認知されることになりますが、当時メンバー間でも囁かれていた「チューリップは"姫野達也"がメイン・ヴォーカルの曲でないと売れない」というジンクスをしっかりと守る結果となっています。(チューリップ初期のヒット曲"心の旅"、"夏色の想い出"、"銀の指輪"等は全て姫野達也がメイン・ヴォーカルを取っています。)
*"サボテンの花"(1975年)なども『青春の影』と同様のパターンで、財津和夫メイン・ヴォーカルの最初のヒット曲は"虹とスニーカーの頃"(1978年)。

THE BEST OF TULIP

B0002MOLZGTHE BEST OF TULIP
チューリップ 財津和夫 瀬尾一三
東芝EMI 2004-09-08

 チューリップの名曲、ヒット曲をコンプリートしたメンバー公認オフィシャル・ベスト盤。隠れた名曲"博多っ子純情"を収録しているのが嬉しいところ。

ライヴ!! アクト・チューリップ vol.2

B0009WQH7Yライヴ!! アクト・チューリップ vol.2 (紙ジャケット仕様)
チューリップ 財津和夫 上田雅利
東芝EMI 2005-08-03

 チューリップのライブ・アルバムの中では個人的に一押しの作品。チューリップの"ロック・バンド"としての魅力が一番詰まったアルバムではないかと思います。
 1976年8月、札幌・真駒内アイスアリーナ、福岡・九電記念体育館にて収録された、不朽の傑作ライヴ・アルバム!(1976年発表)


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