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『Beggars Banquet(ベガーズ・バンケット)』(1968年)以降、名盤を立て続けに発表したTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)。1969年に発表された『Let It Bleed(レット・イット・ブリード)』は前作『Beggars Banquet』でのアメリカ南部の音楽への傾倒を更に昇華させた非常に完成度の高い、60年代のTHE ROLLING STONESを代表する傑作アルバムです。
Brian Jones(G.ブライアン・ジョーンズ)からMick Taylor(G.ミック・テイラー)への過度期に作られたこのアルバムは、正にKeith Richards(G.キース・リチャーズ)の独壇場。Keith Richardsのアルバムと言っても良いほどです。Nicky Hopkins(ニッキー・ホプキンス)、Al Kooper(アル・クーパー)、Ry Cooder(ライ・クーダー)などのゲスト参加も各曲に多彩な彩り加えています。(タイトルの『Let It Bleed』はTHE BEATLES(ザ・ビートルズ)の『Let It Be(レット・イット・ビー)』を意識してつけられています。)
1.Gimme Shelter
2.Love In Vain
3.Country Honk
4.Live With Me
5.Let It Bleed
6.Midnight Rambler
7.You Got The Silver
8.Monkey Man
9.You Can't Always Get What You Want
Mick Jagger :Vo (ミック・ジャガー)
Keith Richards :G (キース・リチャーズ)
Mick Taylor :G (ミック・テイラー)
Bill Wyman :B (ビル・ワイマン)
Charlie Watts :Dr (チャーリー・ワッツ)
2003年のTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)来日時に9曲の収録曲のうち7曲が演奏された事から分かるように、このアルバムにはTHE ROLLING STONESを代表する曲を数多く収録。アルバム製作当時、ドラッグの影響からBrian Jones(ブライアン・ジョーンズ)は殆ど楽器が演奏できない状態になっていたため("Midnight Rambler"でパーカッションを演奏)、Keith Richards(キース・リチャーズ)のギターが全面的にフューチャーされています。(ここでのKeith Richardsのギター・スタイルは、レコーディングに参加したRy Cooder/ライ・クーダーの影響が大きい、とも言われます。)
また、アルバム製作中の1969年7月、Brian JonesのTHE ROLLING STONES脱退直後の死(アルバム発表前に自宅プールで水死体で発見され、未だに"謎の死"と言われています)。1969年の北米ツアーの最後を飾ることになるはずだった同年12月6日のオルタモントでのフリー・コンサート中には警備を担当したヘルズ・エンジェルスが黒人青年を刺殺(フラワー・ムーブメントの終焉を告げたとも言われる所謂"オルタモントの悲劇")、そうした状況下の中で発表されたアルバムでもあります。(アルバム『Let It Bleed』は1969年12月5日発売。)
THE ROLLING STONESのアメリカ公演(上記したオルタモント公演を含む)を収録した映画のタイトルにもなった"Gimme Shelter"は、不穏なこの世の中から逃げ込むシェルターが欲しい、というヘヴィーな歌詞をMick Jagger(ミック・ジャガー)がソウルフルに歌い上げます。後半に聴かれるMerry Clayton(メリー・クレイトン)のヴォーカル・ソロも特筆もの。演奏全体を引っ張るKeith Richardsの格好良過ぎるギター・リフにMick Jaggerのヴォーカルとハーブが絡む、真夜中に彷徨う反抗者を歌うライブでのハイライトナンバー"Midnight Rambler"。Robert Johnson(ロバート・ジョンソン)の名曲をTHE ROLLING STONES風に消化し、Mick Jaggerの哀しくも切ない素晴らしい名唱が聴ける"Love In Vain"。Keith Richardsがヴォーカルを担当したカントリー風味のバラード"You Got The Silver"。アルバムの最後を締めくくる後半の盛り上がりが素晴らしい名曲"You Can't Always Get What You Want"。(Al Kooper/アル・クーパーがキーボードで参加。)
THE BEATLES 当時発表予定だった(ザ・ビートルズ)の『Let It Be』(1970年)に対抗?してつけられたアルバム・タイトルを始め、THE ROLLING STONES風カントリーの解釈"Country Honk"、セクシーな歌詞を持ちKeith RichardsのスライドとNicky Hopkins(ニッキー・ホプキンス)のローリング・ピアノが聴きものの"Let It Bleed"、スラングでホモの意である"Monkey Man"、ジャケット写真のメンバーのミニチュア人形が乗ったケーキと裏ジャケットの食い散らかされたケーキ、などTHE ROLLING STONESの遊び心も更に磨きがかかっています。
*後に正式加入することになる元John Mayall & The Bluesbreakers(ジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズ)のMick Taylor(G.ミック・テイラー)は"Country Honk"、"Live With Me"の2曲に参加。
■Beggars Banquet(1968)
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Brian Jones(ブライアン・ジョーンズ)が参加した事実上最後のTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)のアルバム。代表曲"Sympathy For The Devil"、"Street Fighting Man"他収録。
■Sticky Fingers (1971)
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Mick Taylor(G)加入後初のスタジオ録音盤。Keith Richards(キース・リチャーズ)のルーズなギターとMick Taylor(ミック・テイラー)の流暢なギターの絡みが素晴らしい。Keith RichardsのオープンGチューニング・ギターのカッティングが光る"Brown Sugar"。Mick Taylorの素晴らしいソロが聴ける"Sway"、"Can't You Hear Me Knocking"。ロックンロール・ナンバー"Bitch"他収録。(スティッキー・フィンガーズ)
■Exile on Main Street (1972)
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アメリカ音楽のルーツへのTHE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)風アプローチ。ルーズでテンションの高いブルーズ・ロックが繰り広げられる2枚組(CDでは1枚)の傑作アルバム。"Tumbling Dice"、Keith Richards(キース・リチャーズ)の定番ヴォーカル・ナンバー"Happy"他収録。(メインストリートのならず者)
■Goats Head Soup (1973)
[試聴]iTunes Music Store - The Rolling Stones
Mick Taylor(ミック・テイラー)の円熟味を増したギター・プレイが光る『Goats Head Soup(山羊の頭のスープ)』ですが、The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)にとっては、名盤『Exile on Main St.(メインストリートのならず者)』後のアルバムとしては、全編通して感じさせられる気だるい雰囲気もあり、地味な印象を与えられざるを得ない作品。
しかし、各楽曲のクオリティは高く、パワフルなロックン・ロール・ナンバー"Doo Doo Doo Doo Doo"、Star Star、名バラード"Angie"等の代表曲も収録されており、一般的な評価は低いのですが決して駄作ではありません。(1973年発表。)
■Forty Licks (2003)
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レーベルの枠を超えたオール・タイム・ベスト。
THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)入門編としてはこれ以上のものはありません。
 | ロックン・ロール・サーカス ザ・ローリング・ストーンズ ジョン・レノン オノ・ヨーコ ユニバーサル インターナショナル 2007-06-13
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